山田悠介「復讐したい」が映画化!
山田悠介といえば「リアル鬼ごっこ」や「×ゲーム」などダークな世界観が特徴の作者ですが、タイトル通り「復讐したい」もかなりえげつない内容となっています。
物語を特徴づける設定は「遺族は一定条件下であれば犯罪者に復讐しても無罪」という法律「復讐法」
妻を失った主人公が残忍に受刑者を追い詰めていく、という作品です。
ところが、これも山田悠介さんらしいというか物語は「主人公が犯人に復讐して終わり」という簡単な筋書きでは終わりません。
いろいろと複雑な展開を見せていくので、正直ややこしい作品でもあります。
今回はそんな映画「復讐したい」の内容・結末についてネタバレ!
できるだけ簡潔に、わかりやすく整理していきたいと思います。
映画「復讐したい」のネタバレ!
まずは、あらすじと物語の設定から押さえていきましょう。
主人公・泰之は妻を手にかけた犯人に【復讐法】を適用することを決意した。
【復讐法】を使えば、家族を失った遺族は一定条件下において犯人に復讐することができる。
復讐法のルールは以下の通り。
・場所は太平洋上の孤島、蛇岩島に限る。
・制限時間は100時間。
・遺族には、武器と食料とGPS等が与えられる。
・犯人は丸腰で、位置情報を知らせる発信機を装着。
・ここでは、誰が誰を手にかけても罪にはならない。
・10時間ごとに、犯人の立ち入り禁止エリアが増える。
・立ち入り禁止エリアに入った犯人は、無抵抗状態で復讐を受ける。
・100時間以内に復讐が果たせなければ、犯人は無罪放免となる。
復讐の場所「蛇岩島」には主人公と犯人の「小寺」以外にも「毒ガス無差別テロを起こしたカルト教団と遺族」「20年間少女を監禁した男と被害者の女」が揃った。
泰之は「できるだけ残酷な手段」で小寺を始末しようと動き出す…。
ネタバレ・小寺編
※以下、どんどん原作小説のネタバレをしていくので注意!
泰之にとっての仇・小寺はGPS発信機の取り付けられた耳を切り落とすなどして逃走を続けたが、泰之は執念で居場所を突き止める。
泰之はすぐにトドメを刺さず、小寺の四肢を切断し長い時間をかけて苦痛を与えていく。
泰之が小寺に「なぜ妻を手にかけたのか?」と尋問すると、意外な答えが返ってきた。
「頼まれてやった」
小寺に犯行を依頼した真犯人は、なんと今ちょうど「蛇岩島」にいる少女監禁事件の犯人「角田」だという。
泰之は小寺の息の根を止め、真犯人・角田に復讐するため行動を開始する。
ネタバレ・角田編
復讐法のタイムリミットまで残り2時間。
角田はカルト教団の一群に紛れ込んでいたが、最後は泰之に見つかり追い詰められた。
泰之は小寺の時と同じく、角田に妻「泉」を始末しようとした理由を尋問する。
すると、またも事態は一転。
「命令されてやった」
真犯人かと思われた角田もまた、黒幕に指示されて動いていた駒だった。
そして黒幕の正体は、なんと角田に監禁されていた女・星野だという。
泰之は角田を始末し、さらなる復讐を果たすため星野を探すことに。
ネタバレ・星野編
GPSを頼りに角田を探していた星野とはすぐに対面した。
泰之は「なぜ妻を手にかけるよう仕向けたのか」理由を尋ねる。
すると、星野は積年の恨みを語りだした。
実は妻・泉もまた20年前に角田に拉致されていたこと。
泉と星野はそっくりな顔だったが、泉は解放され、星野は20年間監禁されていたこと。
星野は角田と泉に復讐することだけを目的に生きてきたという。
今度こそ星野が妻の仇に間違いない。
泰之は星野を始末した。
ネタバレ・結末編
泰之の復讐は成功に終わった。
【復讐法】により泰之は罪に問われないが、島から出たとたん周囲からは軽蔑の眼差しを向けられる。
そんな中、泰之は背中に強い衝撃を受ける。
崩れ落ちる泰之。
血塗れの包丁を持った女がそこにいた。
泰之を刺した女は「小寺」の母親。
復讐は復讐を呼び、繰り返される…。
ラストシーン。
主人公の母親が、小寺の母親に【復讐法】を適用することを宣言する。
ネタバレ補足と映画化
「実は真犯人は…」という展開が続く山田悠介の小説「復讐したい」
ネタバレだけ見ると「ミステリー」っぽい印象になるかもしれませんが、原作小説は非常にグロいシーン、残虐なシーンが続く「サスペンスホラー」です。
映画「復讐したい」ではそのあたりの過激な描写がどのように描かれるかにも注目ですね(R15・R18指定になりかねないですが)
「復讐したい」はショッキングな場面が多発し、展開が二転三転していく物語なので、映像化には向いている作品なはず!
あとは肝心のキャストが気になるところですが、こちらは情報公開され次第チェックしていきたいと思います!
まとめ
山田悠介の小説「復讐したい」が映画化!
今回は、おおまかな展開をネタバレしてきました!
最初は映画化と聞いて「あのグロイ作品が!?」とビックリしましたが、今では逆にどのような仕上がりになるのか楽しみ!
「復讐法」という制度に基づくダークな世界観は、山田悠介作品ならではです。
映画では是非、原作小説の怖さを塗り替えるような「おぞましさ」を演出してほしいところですね。
映画「復讐したい」は2016年早春に全国公開予定!
おすすめ少女漫画アプリ【PR】
マンガPark - 人気マンガが毎日更新 全巻読み放題の漫画アプリ
HAKUSENSHA.INC無料posted withアプリーチ
雑誌でいえば『花とゆめ』『LaLa』とかですね。
オリジナル作品も女性向けが多くてにっこり。
毎日2回もらえるポイントで最低8話ずつ無料で読めますし、初回は30話分の特別ポイントももらえます。
↓人気作も配信中!
- 『フルーツバスケット』
- 『三月のライオン』
- 『桜蘭高校ホスト部』
マンガMee-人気の少女漫画が読めるマンガアプリ
SHUEISHA Inc.無料posted withアプリーチ
雑誌でいえば『りぼん』『マーガレット』とかですね。
歴代の名作から最新作までとにかくラインナップが豪華!
少女漫画が好きなら、一度はチェックしておきたいアプリです。
↓配信中タイトル
- 『ハニーレモンソーダ』
- 『君に届け』
- 『NANA-ナナ-』