東野圭吾「疾風ロンド」が実写映画化!
主演の阿部寛さんを始め、大島優子さんや大倉忠義さんなど豪華キャストが発表されました。
また、原作小説である「疾風ロンド」は発売10日で100万部を突破したという人気作品でもあります。
というわけで今回は映画「疾風ロンド」のあらすじ・ネタバレです!
二転三転する展開と、「そうなるのか!」という結末をお見逃しなく!
ネタバレ
物語の冒頭、男がスキー場の片隅に何かを埋めている。
男の名前は葛原克也、泰鵬大学医科学研究所の「元」研究員だ。
葛原は研究所で危険な細菌を利用した生物兵器「K-55」を開発したことで解雇された。
そして自分をクビにした所長の東郷を恨んでいる。
葛原が今まさに地下に埋めた物体の正体は、密かに入手した「K-55」であった。
これで東郷に復讐ができる…。
危険な生物兵器を追え!
場面は変わって、研究所。
主任研究員の栗林和幸が「K-55」の消失に気づき、慌てて東郷の部屋に来たところだ。
東郷の元には葛原からの脅迫状が届いていた。
要求は3億円。
「K-55」は摂氏10度以下になると壊れる容器に入れられ、テディベアの写った写真の場所に埋められているという。
テディベアには発信機がつけられており、その受信機は犯人(葛原)が持っている。
…非常にマズイ状況だ。
秘密裏に危険な生物兵器を開発してしまったことを考えれば、警察には届けられない。
(どうしたものか…)
東郷と栗林が悩んでいると、警察から電話がかかってきた。
「葛原さんが交通事故で亡くなりました」
犯人が消えた!
東郷たちは関係者として事故現場から受信機とデジカメを回収。
後は何とかして被害が出る前に、自力で「K-55」の場所を見つけ出すしかない。
東郷は事件の捜査を主任の栗林に一任する。
栗林はデジカメの写真から目的地がスキー場であると推理。
スノーボード好きの息子・秀人に調べてもらい「里沢温泉スキー場」に目をつける。
そんな時、栗林に東郷からの連絡が入る。
葛原が「K-55」を入手できたのは、研究員の折口真奈美が手引きしたからだった。
真奈美は普段からどこか抜けていて、今回も利用されただけのようだと東郷は言う。
しかし、実は真奈美はとんだ食わせ者だった。
普段の態度はすべて演技で、葛原に協力したのも要求金の一部が手に入るかもしれないと思ったからだ。
そして真奈美はまだ今回の事件で利益を手にすることを諦めてはいない。
そんなことも知らず、栗林と秀人(スノボ目的)は一路、里沢温泉スキー場へと向かうのであった。
捜索失敗
スキー場に到着した栗林親子。
ぎこちない動きで滑る栗林は、小さな少女・ミハルにぶつかりそうになって転んだりと散々な有様だ。
栗林はコースを外れ、受信機を手に「K-55」を探し始める。
案の定、栗林は途中で身動きが取れなくなってしまったが、パトロール隊員・根津昇平に助けられて何とか無事に帰還した。
一方、別行動をしていた秀人は地元の中学生・山崎育美と出会い、仲良くなっていた。
育美の同級生・高野裕紀の家が経営する喫茶店「カッコウ」に立ち寄った2人は、裕紀の妹がつい先日亡くなったばかりという話を聞く。
その頃、裕紀と川端健太(育美の同級生)はスキー場の外れで気に吊るされたテディベアを発見していた。
場面は再び、栗林サイド。
パトロール隊員を呼んで栗林を助けてくれたのは和田という男だった。
栗林が葛原の遺したデジカメの写真を見せると、和田は事件に興味を持ったようだ。
それ以降、和田は「テディベアの場所を見つけたい」と栗林につきまとうようになる。
野次馬・和田をかわし、栗林は再びコース外を捜索することに。
しかし、今回もやはり遭難し、足を痛めて動けなくなってしまった。
するとそこにスノーボード選手・瀬利千晶が現れる。
千晶は根津を呼び、栗林は再び同じ人物に救出された。
ただ、さすがに怪しまれたようで不審者として通報されそうになってしまう。
真相へと近づく
栗林はとっさに嘘をついて場を切り抜けることに。
「新薬が盗まれてしまった。早く持ち帰らないと患者の命が危ない。テディベアの場所を探している」
すると千晶と根津が協力を申し出る。
栗林は動けないので、受信機を2人に渡して捜索をお願いすることに。
一方、秀人と育美は今日も「カッコウ」に来ていた。
裕紀の妹はもともと体が病弱だったが、最後はインフルエンザに罹って亡くなったそうだ。
そのことで裕紀の母親はインフルエンザを流行させた中学校の生徒たちを恨んでいるという噂もある。
事件の捜査に進展があった。
どうやら発信機入りのテディベアは現場から持ち去られ、今はミハルが持っているらしい。
ミハルの一家を探す千晶と根津。
ミハル一家はすでに名古屋行きのバスに乗っていたが、なんとか追いつき事情を聞くことに成功する。
ミハルはテディベアを地元の中学生・川端健太からもらったようだ。
栗林は育美を通じて健太を「カッコウ」へと呼びだす。
結末
カッコウに栗林、秀人、育美、千晶、根津、裕紀が揃う。
しかし、肝心の健太だけが現れない。
目撃情報から、健太が不審人物につれられてリフトに乗っていたことが判明した。
嫌な予感がする。
裕紀が「テディベアのあった場所ならわかる」と言うので、一行は現場へと向かうことに。
現場へ到着し、根津が地面を掘ると「K-55」が無事に見つかった。
そこに現れる和田と健太。
和田は健太を人質に「K-55」を渡せと脅迫してきた。
実は和田の本名は折口栄治。
折口真奈美の弟で、金目当てで真奈美の指示通り栗林らを見張り「K-55」を狙っていたのだ。
「K-55」を手に入れた和田はすぐに逃亡。
追走劇が始まった。
スノーボード選手の千晶とスノーモービルに乗る根津が和田を追いかける。
結果、話題には逃げられたが「K-55」を取り戻すことに成功した。
一行は一度「カッコウ」へと戻ることに。
カッコウで待っていた栗林に「K-55」が渡される。
しかし、誤って容器を落としてしまい「K-55」が空中に解き放たれる!
「生物兵器だ!逃げろ!」
栗林はそう叫んだが、何も起こらない。
容器に入っていたのはただのコショウだった。
(中身がすり替えられていた!?)
中身をすり替えたのは裕紀だった。
裕紀は「K-55」をただの病原菌だと勘違いし、母親と妹の恨みを晴らすため中学校の生徒たちを食中毒にするために使おうと考えていたのだ。
しかし、結局それは裕紀の兄に止められ「K-55」は無事に保管されていた。
これで事件は解決。
後は「K-55」を東郷に渡すだけだ。
根津たちや秀人は「警察に渡すべきでは?」と言ってきたが、栗林は組織の命令には逆らえない。
栗林は東郷の使いとしてきた折口真奈美に「K-55」を渡す。
真奈美は内心で勝利を確信していた。
もちろん「K-55」を東郷に渡すつもりはない。
これがあれば大金を手にすることができる。
偽造パスポートで海外へ高飛びしようとした真奈美だったが、空港で偽造がバレて荷物を調べられてしまう。
しかし、「K-55」が入っているはずの荷物から出てきたのは冷凍のフランクフルトだった。
…では、本物の「K-55」は今どこにあるのか?
「K-55」を持っているのは根津だった。
秀人は栗林に「K-55」を警察へと持っていくよう説得するため、それまでの時間稼ぎとして荷物の中身を入れ替え、本物を根津に預けていたのだ。
<完>
作品紹介
「疾風ロンド」は2013年に刊行された書き下ろし文庫小説。
東野圭吾さんといえば作品発表のペースが速い印象ですが、書き下ろしの文庫小説は1996年以来17年ぶりなんだそうですよ。
ちなみに「疾風ロンド」は東野圭吾さんの小説「白銀ジャック」の続編に当たります。
根津なども登場するので、合わせてチェックしてみるのもいいですね。
まとめ
東野圭吾「疾風ロンド」が実写映画化!
今回は人気の原作小説から映画のあらすじ・ネタバレをご紹介しました!
生物兵器「K-55」を巡る捜索は展開がコロコロと変わってハラハラしっぱなしです!
また、今回は割愛した和やかな場面、コメディタッチの場面も素敵なのでぜひ原作・映画もチェックしてみてください。
映画『疾風ロンド』の配信は?
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