小説「日暮旅人シリーズ」がついに映像化!
シリーズ1作目「日暮旅人の探し物」を原作としたドラマが11月20日に放送されます!
主演は松坂桃李さん、ヒロインは多部未華子さんということでキャストも豪華ですね。
ただし、どうやらドラマ「視覚探偵 日暮旅人」では原作とは異なるストーリーが展開される様子。
基本的な設定や序盤のおおまかな流れは同じですが、単発ドラマということで結末はドラマオリジナルのものになりそうです。
そこで今回は原作「日暮旅人の探し物」の方のあらすじ・結末などをネタバレ!
ドラマ版との違いや、原作のストーリーなどについてチェックしていきたいと思います!
ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」の原作ネタバレ!
まずは、ドラマにも共通するあらすじからチェック!
※あらすじからネタバレ気味なので注意!
★「日暮旅人の探し物」あらすじ
日暮旅人には視覚以外の五感が全てない。
嗅覚・聴覚・味覚・触覚、それらを持たない旅人は代わりに視覚が異常に発達している。
旅人はまるで漫画を見るように、声を、匂いを、そして感情さえもを「視る」ことができるのだ。
その力を使って旅人は「探し物」専門の探偵事務所を営んでいる。
20代前半の旅人には、血のつながらない5歳の娘「百代灯衣(テイ)」がいる。
そして物語は、テイの保育園の先生である山川陽子が旅人に出会うところから始まる…。
原作の内容ネタバレ
原作小説「日暮旅人の探し物」は4つの章(+エピローグ)で構成されています。
それぞれの内容について見ていきましょう。
★「椅子の声」
プロローグのようなお話で、メインキャラは旅人しか登場せず。
かつて身分違いの恋に落ちた令嬢と椅子職人が「椅子」に施した秘密の仕掛けを旅人が見抜く。
旅人の目は五感を補うだけではなく、普通の人間には見えない「感情」や「歪み」、そして「愛」すらも見えるという説明話。
★探し物はなんですか?
先輩保育士・小野智子から百代灯衣のお迎え待ちを頼まれる新人保育士の山川陽子。
しかし、お迎えは遅く、ついに灯衣は「1人で帰る」と出ていってしまう。
5歳とは思えないほど大人びた灯衣だが、さすがにそれは危険。
陽子は灯衣を家まで送り届けることにした。
いかがわしい繁華街の中にあった灯衣の家は探偵事務所。
陽子はそこで灯衣の父親である日暮旅人に出会う。
翌日、陽子は保育園時代から大切にしているキーホルダーを紛失する。
焦る陽子だったが、仕事を抜け出して探しに行くわけにもいかない。
灯衣を送りに来た旅人はそんな陽子を「視て」事情を把握する。
お人好しな旅人は依頼を受けたわけでもないのに雨の中そのキーホルダーを探しだす。
旅人も昔持っていたという仮面ライダーのキーホルダーは、陽子が保育園時代に大好きな友達から盗ってしまったものだった。
★景色の神秘
旅人を「アニキ」と呼び慕うチンピラ風のメインキャラ・雪路雅彦の登場回。
雪路は旅人に近づく陽子を警戒し、町医者・榎木のもとに連れて行く。
榎木は昔話をしつつ、旅人の「目」について陽子に説明する。
「目を使いすぎれば失明する恐れもある。そうすればあいつは廃人だ」
★地中の詩
旅人は園長先生からの依頼で前身保育園である「おひさま保育園」のタイムカプセルを探すことになる。
奇しくもそれは陽子がいた時のタイムカプセルだった。
旅人は当時の資料に目を通すと、まるで「知っていた」かのようにタイムカプセルの場所を言い当てる。
一方、陽子先生は灯衣たちと遠足へ。
防空壕跡地に迷い込んだ園児を追った陽子は、園児共々地下深い落とし穴に落ちてしまった。
陽子先生行方不明の報せを聞いた旅人はすぐに探しに向かう。
旅人は陽子が歌う「おひさま保育園の歌」を視ることで落とし穴にたどり着く。
「もう一度聴けて嬉しかった」
小さなつぶやきは届かず、陽子たちは無事に救出された。
★エピローグ
探偵事務所に増子刑事が訪ねてくる。
旅人は警察の事件解決に協力する代わりに、犯罪グループの情報を要求する。
お人好しで柔和なはずの旅人の目には暗く哀しい光が宿っていた。
「貴方が探しているモノも、早く見つかるといいわね」
「はい」
増子は思う。日暮旅人の探し物が見つかった時、彼は犯罪者の側に立っているだろう、と。
解説と補足(ネタバレあり)
「探偵」とはいうものの、日暮旅人シリーズは推理小説とはまたちょっと違います。
事件解決の鍵は「目」ですから、読者が伏線をどうのこうのという一般的な「ミステリー」とは呼べません。
なので「日暮旅人シリーズ」の見どころは、魅力的な登場人物や心温まるようなストーリーにあるといえるでしょう。
今回のネタバレではストーリーの大枠だけ抜きとっていますが、実際に小説を読めば旅人や雪路や灯衣がいかに魅力あるキャラクターであるかに気づくでしょう。
特に灯衣ちゃんは字面からでも可愛さがあふれているので、その点だけとっても原作を読んでみることをおススメしますよ(笑)
あと、みなさんお気づきとは思いますが陽子先生のキーホルダーの元持ち主は旅人です。
陽子先生は記憶があいまいになって覚えていませんが、子どもの頃に旅人と陽子は大の仲良しでした。
陽子が旅人のキーホルダーを無意識に盗ってしまった翌日に旅人が引っ越してしまい、2人は離れ離れになっていたのです。
そんな旅人と陽子が通っていた「おひさま保育園」がつぶれたのは「園児が誘拐された」という噂のせい。
これはシリーズのネタバレになってしまいますが、実はその誘拐された園児の正体は旅人。
その事件がきっかけで旅人は視覚以外の五感を失ってしまったのです(榎木いわく「眠っているだけ」だそうですが)
第1巻である「日暮旅人の探し物」では終始「お人好し」で善人だった旅人ですが、実は彼自信の「探し物」とは復讐に関わる人物。
この後のシリーズでは、旅人のダークな本性が明かされていきます。
現在シリーズは第8巻「探偵・日暮旅人の望む物」まで発売中。展開が気になる方は是非お手に取ってみてくださいね。
ドラマ版との違いは?
ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」では原作である「日暮旅人の探し物」とは異なるストーリーが展開されます。
公式HPではドラマ版のストーリーが掲載されていますが、例えば以下のような違いが見受けられました。
①陽子が灯衣を送った時に、すでに家の中に旅人がいる(原作ではあとから帰ってくる)
②キーホルダー探しに雪路が参加している。
③キーホルダー事件の際に陽子が旅人の五感について聞かされている。
④灯衣が失踪する事件が起きる。
単発ドラマなので原作の設定は前半に盛り込んで、後半では「失踪した灯衣を探す旅人。しかし目を酷使すると失明する恐れが」というオリジナルストーリーになるようですね。
★余談
個人的にはドラマ版の雪路と灯衣の外見に違和感バリバリ!
雪路はホスト系のチンピラだったはずが半分ホームレスみたいな格好になってるし、灯衣ちゃんは子供らしすぎる!
参考画像:原作小説の絵(灯衣)
参考画像:原作小説の絵(雪路)
この改変はかなり原作の良さを消していると思うので残念です…。
まとめ
ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」の放送を記念して、原作であるシリーズ1作目「日暮旅人の探し物」の内容についてネタバレしてきました!
ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」では原作と設定・ストーリーがかなり異なるようですね。
原作シリーズもキャラクターモノとして非常に面白い作品なので、気になった方は是非読んでみてください。
そんなドラマ「視覚探偵 日暮旅人」の注目ポイントは小悪魔な一面とパパ大好きな一面を合わせもつ灯衣ちゃん(住田萌乃)
服装はちょっとイメージと違いますが、ぜひ灯衣ちゃんだけは原作っぽく再現してほしいと期待しています!
また、もちろんドラマオリジナルストーリーの結末も気になるところ。
ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」は11月20日(金)夜9時より放送スタートです!
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