細田守監督の最新映画「バケモノの子」をさっそく見てきました!
前評判に偽りなしの面白さで、最後の方では感動で号泣しっぱなし!
幅広い世代の方に自信をもっておススメしたい映画です!
「で、どんな物語だったの?」
今回はそんな映画「バケモノの子」の内容をネタバレ!
結末までの道のりを見ていきましょう!
映画「バケモノの子」のネタバレ!
さっそく、冒頭部分からネタバレ開始!
この世には、人間たちが住む世界の他に、バケモノたちが住む世界が存在している。
バケモノの世界を統括している存在は「宗師」と呼ばれ、いずれは神様に転生して跡目を他のバケモノに譲る決まりだ。
今、まさに現役の「宗師」が転生を決意し、何の神様になるか決まり次第に厳正なる「試合」で後継者を選ぼうとしていた。
宗氏候補のバケモノは2人。
1人は、力量・品格・人望を兼ね備えたイノシシのバケモノ・猪王山(いおうぜん)
そして、もう1人は怒りっぽく粗野だが、腕っぷしだけは強いクマのバケモノ・熊徹(くまてつ)
誰が見ても、次の「宗師」になるのは猪王山だと思われた。
現役の宗師は、そんな熊徹に「弟子をつくれ」と命じる。
九太との出会い
一方、人間界。
夜の渋谷を1人ふらついている少年の名前は蓮(レン)
母親を事故で失い、父親は昔離婚したきり会っていない。
蓮は自分を迎え入れようとする親族に反発し、家出中だった。
蓮が自転車置き場でうずくまっていると、人間界に来ていた熊徹が声をかけてくる。
「悪くねぇ顔つきだ」
そのまま去って行った熊徹を追いかけて蓮が渋谷を走り回っていると、いつの間にかバケモノの街「渋天街」に迷い込んでしまう。
そんな蓮を見つけた熊徹は周りの反対を押し切り、人間の少年を弟子にすると宣言した。
「人間が持つ心の闇は危険だ」
2人の子どもを持つ立場からも忠告する猪王山の言葉も、頑固な熊徹の耳には届かなかった。
修行する師弟
蓮が9歳だったことから、熊徹は蓮のことを「九太」と呼んだ。
最初は何もかもに反発していた九太だったが、強くなるために熊徹の弟子となり修業を始める。
しかし、熊徹の教え方は雑だった。
「ぐうっと握って、ぶおん!だ」
「心の中の剣が大事なんだ!わかるだろ!?」
熊徹は師匠も家族もなく独力で強くなってしまったので上手な教え方がわからない。
しかし、九太はそのうち熊徹の真似をすることで修業し、ついには熊徹をもしのぐ足運びの技を身につける。
「俺にパンチとか剣の使い方を教えてくれ。俺もあんたに足運びの技を教える」
こうしてお互いが師弟となった2人は修業に励み、それぞれに成長していく。
成長と変化
月日が経ち、九太は17歳になった。
毎度のように熊徹とケンカしたことがきっかけで、九太は人間界へと戻ってくる。
九太は図書館で進学校の女子高生・楓(かえで)と出会う。
九太は小学校までしか学校教育を受けていないので、楓にハーマンメルヴィル「白鯨」の文中に出てくる言葉の読み方を教えてもらう。
「これ何て読むの?…くじら、か」
そして、九太はバケモノの世界と人間界を行き来しながら楓に勉強を教えてもらうようになる。
「大学を受ける気、ない?」
いろんなことを知りたいと思った九太は大学入学を志すことにするが、熊徹のことも気にかかる。
そんな時、手続きの最中に蓮は「父親の居場所」を知った。
別離と再会
熊徹に参考書を見つけられてしまった。
真剣に相談しようとする九太の説明も聞かず「修業しろ」としか言わない熊徹の態度に怒った九太は、バケモノの家を飛び出す。
「本当の父親が見つかった。向こうで暮らす。今決めた」
「行くな!」と制止する熊徹をぶん投げ、九太は人間界へ。
再開した父親は九太を抱きしめながら迎え入れた。
しかし、父親にも事情があったとはいえ九太が過去に抱いた「父親への憎しみ」はすぐには拭い去れない。
九太は自分のなかに「闇」があることを自覚する。
試合と急変
一方、バケモノ界ではようやく宗師が何の神様に転生するのかを決め、後継者を決める試合の日程が決まった。
熊徹は自分なりに精いっぱい親代わりと務めていた九太との別離から立ち直れていない。
試合は猪王山の優勢で進んだ。
熊徹が倒れふし、まさに勝敗が決しようとしたその時、試合場に九太の声が響き渡る。
「情けない姿見せんな!さっさと立て!」
熊徹はニヤリと笑いながら応える。
「言われなくても、立つんだよ!」
そこからの反撃は鮮やかだった。
熊徹1人では猪王山には勝てない。しかし、九太と一緒なら違う。
九太の声に後押しされるように放った熊徹の一撃は猪王山を直撃し、次の宗師は熊徹に決定した。その時。
――グサリ!
九太に向き合う熊徹の腹に、猪王山の太刀が突き刺さる。
「あんな半端者に父上が負けるはずがない!今とどめを刺します、これで父上の勝利です!」
念動力で太刀を熊徹に突き刺したのは、猪王山の長男・一郎彦だった。
その胸には、人間しか持たないはずの「闇の穴」が開いている。
目の前で熊徹を指された九太もまた胸の闇が開いてしまうが、楓との絆を思いだし一郎彦への攻撃は自制することができた。
一郎彦「許さない…」
全身を闇に飲まれてしまった一郎彦はその場から消えてしまう。
一郎彦の過去
実は一郎彦の正体は人間だった。
猪王山は熊徹と同じように人間界で赤ん坊の一郎彦を拾い、周囲には隠して自分の子どもとして育てていたのだ。
しかし、父親に憧れ尊敬もしていた一郎彦には父や弟のような牙が生えず、イノシシらしい風貌にもならない。
自らの存在に悩んだ一郎彦は、徐々に心に闇を抱えていったのだった。
そして、九太はそんな一郎彦との決着をつけるために人間界へ赴く。
決着
闇に呑まれた一郎彦は「バケモノ」になっていた。
修業を積んだ九太でもかなわない。
一郎彦は九太の持ち物だった本に一瞥をくれると、自らの姿を巨大な「鯨」に変化させて街を暴れまわる。
追い詰められた九太に残された手段は「一郎彦を自分の胸の闇に取り込んで、その後自分の命を絶つ」こと。
九太が鯨となった一郎彦の闇を飲み込もうとしたまさにその時、一振りの大太刀が降ってきて一郎彦の闇を退ける。
多々良「そいつは熊徹だ!」
重傷を負いながら生き延びていた熊徹は、目が覚めるや否や宗師のもとへ行き九太を助けるための願いを申し立てていた。
試合に勝ち、自身も宗師となった熊徹は「神様に転生することが出来る」
熊徹は旧宗師から転生の順番を譲ってもらい、「大太刀の付喪神」に転生した。
それが、今、九太の目の前にある燃え盛る大太刀の正体。
大太刀は心の隙間を埋めるように、九太の胸の闇に入っていく。
「心の中の剣」
いつか熊徹が言っていた言葉を思い出す。
熊徹と一体となった九太はその力で巨大なクジラを打ち倒し、一郎彦の心の闇を払った。
結末
九太は人間界で父親と暮らすことに決めた。
今は楓に勉強を教えてもらい、大学入学を目指している。
熊徹と過ごした日々、そして熊徹そのものも、今は九太の心の中に存在している。
この先、きっと九太は迷わずにまっすぐ生きていけるはずだ。
<バケモノの子・完>
まとめ
以上、映画「バケモノの子」のネタバレでした。
ラスボスは宮野守こと一郎彦でしたね。
まさか、一郎彦もまた人間で、最終的には熊徹が太刀になって九太と一体化するとは…予想外の結末でした。
今回は物語の大筋だけを簡潔にネタバレしたのでアレですが、映画本編では言葉で表せないような心にぐっと来るシーンがいくつもあるので是非見てみてくださいね!
特に大泉洋演じる猿のバケモノ多々良やリリーフランキー演じる豚のバケモノ百秋坊のセリフには泣かされるんですよ…。
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今回も細田守映画に大満足でした!
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