感動・ヒューマンドラマ

「世界から猫が消えたなら」のネタバレ!小説の結末は?【映画原作】

映画「世界から猫が消えたなら」に注目!

原作は「映画プロデューサー・川村元気さんによる世界初のLINE連載小説」

ネット上の書評の中には低評価がついているものもありますが、素直な感情をストレートに表現した読みやすい一冊だな、というのが個人的な感想です。

今回は映画「世界から猫が消えたなら」の物語を原作小説の内容から紹介していきたいと思います!

映画では原作と違う結末になる!?

映画「世界から猫が消えたなら」のネタバレ

さっそく、あらすじ部分からネタバレスタート!

 

主人公「僕」は30歳の郵便配達員。「キャベツ」という名前の猫と一緒に暮らしている。

ある日、僕が体調不良を感じて病院へ行くと唐突に「脳腫瘍」と告げられた。

余命は、あとわずか。

呆然と命の終わりについて僕が考えていると、目の前に「僕そっくり」な誰かが現れた。

「アタシ、悪魔です!」

ハイテンションにそう告げた悪魔によれば、僕が息を引き取る日は「明日」なのだという。

「ひとつ方法があるんです」

続けて話す悪魔は、寿命を延ばすことと引き換えに「取引」を申し出てきた。

「この世界からひとつだけ何かを消す。その代わりに、あなたは一日の命を得ることが出来る」

――僕は、まだ生きていたい。

少しずつ変わっていく世界の中で、僕が命に向き合う日々が始まった。

 

電話

「寿命の代わりに世界から消すもの」は悪魔が指定する。

また、僕は消すものを「最後に一度だけ」使うことが出来るという。

何故かいつもアロハ姿の悪魔が最初に指定したものは「電話」だった。

僕は一日の寿命と引き換えに世界から電話を消す。

僕が最後に電話をした相手は何年か前に別れた「初恋の彼女」だった。

一方、世の中の人たちはまるで当たり前のように電話の存在を忘れた生活を始める。

携帯電話に束縛されない自由…しかし、何かと携帯電話がないと不便でもあった。

例えば、待ち合わせ。

僕は手に入れた一日の使い道として「彼女」と会うことを選んだ。

少し待ち合わせ時間を間違えてしまったが、彼女とは無事に合流。

彼女に寿命のことを伝えると、驚くでもなく「僕の嫌いなところ」について彼女は語った。

あんまりだと思ったが、それは「別れるときに相手の嫌いな部分を言う」という昔の約束だったと聞かされる。

そういえば、彼女とのことは忘れてばかりだ。別れた理由も明確には思い出せない。

…帰り際、彼女は「最後にあなたの好きな映画を見せてあげる」と言った。

彼女も僕も映画好きで、彼女はいま映画館に住み込んで働いている。

映画の上映日時は「明日の夜9時」

どうやら、少なくてももう一日は寿命を延ばさなければならないらしい。

すると突然アロハ姿の悪魔が現れて告げる。

「次はね、映画を消しません?あなたの命と引き換えに。」

 

映画

僕は世界から映画を消すことに決めた。最後に見る1本を決めなければならない。

1人では答えが出ず、僕はレンタルビデオ店で働く親友の「ツタヤ」に相談することにした。

映画オタクのツタヤとあれこれ考えた結果、僕はチャップリンが出てくる映画「ライムライト」を借りることに決める。

「人生は近くで見ると悲劇だけれど、遠くで見ると喜劇だ」――映画「ライムライト」より

帰り際、寿命のことでツタヤは泣きながら僕を見送ってくれた。

ところが、家に帰ってみると映画のパッケージの中身は空だった!あの店はときどきこんなミスがある。

彼女と待ち合わせの映画館。

僕が最後の映画に選んだのは「空白」のフィルムだった。

上映時間の間、僕は真っ白なスクリーンを見ながらいろんなことに思いを馳せる。

帰り際、僕のために泣いてくれている彼女と言葉を交わしながら、僕は気持ちが通じ合ったような気がしていた。

彼女「フォースと共にあらんことを!」

僕「アイル・ビー・バック!」

僕はぐっと涙を堪えながら応えた。

…そして、悪魔が次に消すものを告げる。

 

時計

世界から時計が消えた。僕の寿命と引き換えに。

僕の父は小さな時計店を営んでいたので、少し胸が痛む。

まあ、父とは母さんが他界してからというもの交流がないのだが。

ところで、今回は悪魔が余計なことを1つした。

「いつまで寝ているで、ござるか」

愛猫の「キャベツ」が人の言葉を話し出した。変な口調は、母さんと一緒に時代劇をよく見ていたせいだろう。

悪魔によれば「そのうち元に戻る」ということだ。適当すぎじゃないだろうか。

キャベツに起こされた僕は、時計のない世界の中でキャベツの散歩に出かける。

キャベツの意外な本心を聞きながら、僕はキャベツと母さんと父とで行った最後の旅行のことを思い出す。

…母さんは、生前から折り合いの悪かった父子を仲直りさせようと「旅行に行こう」と提案したんだろうな。

今になってそんなことがわかる。

家に帰りつき、キャベツに寝ようかと話しかけると「みゃあ」という返事が返ってきた。

キャベツは普通の猫に戻ってしまったようだ。

そして、ニヤニヤした悪魔が告げる。

「この世界から猫を消しましょう」

僕は弱弱しく膝をついた。

「頼む…やめてくれ」

 

世界から猫が消えたなら

キャベツは2代目の猫だ。母さんが拾ってきた1代目の猫の名前は「レタス」

レタスも、キャベツも家族同然の存在だった。

世界から猫が消えたなら…僕は決断を下すことなんかできない。

気が付くと、部屋にキャベツの姿がなかった。

「キャベツ!」

僕は動転しながら走り出した…キャベツ、どこにいる!?

走りながら、僕は母さんが息を引き取った日のことを思い出す。

病室には父の姿はなかった。昔母さんに贈ったアンティークの時計が壊れたから修理しているのだと言う。僕にはその愛の形が理解できなかった。

「みゃあ」

気が付くと、僕は隣町のあの映画館のところまでたどり着いている。

キャベツは彼女のところにいた。

フーカフーカ。柔らかいキャベツを抱き上げ、そのぬくもりを感じる。

彼女は、僕の母さんから預かっていたという手紙を差し出した。

「ありがとう、母さん」

母さんからのメッセージに、言えなかった感謝の言葉が口をつく。

「ありがとう、キャベツ」

最後にまた少し人間の言葉を話し、母さんのことを思い出させてくれた。

――僕は、世界から猫を消さない。

 

世界から僕が消えたなら

僕は悪魔に猫を消さないことを告げる。悪魔は驚いたが、最後には少し時間をサービスしてくれた。

僕は身辺整理を始める。

葬儀屋に行って自分の葬儀の手配をして、部屋を片付けた。

すると、部屋の片隅から忘れていた「宝物」を見つける。

それは、大好きだった切手を入れた小箱。

幼い頃、僕は父からもらう切手が大好きで…そうだ、だから郵便配達員になったのだった。

母さんの手紙には「お父さんと仲良く暮らしてください」と最後に書かれていた。

ならば。

僕は、今から書く長い手紙(遺書)の送り先を決めた。キャベツも、その人に預かってもらおう。

そうだ、キャベツの名付け親もその人だった。

僕は筆をとり、手紙を書き始める。

『父さんへ――』

 

エピローグ

朝が来た。キャベツに邪魔されながらやっと書き終えた手紙を投函しに行こう。

しかし、ポストの前で立ち止まった僕はそのまま家に引き返す。

クローゼットから取り出したのは、郵便配達員の制服。

鏡に映る制服姿の自分は、いつのまにか父にそっくりになっていた。

自転車で坂道をこぎあがり、父さんのいる隣町を目指す。

言いたかったことが、たくさんあるんだ。

<完>

まとめ

今回は「世界から猫が消えたなら」のネタバレをお届けしました!

「感情に訴えかけてくる」タイプの文章で、そのときどきの心情描写にすぐれた小説でした。



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