BL作品「ひだまりが聴こえる」の実写映画化が発表されましたね!
「ひだまりが聴こえる」は文乃ゆきさんのデビュー作。
1冊完結のお話ですが、かなり心揺さぶられる良作として評価の高い作品です。
一応、BLではあるものの露骨な描写はなし。
男性が読んでも純粋に感動できるお話だと思うので、ぜひ実写映画版にも頑張ってほしいところですね。
というわけで、今回はそんな「ひだまりが聴こえる」のあらすじ・結末についてネタバレしていきたいと思います!
実写映画の予習としてどうぞ。
Contents
「ひだまりが聴こえる」のネタバレ
バイトをクビになり、金欠の太一のお腹は限界寸前だった。
そんな太一が目にしたのは、いかにも美味しそうなお弁当を一人で食べている航平の姿。
太一のもの欲しそうな視線に気づいた航平は、お弁当を置いて無言で去っていく。
不愛想だが、どうやら弁当を恵んでくれたらしい。
太一は友人から航平についての話を聞く。
女子にモテること、人付き合いはあまりしていないこと。
そして、難聴でありノートテイカーを募集していること。
弁当の借りを返すべく、太一は航平のノートテイカーに名乗り出る。
報酬は航平手作りのお弁当だ。
あまりに美味しいお弁当の虜になった太一は、しばらく航平のノートテイカーを続けることに。
ノートテイカーとして一緒にいるうちに、太一は航平のことを少しずつ知っていく。
航平は後天的な難聴であり、普通に話すことができる。
相手の口の動きを読むことはできるが、手話はできない。
しかし、周りはそんなことはおかまいなしだ。
障害者と見るや、頼んでもいないのに手話を使われ、手話サークルなんかに誘われる。
航平はそんな周りの人間たちにうんざりしていた。
しかし、航平にとって太一だけは他の人間たちとは違った。
太一は航平に一切変な気を使わない。
「おいしい!」といって、実に幸せそうな顔をして弁当を食べてくれる。
そして、事件は起こった。
航平が相変わらず手話サークルからの勧誘をスルーしていると、ノリの悪い航平にイラッと来た男子が罵詈雑言を口にしたのだ。
どうせ聴こえないからと思って。
一緒にいた太一は思わず男を殴ってしまう。
航平「なんで殴ったの?俺は聴こえないから別に…」
太一「聴こえないからって何言ってもいいわけねーだろ。聴こえないのはお前のせいじゃない」
この言葉に航平は思わず涙を流す。
(人と一緒にいると、いつもトラブルになった)
(自分のせいで)
いつもそう考えていた航平にとって、それは救いの言葉だった。
難聴になってから、友達と離れざるを得なかった航平。
そんな航平にとって、太一は特別な存在になった。
太一の影響で、航平にも変化が見えるようになった。
少し行動的になり、太一と一緒に草野球にも参加した。
ところが、その草野球で出会った美穂という女の子によって2人の関係に暗雲が…。
美穂は案の定航平を気に入ったのだが、足掛かりとしてまずは太一に接近。
やはり難聴者に対して偏った見方をしている美穂に対して、太一は一喝する。
しかし、航平はそんな太一と美穂の関係を勘違いして…。
航平は太一を大切に思っているからこそ、太一が自分から離れていくことなんて考えられない。
ついに、航平は自分の方から太一と離れることを決意する。
ノートテイカーの仕事も、新たに募集を始めた。
お互いに、お互いのことを大切に思いながらもすれ違い続ける2人。
そして、ついに太一は航平のことをつかまえた。
難聴がまたひどくなっていた航平だが、太一の声だけはなぜかはっきりと聴こえる。
太一「お前が黙ってたら何もわからない。お前は自分の気持ちをちゃんと言えよ。最初から諦めたりすんなよ」
泣きながら訴える太一の手を引き、航平はキスをする。
航平「やっぱわかってなかった、鈍いよね」
太一のことが好きだったと告白する航平。
航平「ごめんね。でも言えてよかった。今までほんとにありがと」
2人の関係はどうなる…!?
結末のネタバレは?
場面は変わって、少しだけ先の未来。
髪を切ってイメチェンした航平の耳には補聴器が。
あれだけ遠ざけていた手話サークルに入ろうとしているようだ。
もう前の航平とは違う。
そこに現れる太一。
航平(いきなりキスしてしまったのに、堂々と現れるか普通!?)
太一「ご飯を食べるのも忘れて考えて考えて考えた」
太一「でも、いくら考えても、お前のこと嫌いになる理由なんて見つからなかったんだよ」
太一の手にはノートテイカー募集のチラシが。
太一「これ、まだ応募できんのか?」
<ひだまりが聴こえる・完>
おまけ
その後の航平と太一を描く「今はまだ道の途中」にて。
相変わらず航平と太一の仲は良い様子。
今日は2人で一緒に映画館へ。
あれから航平は手話サークルに入り、徐々に手話も覚えてきている。
太一の手を取って航平が簡単な手話を教える。
手に触れられて、なんとなく意識してしまう太一。
航平「もうあんな事しないから。太一が嫌がることはしない」
太一「嫌じゃなかったらどうすんだよ…」
太一の声は小さくて、航平には届かなかった。
まだまだ道の途中。
まとめ
漫画「ひだまりが聴こえる」が実写映画化!
いったい誰が航平と太一を演じるのか!?キャストも気になりますね~。
さて、今回は「ひだまりが聴こえる」のあらすじ・結末のネタバレでした。
BL作品という枠組みでありつつも、繊細な心の機微を丁寧に描いた作品であるということが1%でも伝わっていれば幸いです。
ちなみに「ひだまりが聴こえる」の後、続編として「ひだまりが聴こえるー幸福論」という作品も出ています。
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