ドラマ「アルジャーノンに花束を(2002)」は原作とは違う最終回を迎えていました。
では、原作とドラマ(ユースケ・サンタマリア版)最終回とはどのように違ったのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
小説「アルジャーノンに花束を」のネタバレ
主人公であるチャーリイ・ゴードンは今でいう知的障がい者だった。
体は大人だったが、心はおとなしくて優しい子どもそのもの。
不幸な誤解から母親に捨てられたチャーリイは叔父のパン屋に引き取られ働いていた。
また、チャーリイは精神遅滞者専門の学習クラスにも熱心に通っている。
ある日、チャーリイはクラスの先生である大学教授から開発されたばかりの脳手術を受けるよう勧められた。
その脳手術はすでに動物実験では成功。実験体であるハツカネズミの「アルジャーノン」と知能勝負をしたチャーリイは、なんとネズミに負けてしまう。
確かな効果を確認したチャーリイは手術を承諾。人間の被験者第1号となった。
手術は成功。チャーリイのIQは徐々に上がり、子ども並どころか、大人の中でも天才と呼ばれるレベルまでに成長していく。
大学に通うようになり、難しい問題も解けるようになった。
しかし、チャーリイは頭がよくなるにつれ、友達にバカにされていたことや母親に捨てられていたことを知る。
また、問題はそれだけではなかった。天才的な頭脳を手に入れたチャーリイだったが、情緒面までは成長しなかったのだ。
感情面では幼いままのチャーリイは周囲とうまくコミュニケーションをとることが出来ず、他人を見下し、やがて孤独に苦しめられるようになっていった。
そんなチャーリイが唯一心を開いていたのは同じく脳手術を受けたネズミの「アルジャーノン」だけ。
ところが、チャーリイはアルジャーノンの様子がおかしいことに気付く。
今や天才であるチャーリイは調査の末、一つの結論を導き出す。
脳手術は失敗だった。
失敗の1つは知能の成長に性格が追い付かず、社会性を失ってしまうこと。
そして、もう1つの失敗は上昇しきった知能がやがて元の知能以下に低下してしまうこと。
チャーリイは知能を失い行く中で、解決策を模索するが失敗。
手術前以下の知能になってしまったチャーリイはパン屋で働くこともできず、自ら障がい者の収容施設に入る。
知能を失ってしまったチャーリイが最後に大学教授にあてたメッセージにはこう書かれてあった。
「うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやてください」
ドラマのネタバレ
ユースケ版ドラマでは最終回の展開が原作とは異なりました。
主人公ユースケ(役名はハル)は同じように知能を失ってしまうものの、その後元のパン屋で再び働きます。
天才だった頃の苦悩や葛藤を忘れて、ユースケの生活は幸せでした。
そして結末では、なんとお母さんが迎えに来てくれてハッピーエンドです。
救いのある結末だったと言えますね。
ドラマ版では「母親に会いたい」という主人公の想いが強調されていたので、一番の願いが叶った最終回だったとも言えます。
対して、原作では「頭がよくなりたい」という思いが強かった主人公が、最後には自ら「もうパン屋でも働くことが出来ない」と自覚して自ら施設に入るという救いのない結末でした。それでは、あんまりですよね。
まとめ
今回は原作版・そしてユースケドラマ版の「アルジャーノンに花束を」のネタバレをお届けしました。
不遇でも明るく生きていた主人公が、手術を機に誰もが羨む天才になったけれど、逆に苦しい人生を歩むことになってしまう…。
考えさせられるストーリーです。
その上、一度手にした頭脳までも再び失ってしまうと知った時の気持ちはまさに「絶望」
見ているこちらの心までもが痛くなってしまいました。
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