実写版映画「進撃の巨人」後編を見てきました！
最初にざっくりとした感想を述べれば、細かいツッコミこそ無数にあるものの全体としては「面白い！」
原作とは違う展開ながらも、好みの世界観や展開でした。
そして何よりイチイチ場面がカッコいい！
特に実写映画後編では、前半では以外にもあまり活躍しなかったシキシマ（長谷川博己）が大活躍！
原作ファンならある程度「シキシマ＝リヴァイ」という感覚で見ていたと思うのですが、いい意味で裏切りまくってくれました！
というわけで今回は、ついに完結した実写映画「進撃の巨人」の感想や物語のネタバレについてです！
実写映画「進撃の巨人」の感想とネタバレ！
まずは、物語のネタバレから！
実写映画前編では、エレンが巨人化するところまでが描かれていましたね。
すでに前編の段階で原作漫画とは大きく異なる展開を見せていたわけですが、後編ではより映画オリジナル要素が強く出ていました。
そんな実写映画「進撃の巨人」後編のおおまかな物語の流れはこんな感じでした。
※思いっきり映画のネタバレなので苦手な方は注意！
・巨人化したエレンが拘束され人間に処刑されそうになる（原作っぽい）
・そこに第2の「知性ある巨人（鎧の巨人）」があらわれエレンを強奪。ついでにメインキャラ以外の兵団壊滅。
・白っぽいオシャレ空間で目覚めたエレンは、シキシマからこの世界の「真実」を聞かされる。
・シキシマは政府打倒を目論む革命軍のリーダーであり、当初の目的であった「壁の修復」ではなく、内地の壁を破壊することを目的としていた。
・それに反発したエレンがシキシマにボコボコにされる。何とか逃げ出したが追いつかれて、シキシマが鎧の巨人に変身する（サンナギ脱落）
・「エレン巨人 vs シキシマ巨人（鎧の巨人）」によるスーパー巨人バトル。辛くもエレンが勝利する。
・エレン巨人の力で（前編冒頭に出ていた）不発弾を運び、壁の上部を破壊することで修復しようと試みる。
・兵団の偉い人であるクバル（國村隼）が復活。すべての元凶である超大型巨人に変身する。
・超大型巨人とのバトル。ジャン脱落。
・最終的には復活したシキシマが鎧の巨人となり、不発弾を超大型巨人の顔面にシュートし大爆発（共倒れ）
・その余波で壁上部が崩れ、穴をふさぐことに成功した。ついでにいつのまにか元鞘になったエレンとミカサは伏線回収して外の世界の海を見る。
・エンドクレジット後、意味深なシーン。
感想①：シキシマ大活躍！
前篇では「人類最強の男で、ミカサを寝取った人」というだけであまり出番のなかったシキシマ。
後編では「実は現体制を崩壊させようとするラスボスであり、しかもエレンと同じ巨人化できる人で、しかもほぼ確実にエレンのお兄さん」という濃いキャラ設定が明かされました。
その活躍ぶりと言ったら、主役の三浦春馬さんを抜いて「長谷川博己カッコいい！」というのが映画鑑賞後第一の感想になるほど（笑）
映画内では謎のオシャレ空間でシャンパン飲んでみたり、人間バージョンのエレンを余裕で血まみれにしたり（攻撃方法が掌底というのがまたカッコいい）、ミカサにいきなりキスしてみたり、散り際にお兄ちゃんっぽい捨て台詞言ってみたりとまさに「シキシマ無双」でした。
感想②：ミカサの行動が謎
これは別にプラス評価ではないのですが、実写映画「進撃の巨人」後編を見て個人的に一番気になったのがミカサの行動です。
映画前編では「ミカサがエレンラブから一転、シキシマの女になった」という意外な展開があり、これは意表をつかれて良かったのですが、後編では最終的にまたエレンラブの人に戻っているんですね。
ただ、その理由がわからないんです。
シーン①：巨人化できると発覚した拘束エレンが処刑されそうになってもアルミンとは違って庇わなかった（＝シキシマ寄り？）
シーン②：シキシマに助けられたエレンが、兵団と合流する。エレンの第一声は「ミカサ―！！」。命張ってエレン助けようとしたアルミン可哀そう。
シーン③：エレン対シキシマにおろおろ。シキシマにキスされて怒る（＝エレン寄り）
…いったいどのタイミングでミカサとエレンはよりを戻していたのでしょうか。
前編の「あのミカサがエレンのことどうでもいいって態度だ！」という設定を面白がっていただけに、せめてシキシマからエレンに心変わりするきっかけがわかりやすく欲しかったなあ、と。
※たぶん映画的には巨人化したエレンがミカサを害さなかったあたりがターニングポイントだったのだと思うのですが、その後のエレン処刑では立場があいまいだし、ちょっとわかりにくい印象。
感想③：その他もろもろ
・回想に出てきたエレンパパが草なぎ剛でビックリ。なお、出番は一瞬。
・サンナギは仲間を守るために「ここは俺に任せろ！」的なカッコいい場面で退場したけど、ジャンは超大型巨人に超あっさりやられていてこの扱いの差は何？
・アルミンとサシャはそのままカップル。サシャの腹ペコ設定がとってつけた感じなのが残念。
・実写映画前編では「一般巨人のグロシーン、ホラーシーン」がとにかく不気味だったけど、後編では一般巨人の出番はほとんどなかったので、「前編のグロい・キモい・怖い」感じが苦手だったという人は安心。
まとめ
ついに完結した実写映画「進撃の巨人」！
後編では、シキシマやクバルが巨人化したりと驚きのオリジナル展開が待ち受けていました！
すでに他の方がまとめているように「えっ？何で？」と思うようなツッコミどころ・矛盾点は本当に多い作品でしたが、それもまた面白さの1つ（？）
ネタバレにあるような出来事が約1時間半に集約されているので、物語のテンポはとても速く、あっという間に時間が過ぎたという感覚でした。
実写映画「進撃の巨人」は人を選ぶ作品だと思うので簡単に「おススメの作品！」とは言えません。
しかし、前編に比べてグロシーンが少なく、シキシマこと長谷川博己さんのカッコいい姿も見られるので「前編も見てて、迷っているなら見て損はない」くらいにはプッシュしたいと思います。
あ、でも一応他の方の感想や評価もチェックしてみた方がいいかも。総合的に私は好意的な感想でしたが、結構な酷評も多いみたいなので。
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