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映画「孤狼の血」のネタバレ感想!熱演に感涙!原作との違いは?

   

こんにちは、若竹です。

ついに公開された映画「孤狼の血」を見てきました!

正直「あんなに濃い内容を2時間に収められるのか?」という不安もあったのですが、ふたを開けてみれば、しっかりと原作の「熱さ」が詰め込まれていて大満足!

結論から言えば、めちゃくちゃ面白かったです!

なんといっても見どころは役所広司(破天荒なヤクザ刑事)と松坂桃李(エリート新米刑事)それぞれがたっぷりと見せつけてくれる「男の格好良さ」!

いぶし銀、ハードボイルド、一匹狼。

まさに「男が惚れる男」というべき魅力120パーセントな両名の名演は、本当に必見です!

というわけで今回は、映画「孤狼の血」の感想をお伝えしていきたいと思います!

※映画・原作小説のネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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映画「孤狼の血」のネタバレ感想!

では、まずは改めて物語のおさらいから。

初見で見た方はもしかしたら勢力図がいまいち頭に入ってこなかったかもしれませんし、復習から始めていきましょう。

 

舞台は昭和末期の広島。

加古村組と尾谷組という2つの組の縄張り争いを軸に物語は進んでいきます。

もともと呉原(モデルは呉)は尾谷組のシマだったのですが、組長の尾谷は刑務所の中。

加古村組はその隙をついて縄張りを奪い取ろうとしています。

ただし、その加古村組を裏で操っているのは上部団体の五十子会(いらこかい)

主人公である悪徳刑事・大上は「尾谷組 vs 加古村組(五十子会)」の抗争を阻止することを目的として、あらゆる手段を講じていきます。

しかし、そんな大上の尽力もむなしく抗争は勃発。

その後、頼みの綱である大上は五十子の説得に失敗して殉職。

このままでは呉原は泥沼の戦いに突入してしまう…というところで日岡が覚醒し、新たな「狼」となって抗争に終止符を打ち、物語は幕引きとなりました。

※原作小説の詳しいあらすじはこちら!

関連記事:「孤狼の血」のあらすじとネタバレ!魂が震える結末に感動!

 

このあらすじだけ見てもわかるように「孤狼の血」は「仁義なき戦い」や「アウトレイジ」に類似する作品です。

飛び交う広島弁。旧タイプヤクザ全盛期の昭和末期の舞台。すっかりヤクザが板についているピエール瀧(笑)

まさに「任侠映画」そのものの世界観であるといえるでしょう。

しかし!

個人的には「孤狼の血」の本質はそこではないと思っています。

なぜなら、「孤狼の血」は悪徳先輩刑事と熱血新米刑事の「バディ(コンビ)もの」でもあるからです。

そして「孤狼の血」の「熱さ(=面白さ)」はそんな2人の関係性の中にこそあるからです!

 

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大上と日岡の関係に胸が熱くなる!

読者(視聴者)の立場から見ると、2人の関係性は次のように変化していきます。

・第一段階「ヤクザよりヤクザな悪徳警官(大上)」と「不本意ながらやっかいな刑事とコンビを組まされたエリート新米刑事(日岡)」

・第二段階「懇意にしている尾谷組のために敵対する暴力団員を亡き者にした過去を持つ犯罪者刑事(大上)」と「実は大上を内偵するために送り込まれた監察官(日岡)」

・第三段階「誰よりも気高く己の『正義』のために行動し殉職した一匹狼(大上)」と「大上の本当の姿に気づきその跡を継ぐ覚悟を決めた新たな狼(日岡)」

 

この一連の関係性の中で注目したいのは、やっぱり「日岡の内面の変化」ですね。

・第一段階:杓子定規なエリート新米刑事である日岡は、違法捜査し放題で、さらにはヤクザから現金まで受け取っている大上に嫌悪感を抱く。

・第二段階:監察官として大上の悪行を記録する一方で、日岡は刑事としての大上の手腕・執念に尊敬の念を抱き始める。

・第三段階:大上の本当の姿を知った日岡は、亡き大上に最大級の畏敬の念を払い、その跡を継ぐことを決意した。

映画では日岡の感情が「嫌悪 → 尊敬」に変わっていく描写が少なかったですが、大上の遺体を目の前にした日岡の動揺ぶりや、その後の豚小屋のシーンでは「いかに日岡が大上のことを尊敬していたのか」がダイレクトに伝わってきてよかったですね。

特に豚小屋で日岡が初めて人を殴った場面は、この映画屈指の名シーンではないでしょうか。

このとき、日岡はまだ「大上の真の姿(※)」を知っていない状態です。

それなのに日岡は「警察官が(たとえ相手がヤクザであっても)市民を殴るようなことがあってはいけない」というそれまでの自分のモラル(正義)を破ってまで、大上のために拳を振り下ろし続けました。

・それまでの自分の殻を破って「まるで大上のように」人を殴ったこと

・豚小屋で大上の持ち物である「大上のライター」を拾ったこと

私には日岡が「2代目の狼」になったことを象徴しているシーンであるように思われました。

また、名シーンといえば、日岡が大上によって墨を入れられた「内偵記録」を見るシーンにもジンときましたね。

大上はかなり早い段階から日岡がスパイであることに気づいていました。

気づいていてなお、日岡に素質を見出し、自分の後を任せるに足る刑事として信頼していたのです。

そんな大上の思惑を日岡が知った時、すでに大上は雲の上。

このシーンの日岡の心境を想像しただけで、目頭が熱くなってきます。

振り返ってみると、この映画で胸が熱くなったシーンはすべて「日岡と大上の関係性」を描いたものでした。

読者(視聴者)は自然と日岡に感情移入してしまうので、大上殉職以降の展開で感動した方も多いのではないでしょうか。

ちなみに私は

・日岡が大神の遺体を確認するシーン

・日岡が豚小屋で大上の仇を殴ったシーン

・日岡が墨の入った「内偵記録」を読むシーン

これらすべてのシーンで号泣…いや、男泣きしていました。

「『孤狼の血』ほど男の生きざまによって男を泣かせる映画はないだろう」

というのが、映画鑑賞後に強く思った素直な感想です。

 

※「大上の真の姿」…並みいる登場人物が全員己の保身だけを考えている中で、大上だけは一般人の安全のためだけに行動していた。大上にとって暴力団は「駒」。摘発して地下に潜伏されるよりも、囲っておいた方が操りやすい。一見暴力団と癒着しているように見えるのは、その方がコントロールしやすいからという理由であり、自分の利益のためではない。大上の目的は終始(市民の安全のため)抗争を未然に防ぐことだった。そのためなら違法な捜査だってするし、警察上層部をも脅迫する。それが大上流の『正義』

 

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映画と原作の違いは?続編にも注目!

細かな設定変更は見られたものの、映画「孤狼の血」はかなり原作に忠実につくられていました。

その中でも「あれ?ここはこうするんだ?」と私が思った点は3つ。

 

1.ライターの受け渡し方法

大上が買った「狼のレリーフが入ったライター」は作中でも特に象徴的なアイテムです。

大上(オオガミ)こそが腐った警察組織にも屈せず暴力団と五分に渡り合える一匹狼(オオカミ)だという象徴。

大上の没後、このライターは日岡に渡り、日岡が2代目であることを印象付けます。

映画では日岡が大上が始末された豚小屋へと赴き、手を土まみれにしながら遺品として発見していましたね。

一方、原作では、このライターは自らの最期を予感していた大上の手から、直接日岡へと受け渡されています。

原作小説では「大上から日岡へ」託した形になっていますが、映画では「日岡から大上へ」の尊敬が感じられるシーンになっていました。

どちらもそれぞれ熱い展開ですよね!

個人的には映画版のライター継承方法も結構好きでした。

 

2.内偵記録の墨

小説を映画化するときに最もハードルとなるであろう『叙述トリック』

今作にも「トリック」という感じではありませんが、小説媒体ならではの表現がありました。

それが「墨で一部文章が消された内偵記録」の存在です。

小説では各章のはじめにこの「虫食いの内偵記録」が提示されていて、その『虫食いの理由』はとっておきの激熱シーンとして物語終盤に明かされる…という仕組みになっています。

ネタバレしてしまうと、原作における虫食いの理由は「日岡が自ら大上の不正を隠匿するために墨を入れた」から。

「警察組織を敵に回してでも大上の正義に倣う」という2代目としての日岡の覚悟が表れている、とても印象的なシーンでした。

一方、映画では内偵記録に墨を入れたのは大上。

「自らの不利になることを隠すため」というよりは「師として弟子の記録を採点している」という印象が強い行動で、日岡が監察の犬と知ってなお期待を寄せているという大上の寛大さと信頼感が表れているシーンでした。

この点も映画と原作ではかなり意味合いが異なっていますが、どちらも作品の雰囲気を盛り上げる熱い展開だったと思います。甲乙つけがたい!

 

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3.結末について

映画では「五十子が命(タマ)とられて、日岡が2代目を継いだ」というところで幕引きでした。

一方、原作ではもう少し先のことまで描かれています。

・尾谷は引退を表明。一ノ瀬が2代目襲名。

・日岡は派出所へと左遷。16年かけて元の呉原東署刑事課暴力団係へと戻ってくる。

映画では描かれていませんでしたが、小説のプロローグとエピローグにはちょっとした仕掛けがあって、それに気づいた読者が「おお!」と思ったところでジ・エンド。

結末で描かれていた「かつての大上のように成長した16年後の日岡」もちょっと映像で見たかった気がします。

 

★続編について

もともと小説「孤狼の血」は1冊で完結した物語だったのですが、ファンからの強い希望に応えて続編小説が発売されています。

タイトルは『凶犬の眼』(2018年3月30日発売)

左遷後の日岡を主人公に、新たな物語が描かれています。

映画から入った方は小説「孤狼の血」ともどもチェックしてみてはいかがでしょうか。

映画や小説の反応が良ければ「凶犬の眼」も映画化するかも!

 

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まとめ

映画「孤狼の血」がついに公開!

今回は熱すぎる映画の感想をお届けしました!

いやもう全く、もし役所広司さんや松坂桃李さんが「他の俳優さんよりちょっとでも好き」なら、今作はスクリーンで見ておかないと本当に損します!

もちろんストーリーも最高なんですが、その軸となる大上・日岡を演じるお二人が最高なんです!

特に私が目を瞠ったのは松坂桃李さんの熱演!

先日公開された映画『娼年』での演技も艶めかしく良かったのですが、今回の「男くさい」役柄も見事にハマっていて、感動させられました。

なので、最後にもう一度声を大にして言っておきたいと思います。

松坂桃李ファン、必見!

…とはいえ、ジャンルとしては完全に『任侠(男性向け)』なので、血とか暴力シーンとか見たくない方はやめといた方がいいかもしれません。

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