映画「黒い十人の女」が2度目のドラマ化!
バカリズムさんが脚本を担当し、映画版主演の息子である船越英一郎さんが主演を務めるということで話題になっています。
「黒い十人の女」といえば1961年に公開された古い映画ですが、これまでドラマ化や舞台化もされている名作として有名ですね。
果たして半世紀を超えてよみがえる2016年版ドラマの出来はどうなる!?
今回はそんな「黒い十人の女」のあらすじを結末までネタバレしていきたいと思います。
原作や旧ドラマ版でも意味深だったラストシーンの解釈とは?
「黒い十人の女」のあらすじ・ネタバレ
まずは簡単なあらすじから見ていきましょう!
※設定は映画版に準拠しています。
★「黒い十人の女」あらすじ
主人公・風松吉はテレビ局のプロデューサー。
妻の双葉はこの上ない美人であり、レストランを経営している。
しかし、そんな美人の妻がいるにも関わらず、松吉には愛人がいた。
それも9人も。
女優の市子、印刷会社社長の三輪子、その他の愛人もみんなテレビ局関係者ばかり。
10人の女たちは松吉の女関係を知っていたが、なぜだか不思議な魅力のある松吉から離れられない。
しかし、かといって10人の女たちは現状を良しとしているわけでもなかった。
「いっそ、いなくなってくれればいいのに…」
ついに双葉と最古参の愛人である市子は2人で松吉を亡き者にする計画を立て始めるのだった…。
※以下、ネタバレに突入していきます!ご注意ください!
松吉の計画
双葉と市子の計画はストレスを晴らすための架空のものだった。
しかし、三輪子から自分を消す計画の存在を聞いた松吉は心穏やかではいられない。
「自分は女たちに亡き者にされてしまうのではないだろうか…?」
妻の双葉に相談すると、双葉はあっさりと計画の存在を認める。
そこで松吉は双葉にある計画を持ち掛けることにした。
「女たちを集めた目の前で、拳銃で自分を撃ってほしい」
双葉が松吉を撃った、というお芝居で女たちを騙そうというのだ。
双葉は計画に乗り、女たちをレストランに集めることにした。
狂言の当日
そして、狂言計画の当日。
予定通り双葉が松吉を撃ったように見せかける。
熟れたトマトが血しぶきのように舞い、集まった9人の愛人たちはパニックに陥った。
「私たちまで共犯にされてたまるものですか!」
夫婦のお芝居は成功し、愛人たちは騙されて帰っていった。
後日、この事件にすっかりショックを受けてしまった三輪子が自ら命を断つ。
そして「どうにも様子がおかしい」と気づき始めた他の愛人たちは、ついにあの事件が狂言であったことを知るのだった。
市子と松吉
双葉を追い詰める8人の愛人たち(と三輪子の幽霊)
ついに双葉は離婚を宣言し「松吉を譲る」と愛人たちに言い放つ。
しかし、
狂言に真実味を持たせるため仕事を休み家に引きこもっていた松吉の姿に、女たちはすっかり魅力を感じなくなってしまっていた。
そんな中、唯一「松吉を引き受ける」と手を挙げたのは最古参の愛人・市子。
こうして市子に引き取られた松吉だったが、知らぬ間に双葉との離婚が成立していたことを知りショックを受ける。
さらに、市子によって勝手に退職届を出されてしまい、松吉は仕事も失ってしまう。
松吉は慌てふためき、涙するのだった。
そして結末へ
市子は松吉から自由を奪い、完全に独占することに成功した。
しかし、不思議なことにいざ自分のものになると、松吉に対して以前の魅力が感じられなくなってくる。
市子が劇団を引退するパーティーの日、かつて松吉の妻・愛人だった女たちが再会する。
双葉はレストランの経営が楽しくて仕方がないという。
愛人だった四村塩は、別の男との結婚を決めたという。
みんな、松吉と別れたことで前に進んでいるようだ。
パーティーからの帰り道。
市子は車を運転して夜の道を走っていく。
途中、火災現場の横を通り過ぎるも、市子は一瞥もくれることなく前だけを見ていた。
<黒い十人の女・完>
ラストの解釈は?
意味深なラストシーンで締めくくれれた映画「黒い十人の女」
実は旧ドラマ版のラストは少し違って「車が動かなくて、市子は仕方なく歩いて雑踏に消えていく」みたいな結末でした。
これらのラストシーンの解釈は人によって異なると思いますが、個人的にはハッピーエンドだとは思えません。
市子を主体をして考えると
「長年好きだった松吉をついに独占できたのに、そのとたんに飽きてしまった。いままでなんでこんな男に執心していたのか?他の愛人たちに比べて、自分は貧乏くじを引いてしまったのではないか?」
みたいな後悔が感じられます。
また、松吉を主体にして考えてみても
「純粋に10人の女を愛していただけなのに、いつのまにか妻も仕事も失い、おまけに最後の市子にまで見捨てられてしまいそうだ」
という散々な状況です。
ラストシーンにおける市子の描写からは「松吉との別れの予感」や「これまでの自分の行動に対する後悔」といった雰囲気が感じられました。
まとめ
映画「黒い十人の女」が再ドラマ化!
このご時世に愛人を9人も囲っている男の話とは、1周回って面白そうですよね(笑)
※ちなみに10人の女たちの名前にはそれぞれ1~10の数字が入っているんですよ!
あらすじ・ネタバレだけ見るとちょっと怖い話みたいな印象もある「黒い十人の女」ですが、実際にはコメディ要素もある作品でした。
2016年の再ドラマ化では脚本をバカリズムさんが担当するという事で、原作映画や旧ドラマ版よりもコメディタッチな作品になるのでは、と期待しています。
(腹が)黒い十人の女たちのかけあいに注目!
ドラマ「黒い十人の女」は2016年9月29日(木)23:59より日テレ系にて放送スタートです!
おすすめ少女漫画アプリ【PR】
マンガPark - 人気マンガが毎日更新 全巻読み放題の漫画アプリ
HAKUSENSHA.INC無料posted withアプリーチ
雑誌でいえば『花とゆめ』『LaLa』とかですね。
オリジナル作品も女性向けが多くてにっこり。
毎日2回もらえるポイントで最低8話ずつ無料で読めますし、初回は30話分の特別ポイントももらえます。
↓人気作も配信中!
- 『フルーツバスケット』
- 『三月のライオン』
- 『桜蘭高校ホスト部』
マンガMee-人気の少女漫画が読めるマンガアプリ
SHUEISHA Inc.無料posted withアプリーチ
雑誌でいえば『りぼん』『マーガレット』とかですね。
歴代の名作から最新作までとにかくラインナップが豪華!
少女漫画が好きなら、一度はチェックしておきたいアプリです。
↓配信中タイトル
- 『ハニーレモンソーダ』
- 『君に届け』
- 『NANA-ナナ-』