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映画「GONINサーガ」の感想とネタバレ解説!前作に劣らぬ満足感!

映画「GONINサーガ」を見てきました!

いやあ、相変わらずのバイオレンスアクションぶりに大満足!というのが素直な感想です!

「GONINサーガ」は「PG12」指定らしいのですが、内容的には間違いなく「R15」レベル。

※PG12指定:12歳以下は保護者の指導を受けてみてね、の意

また、前作を知らなくても楽しめる構成にはなっていますが、旧「GONIN」のあらすじだけでも知っているとやっぱりより楽しめる内容になっていました。

関連記事:映画「GONIN(1995)」あらすじと結末のネタバレ!サーガとの関連は?

今回はそんな映画「GONINサーガ」の感想やネタバレ解説をお届けしたいと思います!

映画「GONINサーガ」の感想とネタバレ!

まず、映画「GONINサーガ」のおおまかな流れをまとめるとこんな感じ。

①勇人・大輔・麻美・富田の4人は暴力団・五誠会から4億円を強奪。

②五誠会2代目・式根隆誠はヒットマン「明神」を4人に差し向けるが、1人も仕留めることなく返り討ちに。

③3代目・式根誠司の結婚披露宴ダンスパーティーに潜入する4人(+氷頭)

④銃撃戦の末、五誠会幹部も襲撃犯4人も全滅。

 

※「GONINサーガ」のより詳しいストーリー展開は以下を参照

関連記事:映画「GONINサーガ」の内容・結末をネタバレ!佐藤浩市も出演!

 

前半部の「暴力団から金を奪う」という流れや、結末の「敵味方全滅」というラストはいかにも「GONIN」っぽい展開ですね。

一方で、前作「GONIN」と違いヒットマンが早々に脱落し、組織の真のトップである式根親子との直接対決まで描かれていたのは新しい展開でした。

では、次に映画「GONINサーガ」の重要な背景である「GONINの正体」についてネタバレ解説していきたいと思います。

 

ネタバレ解説:GONINの正体

映画「GONINサーガ」のビジュアルでは、式根誠司役の安藤政信さんが「5人」の内の1人として写っていました。

しかし、実際には誠司は最後まで「敵の幹部」であり、味方チームとしての「GONIN」のメンバーではありません。

ちょっと変な言い回しですが「GONINサーガ」における「GONIN」は勇人・大輔・麻美・富田(森澤)の4人。

そして、この4人にはそれぞれ前作から連なる背景が存在します。

・久松勇人は故・久松茂(大越組若頭)の息子。夫の名誉を取り戻そうとしていた母親が五誠会に始末されたため、かたき討ちとして計画に参加する。

・大越大輔は故・大越組組長の息子。大越組再興を目指して式根誠二のボディーガードをしていたが「一生飼いごろし」という誠司の発言を受けて反旗を翻す。

・菊池麻美は式根親子の愛人である元アイドル。自身の弱みである「暴行の様子を録画したメモリーカード」を取り戻すために計画に参加する。

・ルポライターの富田は、勇人の母親が亡くなった原因をつくったことに責任を感じ、襲撃事件を計画。勇人・大輔をたきつける。

 

前作「GONIN」では社会の底辺にいるクズ男たちが行き詰って強盗したという感じでしたが、「GONINサーガ」では参加者それぞれに目的意識があります。

そして、物語が進むにつれて一部のメンバーにはさらなる事情があると判明。

・麻美の正体は「万代樹彦の娘」。それを理由に五誠会に捉えられた。なお、万代樹彦は元バンドのギタリストだったが、麻美もまたバンド活動をしていて、劇中ではボーカルとして歌を披露する。

・富田の正体は警察官の「森澤」。森澤の父親は前作「GONIN」で大越組襲撃事件の際に殉職した警察官であり、多少の「かたき討ち」を意識していたと思われる。なお、森澤は警察内部において「射撃に熟達」と評される男だった。

 

結局、「GONIN」のメンバーはそれぞれ前作で亡くなった登場人物の子供だったんですね。

そういう意味では映画「GONINサーガ」のテーマの1つは「19年越しの仇討ち」だったともいえそうです。

また「子ども世代」の物語として「GONINサーガ」を見るならば、2代目の息子である巨悪・式根誠二も因縁の「GONIN」のメンバーだったともいえるかもしれません。


 

ネタバレ解説:もう1人の「GONIN」

映画「GONINサーガ」のGONINメンバーは4人とは言ったものの、実はもう1人「襲撃犯側」のメンバーが登場していました。

その人は何を隠そう前作唯一の生き残り「氷頭」です。

氷頭は前作後に植物状態になっていたのですが、森澤の度重なる訪問によって奇跡的に意識を回復。

もうよろよろのおじいちゃんなのですが、ラストのダンスパーティー会場にもついていき、最後には式根誠二にとどめを刺すという重要な役どころを担いました。

「GONINサーガ」における氷頭は植物状態の影響で記憶が19年前のまま。

意識を回復した後の氷頭の目的はただ一つ、前作で失った妻子の「仇討ち」でした。

前作「GONIN」では大越組組長こそ倒したものの、組織の真のトップである五誠会は無傷。

氷頭が引き金を引く瞬間に、万代の幻影が見えたのは旧「GONIN」が改めて全ての因縁に終止符を打とうとしていたというあらわれのようにも見えました。

以上の事柄から、今作5人目の「GONIN」は氷頭、もしくは前作「GONIN」メンバーの総意だったといえるのではないでしょうか。

 

映画「GONINサーガ」の感想

「GONIN」の魅力と言えば豪華キャストとバイオレンスアクション!

今作はバイオレンス具合こそ抑え目になっていましたが、それでも旬の実力派俳優がVシネ調の口調で銃撃戦を繰り広げるシーンは圧巻でした!

主要人物の中で特に印象に残っているのは勇人(東出昌大)と森澤(柄本佑)です。

勇人は若頭の息子とはいえ全くの堅気として生活していて、母親を気づかう「心優しき青年」というキャラクターだったのですが、母親の事件後には豹変!

たらしていた前髪をかき上げたオールバックのような髪型にしたかと思うと、凶暴なキャラクターに変貌する…そのギャップが衝撃的でした。

一方、森澤は終始淡々と静かに事を運ぶクールさが頼もしかったキャラクター。

しかし、その内側には父親が19年前に殉職した真実を追い求める執念、勇人たちを巻き込む情熱、警察官ながら暴力団から大金を強奪する実行力などを隠し持っています。

立場的に考えると、森澤は本来事件に参加する動機が一番薄い人物のはずなのですが、実行の意思は誰よりも強かった…その「一般人の人間臭い執念」こそが森澤の魅力なのだと感じました。

 

また、敵側のキャラクターではやはり作中一番のクレイジーキャラである「明神(竹中直人)」が良かったですね!

明神は一見「よぼよぼのおじいちゃん」なのですが、推理力や策謀に長け、そしてもちろん性格はトチ狂っているという魅力的な人物。

前半部であっさり倒されてしまったように思われましたが、ラストでは血まみれで復活!

サブマシンガン(?)を乱射しつつ敵味方関係なしに暴れまわる様子は「これぞGONIN!」という感じでした。

最後は「ハエが嫌い」という伏線があだとなって勇人・大輔に撃たれてしまった明神ですが、小脇に抱えていた小包は、きっと麻美に倒されてしまった恋人兼助手「余市」の首だったのではないかと思われます。

「PG12」だけに直接的な表現はなかったものの、恋人の首を小脇に抱えて血まみれで銃を乱射する老人ヒットマン…実にクレイジー(褒め言葉)ですね!

 

まとめ

20年ぶりの続編が公開された映画「GONINサーガ」

物語的・演出的には前作との共通点もありつつ、新しい作品として再構成されています。

具体的には「直接的な激しいバイオレンス要素」は抑え目になっている一方で、物語の骨太感やスタイリッシュ感はさらに進化しているという印象でした。

総合的な感想としては「大満足」ですね!

映画内で前作のフォローも行っているので、「GONINを知らない」という方でも十分楽しめる作品になっていますよ。

※でも個人的にはネタバレとかでいいので、前作のあらすじを押さえておくことをおススメします。

最近ではヤクザとか暴力団とか「Vシネ」っぽい作品を劇場で見られる機会がめっきりと減っていますが、やっぱりたまにはいいものですね。

しかも「GONINサーガ」では他の作品でも大活躍中の旬の俳優・女優がそれを演じてくれているというレア感もあり、一層楽しめた気がします。

迫力が命の作品だと思うので、未見の方はぜひ劇場でチェックしてみてくださいね。



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