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小説「GIVER 復讐の贈与者」のネタバレ!義波(ギバー)の本名や過去とは?

日野草「GIVER 復讐の贈与者」がドラマ化!

吉沢亮さんが主演を務めるということで話題になっていますね!

私は原作小説のファンなので、どんなふうに実写ドラマ化されるのか楽しみです。

「GIVER 復讐の贈与者」の特徴といえば、何重にも読者の予想を裏切ってくる意外性抜群なストーリー展開!

「ええ!そういうことだったの!?」と何度も思わされるどんでん返しのトリックは一度ハマるとクセになります。

また、結末で明かされる謎多き中心人物「義波(ギバー)」の素性にもなかなか凝った設定があって面白いんですよね。

というわけで、今回はそんな小説「GIVER 復讐の贈与者」のあらすじとネタバレをお届けしていきたいと思います!

復讐代行会社「援助者(サポーター)」設立の秘話とは?

義波(ギバー)の本名や過去とは!?

小説「GIVER 復讐の贈与者」のあらすじとネタバレ!

★はじめに

・小説「GIVER」は6つの短編からなる連作短編集です。今回はその6つの短編すべてのあらすじ・ネタバレを順番にご紹介します。

・小説「GIVER」は「06 ショット」から始まり「01 ギバー」で完結します。短編が進むごとに時間が巻き戻っていく特殊な構成になっているんですね。最後(時間軸的には最初)の短編では義波やテイカーの素性や復讐代行業者の設立秘話などが明かされます。

・ドラマでは原作にないオリジナルストーリーも放送されますが、そちらのあらすじネタバレは含まれていません(結末は同じだと予想しています)

それではさっそく、1つ目の短編から見ていきましょう!

 

06 ショット

高藤司は焦っていた。

普段なら来ることもないホラー専門の中古DVD店。

あと3時間以内に、この店がオークションにかけている非合法の映像を手に入れなければならない。

高藤が求めているのは、フィクションではない本物の「殺人映像(スナッフ・フィルム)」

他人の手に渡る前に、どんな手段を使ってでもソレを手に入れなければならない…。

 

店番をしているのは、いかにもオタクという雰囲気の青年だった。

エリートの高藤とは真反対の、人生の落後者。

高藤はバイトの店員を内心で見下しながら、金で買収してしまうことに決めた。

「仕方ないですね…。ついて来てください」

店員によれば、オークションにかけられているDVDは店外に保管されているという。

高藤は店員の案内に従い、車へと乗り込んだ。

 

車中、店員は目的のDVDについて口を滑らせた。

「あれは、いいものですよ」

映っているのは、4人の中学生男子。

3人が1人を取り囲んでいて、自分で首を吊るように強要するという内容。

4人の顔も名前も、DVDには収められているという。

「ところで、あなたはどの人なんですか?」

高藤は凍り付いた。

運転席に目をやると、店員の雰囲気がガラリと変わっていることに気づく。

どこまでも冷たい目。

「4人のうち1人は、被害者の佐倉良介君。残りの3人、高藤司と真柴幸一、村木悠太。あなたはその中の誰ですか?」

高藤がポケットからナイフを取り出すよりも早く、男の腕が伸びた。

薄れゆく意識の中、高藤は正体不明の男の顔を見る。

いったい何者なのだろうか?この義波と名乗った男は…。

 

目が覚めると、拘束されていた。

場所は薄暗い廃車のプレス工場。

「目が覚めましたか、高藤司さん」

いかにもな黒ぶちメガネを外した義波は、さっきまでのオタク店員と同一人物だとは思えない。

背筋は伸び、口調も実に落ち着いている。

「…あんたは、誰だ?」

「GIVER(ギバー)、復讐を与えるものです」

喉の奥で少しだけ笑うと、義波は事の真相を話し出した。

 

※以下、ネタバレ

 


 

依頼人は、佐倉良介の妹・佐倉敬子。

10年以上の時を経て兄の首つりの真相を知った敬子は、復讐代行業者「援助者(サポーター)」に復讐を依頼した。

義波たちは架空のDVDをオークションにかけて、そのことを3人に手紙で知らせた。

過去の悪事がネットの海に流出でもした日には、人生がめちゃくちゃになってしまう。

焦ってDVD店に乗り込んでくる獲物を、義波は待ち受けていたのだ。

まるで、狩りをするように。

 

一通りの事情を説明すると、義波は言った。

「こんなところかな?もう行かなくちゃ。今夜中に、他の2人にも同じ罰が与えられる。僕の他にも復讐の実行役はいるけど、僕がメインだから、そっちの現場にも行くんです。じゃ、そういうことで」

「おい、待て!」

高藤の叫びを遮るように、義波はガムテープで口をふさいだ。

義波はそのまま男を廃車のトランクに押し込む。

「この車、明日の朝にはプレスされます」

そう宣告すると、義波は最後の仕上げとして赤外線機能付きカメラを設置した。

実は今までの様子もすべて撮影していたのだという。

「仕事を完遂した証拠として、佐倉敬子さんに映像をお渡しします。じゃあ、ロングショットを楽しんでください」

編集(カット)の手が加えられていない、撮りっぱなし(ショット)のスナッフ・フィルム。

数時間後には、そのクライマックスが映像に収められることになる。

<06 ショット・完>

 


 

05 ピースメーカー

青山和典(45)は希望を抱いていた。

今日は大手ホテルチェーンへの再就職を決める面接の日。

妻も娘も心から応援してくれている。

頑張らなくては…!

 

面接室は意外なことにホテルのスイートルーム。

青山の他にも2人の男女が一緒に面接を受けるようだ。

面接官だという茶髪の青年が準備をしている間に、受験者たちは自己紹介を交わした。

ところが、何か様子がおかしい。

西脇という男は「弁護士に呼ばれてきた」と言い、水沢という女は「グループセミナーに来た」と言う。

…どういうことだ?

 

茶髪の若者は戻ってくるなり「今日は再就職の面接でも、グループセミナーでも、弁護士との相談会でもありません」と宣言し、手にした古い新聞記事を机の上に放り投げた。

水沢が悲鳴を上げ、西脇と青山は顔を凍り付かせた。

集められた3人の共通点。それは…

「ここにいる皆さんは、7年前から2年間立て続けに起こった西東京市少年少女連続殺害事件の、被害者遺族の方ですね」

凍り付いた沈黙は、青年の言葉が事実であることを物語っていた。

 

茶髪の若者は義波と名乗ると、状況説明を始めた。

1.義波は復讐代行業者の人間であり、例の事件の犯人から依頼を受けた。

2.依頼内容は、遺族が持っている「あるもの」を取り返すこと。それが何なのかは義波も知らない。

3.青山たちはすでに毒入りの飲み物を口にしている。「あるもの」を渡さないと解毒薬は手に入らない。

義波は10分間だけ待つと言うと、隣の部屋へと去っていった。

 

顔を突き合わせて相談してみたが、誰も「あるもの」が何なのか知らなかった。

しびれを切らした西脇が「義波を取り押さえよう」と提案し、水沢がその案に乗る。

こうなれば青山も協力しないわけにはいかない。

結果、青山が扉をノックする役、西脇が出てきた義波を取り押さえる役、水沢が最後に義波を縛る役をそれぞれ担当することになった。

青山は緊張した面持ちで、隣室へとつながる扉をノックした。

 


 

甘かった。義波は3人の会話を盗聴していたのだ。

義波は扉から出てくるなり手にした銃で西脇と水沢を撃った。

西沢は最後の力をふり絞って銃を叩き落としたが、それ以上はもう動けないようだった。

青山は落ちた銃を拾ったが、義波は西脇を盾にしている。

義波だけを撃つことは難しいように思われた。

「すまない。こうするしかないんだ」

口の中で呟いてから、青山は西脇ごと義波を撃った。

 

義波は銃弾をかわしていた。

すでに水沢と西脇は息絶えている。

青山は膝から崩れ落ちると、義波に告げた。

犯人が欲しいものが何なのか、俺にはわかる。ついてこい」

向かった先はホテルの駐車場。

青山が自身の車から取り出したのは、干からびて枝のようになった人間の指だった。

「なるほど、納得しましたよ。依頼人はこれを集めるために子供たちを手にかけていたんですもんね。あなたが依頼人の手口を盗んだのなら、その戦利品も依頼人のもの、ということですか」

青山が隠し持っていた指の正体は…

あなたが殺した息子さんの遺体から切り取った、両手の指」

 

※以下、ネタバレ

 


 

青山は再婚している。

青山には娘が、再婚した妻には息子が1人いた。

新しい息子は新しい家庭に馴染めず、決して青山を父と呼ぼうとしなかった。

やがて息子は不良の道に走り、新しい家庭を壊しかねないほどの悩みの種になってしまった。

このままでは、せっかく手に入れた平和な幸せが崩れてしまう。

困った青山は、世間をにぎわせている凶悪事件に目をつけた。

木を隠すなら森の中。

青山は不良息子を手にかけると、一連の事件を真似して両手の指を切断し、罪を凶悪事件の犯人になすりつけた。

計画は予想以上にうまく運び、青山は哀れまれるべき被害者遺族になった。

自分の罪が露呈することを恐れるあまり、切断した指はいつまでも手元から離さなかった。

 

「でも、慌てたでしょうね。娘さんが急に、息子さんの部屋を掃除すると言い出した時には」

青山の呼吸が止まった。

切断した指の隠し場所は、ずっと息子の部屋の中だった。

今日、車の中にそれがあったのは、義波の言う通り娘が息子の部屋を掃除すると言い出したからだ。

だが、どうして義波がそのことを知っている?

義波は感情の消えた目で、本当の依頼について語りだした。

 

義波の本当の依頼主は、青山の娘だった。

「純粋な娘さんですね。お父さんとお母さんを悲しませ続ける犯人に復讐するためなら、アルバイトで貯めたお金を全部使うなんて言うんだから。お嬢さんからの依頼は、義理の兄を手にかけた犯人を彼と同じ目に遭わせてほしいというものです」

依頼を受けた義波たちは当時の状況を洗い直し、青山が真犯人であることにたどり着く。

しかし、すぐには裁きを下さなかった。

「事情が事情なので、あなたをテストしようということになりました。もし自供してくれたら、お嬢さんに事情を話して、お嬢さんが許すと言えばそれで終わらせようと。しかし、あなたは自分の犯行を隠すために西脇を撃った。わかります?西脇と水沢の存在は、あなたへのテストだったんですよ」

西脇と水沢は最初から義波の仲間だった。

もちろん本当に撃たれたわけではないし、毒も口にしていない。

一方、本物の毒を飲んだ青山のタイムリミットは迫っている。

「し、仕方がなかったんだ…。みんなで幸せになる、ために…」

「みんなの幸せのため?嬉しいなあ、この期に及んでまだそんなたわごとが吐けるなんて。これで心置きなく仕事ができますよ」

すでに毒が回っていて、青山は体を動かすことができない。

義波は身動きの取れない青山をトランクルームに投げ入れた。

<05 ピースメーカー・完>

 


 

04 コールド・ケース

時刻は深夜。

田舎の道を若い男女が歩いている。

2人は今しがた「仕事」を終えてきたばかりだ。

女…朝美が持つスーツケースには、先ほどまで生きていたターゲットの亡骸が詰め込まれている。

 

2人にとって誤算だったのは、仕事が終わった途端に車が故障してしまったことだ。

だから、仕方なく歩いている。

やがて後方から一台の自動車が近づいてきた。

「困ってるの?乗っていく?」

助手席から中年の女が2人に声をかける。

「いいんですか?ありがとうございます」

不安から一言も声の出ない朝美に代わって、男はそう答えた。

 

朝美と男はスーツケースをトランクに詰め込み、後部座席に乗り込んだ。

助手席の中年女は優子、運転席の若い女は涼子という名前らしい。

「僕はコウイチ、彼女はレイコです」

「仕事」の大部分を担当した茶髪の青年は表情一つ変えずに偽名を名乗った。

 

トイレ休憩のため、一時的に停車した。

優子と涼子が用を足しに行っている隙に、朝美は男に小声で尋ねる。

「あの2人、どうするの?」

仕事終わりに顔を見られたのはマズイはずだ。

もしかしたら男は2人を始末するつもりなのだろうか…?

朝美の不安とは裏腹に、男は「逃がすよ」とそっけなく言った。

余計な仕事はしない主義らしい。名前を知られていなければ問題はないという。

 

「今夜の仕事は、君がやるはずだった。僕はあくまでもサポートだけのはずだった。そうだろう?」

男の言葉に、朝美はうつむく。

男が指摘するように、朝美はやると決意した仕事を完遂できなかった。

獲物にとどめを刺したのも、現場や遺体の後処理をしたのも、全部男の方だ。

「君にはこれ以上のことは無理だ。残りの仕事は僕一人でやる。君は戻るんだ」

戦力外通告。

朝美は顔を上げて懇願した。

「そんなのはだめ。私も一緒にやる」

「いいか、朝美…」

言い聞かせるようとする男の言葉を遮って、朝美は言った。

「聞いてよ、和樹!

「…かずき?」

2人は驚きのままに振り向いた。

信じられないほど近くに、涼子の姿があった。

「…あさみ、って誰?」

 


 

「…友達の名前ですよ」

涼子は和樹の苦しい嘘を信じたようだった。

しかし、名前まで聞かれてしまったからには生きて帰すわけにはいかない。

和樹と朝美は2人を始末する計画を立てた。

1.和樹が助手席に座る優子の首を後ろから絞める

2.朝美が運転席の涼子にナイフを突きつけ、停車させる

3.2人の命を奪う

優子の首を絞め、涼子にナイフを突きつけるまでは順調だった。

しかし、涼子が急ハンドルを切って車を暴走させたのは完全に想定外の出来事。

車はガードレールを突き破り、なだらかな崖の下まで転落した。

 

朝美が車の外に出ると、和樹が立ったまま優子の首を絞めていた。

少し離れたところに涼子もいる。

和樹の脅しに従って両ひざをつき、両手を上げた状態の涼子に朝美は近づいていく。

…涼子の首筋は無防備そのものだ。

「ねえ、私たち何も悪いことしていない。なんでこんなことするの?」

涼子の言葉は正しい。今から何の罪もない人を手にかけるのだ。

やりたくないけど、やらなくちゃいけない。

朝美がナイフを振り上げた、その時だった。

「できるのか?」

声の主は確かに涼子のはずだ。しかし、その声質は明らかに先ほどまでのものとは違う。

「君はあのスーツケースに入ってる男でさえ、自分で殺せなかったじゃないか。あんなにひどいことをされたのに」

混乱する朝美の隙をついて、涼子は素早く行動した。

朝美の手に握られていたナイフが一瞬でどこかへと飛んでいく。

その1秒後には、朝美の顔は地面に強く打ちつけられていた。

見れば、いつの間にか和樹も優子によって地面に倒されている。

涼子が一声かけると、優子はなんでもないように和樹の腕の骨を折った。

 

※以下、ネタバレ

 


 

「改めて自己紹介しておく。僕の名前は義波」

さっきまで若い女の姿だった人物は、いつの間にか冷たい目をした男の姿に変わっていた。

「君は野上麻美さん。あっちの彼は、小野田和樹くん。スーツケースの中に入っているのは、河田敬二」

義波はすらすらと朝美たちの素性を言い当てていく。

「知って…」

「るよ。河田敬二はチンケな結婚詐欺師だ。君は河田の獲物の1人だった」

「あなたたちは、何なの?」

「僕たちは復讐代行業者。今日の標的は河田敬二だった。ある人からの依頼を受けて行ってみたら、君たちがいたというわけだ」

獲物を横取りされた義波たちは、朝美たちのことについて調べた。

すると、事情はすぐにわかった。

朝美と和樹は、同じバイト先で働く同僚の関係。

和樹はかつて少年犯罪グループに所属していて、人の命を奪った経験がある。

朝美は和樹が自分に惚れているのを知っていて、河田への復讐の協力を頼んだ。

和樹は朝美と共犯関係になることで特別な関係になれると思い、協力を了承した。

「ねえこれ、純愛ってやつ?」

悪いのは自分の方で、もう一人の方は悪くない。

お互いにそう主張する和樹と朝美を面白そうに眺めて、義波は中年女に言った。

 

「涙が出るほど素敵な話だけど、とっても残念だわ。あたしたちの組織にはね、守らなくちゃいけないルールがあるの。受けた依頼は必ず果たす。仕事の目撃者は消す。仲間は裏切らない」

義波たちにとって、朝美と和樹は邪魔者にして目撃者。

今から始末されるのだ、と朝美の全身が理解していた。

ゆっくりとした足取りで義波が近づいてくる。震えが止まらない。

「解決方法は1つしかない。僕たちがやるべき仕事を、君たちがやってしまった。そして君たちは目撃者だ。だから…」

残酷な宣告を予想して、朝美は目を閉じた。

「だから、僕たちの仲間にならないか?

「…え?」

 

朝美と和樹はお互いのために逃げようともしなかった。

「仲間を裏切らない」という条件を満たしている。

組織の一員になれば、目撃者として始末する必要はない。

それに何より、復讐代行業者は人手不足だった。

「どうかな?これしか君たちの命をつなぐ方法はないんだけど」

朝美と和樹の答えは決まっていた。

今夜、とっくに日常を捨て去る覚悟は済ませてある。

…もう、戻れない。

<04 コールド・ケース・完>

 

※補足

この短編はいわゆる叙述トリックもので、途中まで「和樹=義波」だと読者に錯覚させる仕掛けが施されてあります。映像で見れば一発でバレるトリックなので、ドラマでは採用されないのではないかと思われます。

 


 

03 トマス

目が覚めると同時に、彩は自らが誘拐されたことを思い出した。

時刻は夕方の5時。

あと2時間でライブが始まってしまう。

今日のライブは、彩たち「トマス」のメジャーデビューがかかった大事なステージだ。

ボーカルである彩が遅れるわけにはいかない。

目の前に立っている茶髪の誘拐犯は、「トマス」の人気を妬んだ売れないバンドマン、といったところだろうか…?

 

男は彩が目覚めたことを確認すると、ノートパソコンを操作した。

「これを見て。もうひとり、誘拐してあるんだ」

「トマス」の相方である凌かと思ったが、ディスプレイに映し出されたのは最古参ファンである繭子だった。

しかし、なぜ繭子までもが…?

男がノートパソコンのキーを押すと、画面に新たなディスプレイが浮かび上がった。

そこに映し出されたのは、凌の死体。首には何かで絞められた跡が残っている。

「さて、ここからが本題だ。いったいどっちが彼の息の根を止めたんだい?

「…は?」

「凌くんから依頼されたんだ。自分が殺されたとしたら、犯人は彩か繭子。真犯人に罪の告白をさせて俺と同じ目に遭わせてやってくれ、と」

 

彩も繭子も全身で「わたしは犯人じゃない」と主張した。

しかし、男はそんな茶番を許すほど甘くはない。

告白しないなら両方に危害を加えるという脅迫に屈し、彩は苦々しく言った。

「わたしも彼女も、凌を殺してない。だけど…殺そうとはしてたの

 


 

彩は諦めたように「トマス」の真の姿について話し出した。

1.トマスはもともと繭子が彩の歌唱力を見出したことからスタートしたユニットだった。

2.トマスの作詞や衣装デザインは繭子が担当していた。お金持ちの令嬢である繭子は最古参のファンではなく、トマスの陰のプロデューサーだった。

3.凌は作曲と容姿を評価されて後から雇われたメンバーだった。

では、なぜ彩と繭子は凌を手にかけようとしたのか?

それは、メジャーデビューを目前に凌がトマスをやめると言い出したからだ。

凌の口からトマスの真実が漏れれば、せっかくのメジャーデビューも台無しになってしまう。

だから、彩と繭子は口封じを計画した。

だが、計画を実行するのはメジャーデビューを決定づける今日のライブの後でなければならない。

密かに用意していた青酸カリも未使用のまま手元にある。

だから、この時点ですでに凌が絶命しているのならば、それは彩でも繭子でもない第三者の手によるものだ。

彩は包み隠さず真実を説明し、身の潔白を訴えた。

「わかってくれた?わたしたちは犯人じゃない」

「うん」

誘拐犯の男は手を伸ばし、パソコンのキーを押した。

「実はね、最初からそれはわかってたんだ」

 

※以下、ネタバレ

 


 

ディスプレイに映し出されたのは、ライブ会場の生中継。

すでに会場には多くの客が入っており、ステージの上には凌が立っている。

「聞こえてるか、彩!繭子!ベラベラとまあ、都合よく話してくれたな。ありがとよ。おかげでこの会場のやつら全員、おまえらの正体を知ったぜ!」

彩がトマスの裏側を暴露している様子は、ライブ会場に中継されていた。

彩が時刻を確認した時計は時刻をずらしたものであり、すでに7時のライブ開始時間になっていたのだ。

ステージ上の凌は心底愉快そうに話し続ける。

「警察には行かないでいてやるよ。おまえらが楽しみにしてた音楽事務所の人にも、今の聞かれたしな。ファンを騙して、そのうえ邪魔になったからって相方に毒を飲ませようとした彩を、またどっかの事務所が拾ってくれると思うか?世の中がそんなに甘ければいいよな」

言われるまでもなく、彩と繭子の顔は絶望で青白くなっていた。

メジャーデビューを果たすという彩と繭子、魂の双子(トマス)の夢は、もう叶わない。

 

それまで沈黙を保っていた男は、ディスプレイを消すと言った。

「僕の名前は義波。復讐を与える者。恨みを晴らすと言っても、どこかの時代劇みたいに相手の命を奪うとは限らない。今回みたいに、ターゲットの大事なものを潰すことが一番の復讐になることもある」

心が砕けてしまった彩を一瞥してから、義波はその場から去った。

<03 トマス・完>

 


 

02 ロスト・ボーイ

「君に会いに来たんだ」

義波はそう言うと2年前の新聞記事を広げた。

見出しは『小学生3人自殺』

「君だね?君がこの3人を殺したんだ」

義波と相対しているのは、中学生の男の子。

彼は内心の動揺を悟られまいと平静を装いつつ「僕はあの事件には無関係だ」と否定する。

しかし、渾身の演技が義波に通じていないことは、その氷のような目を見れば一目瞭然だった。

 

スクール・セイバー。

それは学校の裏サイトに書き込まれた「お願い」を叶えてくれる都市伝説のような存在だ。

中学生の男の子…俊哉はそのスクールセイバーに成り代わり、同じ小学校に通う子供たちの願いを叶えていた。

恋の成就からいじめの仕返しまで。

他人の心理を読む天才である俊哉にとって、自分の意のままに他人を操ることはさして難しくはなかった。

ただ、ある時、俊哉は加減を間違えてしまう。

その結果が、義波が取り出した新聞記事に書かれてある事件だ。

俊哉が追い詰めてしまった3人は、いずれもいじめの加害者だった。

しかし、スクールセイバーにお願いした被害者も、俊哉自身も、命まで奪う気はなかった。

とはいえ、法律的には無罪だとしても、俊哉が事実上の犯人であることに変わりはない。

復讐代行者と名乗った義波は、被害者遺族あたりから依頼を受けたのだろう。

罪にふさわしい罰を受ける時が来たのだ。

短い時間のうちにそこまで考えて、俊哉は誤魔化すことを諦めた。

「取引をしよう」

俊哉の言葉が、静かな病院のロビーに響く。

「おそらく今晩、父が亡くなる。その最期を看取らせてくれたら、あとは好きにしていい。僕は逃げない」

義波は少し考えた後、釘を刺すように言った。

「待ってもいい。ただし、僕はいつも君を見ている。絶対に逃がさない」

 

俊哉の言葉通り、高齢の父親はその晩のうちに息を引き取った。

最期を看取ったのは、俊哉とその母親。

最初、母親の目には憎しみの炎が宿っていたが、父親が何事かを呟くと一転してその場にふさわしい悲しみの目に変わった。

父親の最期の言葉は「本物の俊哉にすまなかったと伝えてくれ」だった。

 

※以下、ネタバレ

 


 

泣き崩れた母親を置いて病室から出た俊哉を、義波が待ち構えていた。

「つまり、どういうこと?」

その場から遠ざかりながら、俊哉は義波に事の経緯を説明し始めた。

 

父親には2つの家庭があった。

籍を入れている妻の家庭と、愛人の家庭。

俊哉は愛人の家庭の息子であり、つまり俊哉の母親は父親にとっての愛人だった。

父親はやがて妻からも愛人からも憎まれるようになり、大病のため入院。

当然、妻の家庭から見舞いに来る家族はいなかった。

一方、俊哉の母親はこの期に復讐を果たすことを決意する。

入院した父親は記憶が混乱しており、可愛がっていた俊哉が交通事故ですでに亡くなっていることを忘れていた。

そこで、母親は俊哉の偽物を用意し、父親の命が失われる寸前に「あなたのせいで俊哉はこの世を去った」と告げることにした。

…ここまでが、母親の目に憎しみの炎が宿っていた理由。

では、なぜ母親はそこから一転して悲しみの目に変わったのか?

それは、父親が「ありがとう」と母親に告げたから。

父親は早い段階から俊哉が偽物であることに気づいていて、その存在を独自に解釈していた。

つまり、父親は「本物の俊哉は自分のことを恨んでいるから来ていないのだろう。偽物の俊哉はそれを知った自分が悲しまないように母親が用意した身代わりなのだろう」と都合のいい勘違いをしていたのだ。

純粋な感謝を向けられた母親は、それ以上夫を恨むことができなくなり、本来の気持ちである喪失の悲しみに暮れるしかなかった。

これが、病室での顛末の裏側。

付け加えるならば、偽物の俊哉の正体は小学校の教師である母親の元・教え子。

自分がスクールセイバーだと気づいた唯一の人間である担任教師から事情を聞かされ、一連の復讐計画を立てたのも偽物の俊哉の方だった。

 

俊哉(偽)の話を聞き終わり、義波は一つだけ質問した。

「君は父親に正体がバレても、先生に報告しなかった。なぜだ?」

「その方がいいからさ。憎んだままで終わるのと、愛情を上書きされるのと。どちらも苦しいことだけど、ぼくは、愛情のほうがいいと思った」

 


 

話は終わった。あとは義波の用件を済ませるだけだ。

「それでどうするの?どこで僕を殺すの?」

義波は不思議そうな目をして、予想外の答えを返した。

「…? 僕は、スカウトに来たんだよ」

「…は?」

「君にしてもらいたいのは、人の心の動きを読んで、相手を追い詰めること。復讐というのは与えられた痛みを相手に返すことだからね。ところがこれが難しい。うちの会社の誰にもできない。だから、君の才能が欲しい。僕たちの立案者(プランナー)になってくれ」

少年は何かを言おうとするが、言葉が出てこない。義波はさらに説得を続ける。

「君は人を操るのが楽しいんだろう?それに、君が暮らしてるあのアパートも、男と逃げた君の本当のお母さんが今は家賃を入れてるけど、いつ途切れるかわからないよ。うちはちゃんと給料を支払う。その才能、僕たちにくれ」

少年は内心で舌打ちした。全部、知られていたとは…。

「あんた、何者なんだよ」

「僕は義波だ。贈与者(ギバー)。復讐を与える者。義波は当て字だ」

少年にはわかった。だからこそ空恐ろしかった。この男の表情や感情は自分のものではない。それは、誰かほかの人間のものだ。

「…あんたみたいな人がどうして、その贈与者になったんだ」

「それを聞いたら、仲間になってくれる?」

「いいよ。聞かせて」

この男について知りたい、と少年は思った。

<02 ロスト・ボーイ・完>

 


 

01 ギバー

高野利夫は困惑していた。

高野は引退した元・殺し屋だ。

その高野を訪ねてきたのは、17年前に始末した尾崎夫婦の娘・尾崎春香。

春香の目的は、高野に奪われた両親の指輪のを取り戻すこと。

指輪を返せば命までは奪わないという春香の手には、実用的なナイフが握られていた。

言われるがままに指輪を渡すと、春香は言った。

「わたしはさっき、これをくれたらおとなしく帰ると言ったわね。そんなはずないじゃない。あんたは仇なんだから」

「…だろうと思ったよ」

春香がナイフを振り上げるであろうことを、高野は予想していた。

こめかみに重い一撃を食らわせて、先手を打つ。

高野は倒れた春香を浴室に運び、その喉を切り裂いた。

…これがつい数時間前の出来事だ。ここまではいい。

問題は浴室で確かに事切れている春香が、再び訪ねてきたことだ。

2人目の春香は聞き覚えのある声で、聞き覚えのある要求を高野に突き付ける。

繰り返される同じ会話。

…いったいどういうことだ?

高野利夫は困惑していた。

 

ふと、高野の頭に閃くものがあった。

春香には弟がいたはずだ。確か名前は尾崎冬矢

目の前の春香は、女装した冬矢なのではないだろうか?

納得した高野は安心して冬矢に奇襲を仕掛ける。

しかし、冬矢はそれを予知していたかのように身をかわすと、高野の頭に重い一撃を加えた。

うずくまる高野を冬矢が部屋の奥へと引きずっていく。

気絶するかしないかのギリギリのラインで高野の首筋を足を踏みつける冬矢の動きには、一切ためらいが感じられない。

素人ではない、と高野は直感した。

確かに尾崎夫妻は高野の同業者だった。

しかし、当時まだ子供だった冬矢がここまで熟練しているのは、実戦経験があるからだろう。

高野は油断なく構えたナイフで冬矢に襲い掛かったが、逆にそのナイフの刃を深々と胸に突き立てられて息絶えた。

 


 

「尾崎さん、用事は済みましたか」

すべてが終わった後、男が高野の部屋に入ってきた。

男の名は町田。冬矢をここまで案内した人物だ。

「はい、終わりました」

「お姉さんは、どこです?」

「お風呂場じゃないかな。たぶん」

町田の想像とは裏腹に、冬矢は最愛の姉の遺体を目にしても表情一つ変えなかった。

淡々と姉の体をスーツケースに入れて持ち出す。

「じゃ、いきましょうか」

悲しみ、怒り、憎しみ。冬矢の目にはおよそ感情らしき色が一切なかった。

 

町田の運転する車に乗って、目的地にたどり着いた。

そこは森のような美しい庭のある邸宅。

家の主は10代にさしかかったばかりの車いすに乗った少女だった。

「素敵な庭でしょう?あなたのお姉さんは、すごく気に入ったみたいだった」

冬矢は微笑みを浮かべて答える。

「うん。すごくきれい」

冬矢の口から出たのは、まぎれもなく尾崎春香の言葉だった。

完全に女性の…春香の声。いや、それだけではない。

「今のお姉さんにそっくりだった。きれいって。おなじ口調で、おなじ笑顔だった」

まるでコピーしたかのように。

「そうだろうね。僕には姉さんが言いそうなことはわかる。ずっと姉さんの真似をして生きてきたから。僕にはそうするしかなかった。僕は姉さんと違って、人の心がよくわからない。どんなときに笑うとか、相手の様子に合わせてこちらの声とか表情を変えるとか、そういうのがうまくできないんだ。だから、姉さんの真似をしている。姉さんは僕と違って、周りに合わせるのが上手だからね」

感情が欠落しているゆえに、姉を模倣して生きてきた存在。

それが尾崎冬矢。

町田は冬矢が姉のことを現在形で話していることに気がつき、ぞくりとした。

 

「私たちのこと、恨んでる?」

少女は冬矢に尋ねた。

尾崎春香に高野の情報を教えたのは少女たちの組織だ。

冬矢にとっては姉を失う原因をつくった人々であるともいえる。

「姉さんがあなたたちを恨んでるとは思えない。だから、僕はあなたたちを恨むことはできない。オリジナルがないのに、コピーはできないだろ?ただ…」

冬矢は泣き出しそうな顔をせずに言った。

「なんで姉さんがあんなことをしたのか、僕にはわからない。姉さんは疲れたからって言ってたけど、何にどう疲れたのか、僕にはわからない。ただひとつ、どうしてもいやなのは、僕を置いていったこと。死にたいとも言ってくれてないから、僕は死ぬこともできない」

冬矢の言葉に、少女のそばに控えていた中年の女が答えた。

「あなたに生きていてほしかったのよ。あなたを愛していたから」

「愛?」

冬矢の目には相変わらずなんの感情も浮かんでいない。

「おかしいな。姉さんはいちども僕を愛してるなんて言ったことなかったよ」

 

※以下、ネタバレ

 


 

冬矢の身の上話が終わると、今度は少女が口を開いた。

「私たち、仲間を探しているの。誰かの恨みを、その人に代わって晴らしてあげる仕事。復讐代行業を手伝ってくれる人」

少女は語る。

・金持ちの親が遊びで13人の子供たちを競わせたこと。少女はその勝者であり、ご褒美としてこの邸宅と莫大な資産の一部を勝ち取ったこと。

・自由を勝ち取ったと思ったとたんに病を患ったこと。大人になる前に命が尽きてしまうこと。

少女はその人生のほとんどを閉じられた環境で過ごしてきた。

父親の遊びで軟禁されていたといってもいい。

やっとゲームが終わって自由になったと思ったら、今度は病気が少女の自由を奪った

普通なら父親を恨むものだろう。

しかし、少女は恨めなかった。

人に愛されたことがなかったから。

愛情の裏返しである憎悪を抱くことができなかった。

だから、少女は勝ち取った財産で復讐代行を請け負うことにした。

依頼人にも、そして復讐される側にも、たくさんの愛情や憎悪がある。

「私はただ、たくさんの『心』が見たいの。この人生が尽きる前に。だから、復讐代行業者を始めるわ」

町田は組織の常識を担い、人と人とをつなげる役割。調整役(マッチャー)

お手伝いの中年女は復讐代行の現場で働く活動員。

「私は奪う人(テイカー)になる。誰かの恨み、憎しみ、その裏側にある幸せな感情を、私のものにする」

少女は再び尋ねた。

「私たちの仲間になってくれる?なにかしてほしいことがあるなら、それをしてあげる」

「…姉さんを、この庭に埋めてもいい?」

「…いいわ。他には?」

「僕の心をもらってほしい」

「え?」

「君は心を集めたいんだろ?そう言った。僕は今、とても痛い。両親がいなくなったときよりも苦しい。わけがわからないよ。こんなこと、今まで一度もなかった。変な気持ちなんだ。とても、嫌な感じだ」

そうは言うが、青年の顔には苦悶のしわはひとつも浮かんでいなかった。

「こんなとき、ふつうの人は泣いたり、暴れたりするんだ。それはわかってる。でも、僕がそんなことしても、この気持ちは消えない。僕が苦しんでみせるときは、ただそういう仕草をしているだけで、心を外に出しているわけじゃないから。だから、僕の心をもらってほしい」

「それは…どうやればいいの?」

「ただ言ってくれればいい。痛むのをやめろって」

「…痛まなくていいわ」

すると青年は、本当に痛みが消えたように深呼吸をした。そしてさらに言った。

「姉さんと一緒にいたいから、これからも擬態を続けたい」

「いいわ」

「それから…僕がどうすればいいのか、教えてほしい」

「私たちの力になって。たくさんの心を集めて、それを私に見せて」

冬矢は静かにうなずく。

少女は満足そうにうなずき返す。

「あのね、あなたの名前も考えてあるの。奪う人の対になる存在だから…」

少女はテーブルのうえに指で文字を書いた。

G,I,V,E,R

ギバー。復讐の贈与者。

<GIVER 復讐の贈与者・完>

 


 

補足解説

この連作短編集が進むほどに時をさかのぼっていく構成になっていることを覚えていますか?

結末から振り返ってみると、こういうことになっていたわけですね。

01.義波(尾崎冬矢)がテイカーたちの仲間になる。

02.立案者(プランナー)の少年が仲間になる。

03.ここから先は立案者(プランナー)の計画が採用されている。

04.和樹と朝美が仲間になる。優子役を演じていたのはお手伝いの中年女。

05.西脇と水沢を演じていたのは和樹と朝美。

06.時系列的には最後(最新)の話。

立案者(プランナー)が仲間になってからの作戦は「読者の予想を裏切る」タイプのミステリで何度も驚かされました。

一方、最終話である「01 ギバー」は冬矢とテイカーの過去や素性が明らかになる話で、これまでのストーリーとは毛色の違う、どこか切ない物語でしたね。

予想外のトリックと心にグッとくる物語。

そのどちらともが小説「GIVER 復讐の贈与者」の魅力なのだと思います。

 


 

まとめ

日野草「GIVER 復讐の贈与者」が吉沢亮さん主演でドラマ化!

今回は原作小説のあらすじ・ネタバレをお届けしました!

どの短編も驚きに満ちていて面白かったのですが、読んでいて気になったのはやっぱり「義波って何者なの?」という謎。

改めてまとめると、最終話で明かされた義波の本名は「尾崎冬矢」

彼は生まれつき感情が欠落していて、姉の模倣をすることで生きているコピー人間のような存在でした。

それは裏返せば、冬矢が模倣の天才であり、無感情にターゲットに裁きを下せる復讐代行者にうってつけの人材であるということ。

「心を収集する」という目的のもと復讐代行業者を立ち上げた少女「テイカー」に誘われて組織の一員となった冬矢は、復讐の贈与者(ギバー)として次々に依頼を達成していく…というのがこの物語のあらすじだったわけですね。

ちなみにドラマでは森川葵さんがテイカー役を演じられるとのこと。

原作小説では最終話にしか登場しないテイカーですが、ドラマでは活躍の機会が多くなりそうな予感ですね。

そんなドラマ「GIVER 復讐の贈与者」は7月13日放送スタート!

第1話からさっそくドラマオリジナルのストーリーが展開される模様です。

原作小説に負けないあっと驚くトリックに期待ですね!



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