今回は映画化もした漫画「ひるなかの流星」のネタバレ!
憧れの大人の男と、安心の同級生の男子。
ヒロインが最後に選ぶのは…!?
あらすじネタバレ
ヒロイン・与謝野すずめは田舎の高校1年生。
親の海外転勤を理由に、いきなりすずめは東京の「諭吉おじさん」にあずけられることになる。
慣れない東京、怪しい男に声をかけられたりオロオロしているうちにすずめは公園で倒れてしまう。
…。
目が覚めると、そこは諭吉おじさんの家。
聞くと、諭吉おじさんの店の常連客がすずめを助けてくれたのだという。
「起きた?」
顔を出したすずめの恩人は、さっき声をかけてきたチャラそうな怪しい男その人だった。
(あやしい人は本当は、あやしい人ではないわけか)
「またな、チュンチュン」
元あやしい男は、勝手につけたあだ名で呼んで帰っていった。
(またな、ってどういう意味だろう)
こうして、すずめの東京生活が始まった。
そして、翌日。
「おーい、チュンチュン。転校生は先に職員室に行かないとダメだぞー」
(その、あだ名…)
「どーも、担任の獅子尾です」
オフのチャラい恰好とは打って変わって、きっちり整えている元あやしい人が、そこにいた。
恋の始まり
すずめの新しい学校生活が始まった。
田舎出身をバカにされ、最初は少し意地悪されたりもしたが、持ち前の明るさと度胸でクラスに馴染んでいくすずめ。
隣の席の無愛想な男子・馬村大輝とも友達になれた。
しかし、すずめにとって一番の変化は獅子尾への気持ち。
最初は苦手に思っていた獅子尾のことをすずめは徐々に好きになっていく。
しかし、余裕たっぷりな大人の男である獅子尾に対し、どう接すればわからないすずめ。
一方の獅子尾はというと、すずめにちょっかいをかけてはドキドキさせる小悪魔ぶり。
保健室で寝ていた獅子尾に「好き」と伝えるのが、すずめの精いっぱいだった。
同級生の馬村からの好意に気づくすずめだったが、すずめは獅子尾を追いかけることに夢中になっていた。
実は保健室では起きていて、すずめの告白を聞いていた獅子尾。
外面では余裕ある大人を演じているものの、内心では少年のようにドキドキしていた。
そして、後日。
すずめは改めて獅子尾に告白する。
「先生は真昼に見た流れ星に似ています。私、先生に片思いしています」
獅子尾の答えは…
「ありがとう、ごめんな」
2人の関係はあくまで教師と生徒。
たとえ好意があったとしても、大人として抑えるべき気持ちもある。
すずめは獅子尾にフラれてしまう。
馬村の告白
獅子尾にフラれた帰り、すずめは馬村に会う。
「ふられた」と言って泣き出すすずめに馬村は告白する。
「おまえ、俺のこと好きになればいいのに」
後日、花火大会ですずめは告白の返事を馬村に告げる。
「私は馬村の気持ちに応えられない。ごめん」
フラれたばかりで、すずめは獅子尾への気持ちを諦めきれないでいた。
そこに現れたのは元カノと花火大会に来ていた獅子尾。
いたたまれなくなって逃げ出してしまったすずめを、獅子尾が追う。
「なんとも思ってないのに、生半可に優しくしないでください」
獅子尾は元カノへの愛情が自分の中にないことに気がつく。
普段通りの学校生活に戻る3人。
すずめは相変わらず獅子尾への思いを諦めきれない。
馬村は特別な友達といいつつ、すずめのことを大切に思っている。
そして、獅子尾は徐々に自分がすずめのことを本気で好きになっていることに気づき始める。
そして、文化祭が始まった。
獅子尾の告白
文化祭中、獅子尾はすずめにつきっきりで過ごした。
しかし、すずめはこれを「教師として友達のいない生徒をフォローしている」と勘違い。
いたたまれなくなって、すずめは獅子尾から逃げてしまう。
さんざん探して、やっとすずめを捕まえた獅子尾。
すずめを壁ドンして
「全部ちゅんちゅんだけのためにやったわけじゃない。俺がただお前と一緒にいたかったんだ」
事態は急転直下。
明確な告白ではなかったけれど、2人はついに両想いになれた。
クリスマスと冬休み
教師と生徒。学校でも隠れながらのニヤニヤな付き合いが続く。
時には職権乱用しつつ、すずめとの時間を過ごす獅子尾。
すずめはまだ憧れが強く、獅子尾に対してぶつかっていけない部分もあったが、2人の関係は順調だった。
そして、12月。
2人はクリスマスを一緒に過ごす約束をする。
仕事のある獅子尾のため、クリスマス当日はまず同級生へのパーティーに出席するすずめ。
そこに獅子尾から「仕事が長引いて会いないかも」と連絡が入る。
落ち込むすずめにいち早く気付いたのは馬村だった。
複雑な心境ながらも、すずめのためを想って元気づける馬村。
泣きそうになりながら、すずめは「馬村の前でなら素直になれる」と思う。
その後、獅子尾から連絡が入り、やっぱり会えることになる。
すずめの気持ちは、一途に獅子尾の方を向いている。
そうして学校は冬休みに入った。
獅子尾に会えなくなると寂しがるすずめだったが、諭吉おじさんのお使いで訪れた家がまさかの獅子尾宅!
獅子尾は抑えきれなくなってずずめにキスしそうになるも、寸前で思いとどまり未遂に。
すずめは驚いて、その日は帰ってしまう。
普段は茶化して見せない獅子尾の愛情表現に、ドキドキしてしまうすずめだった。
急転直下
獅子尾の提案で2人きりのお泊り旅行に行くことになったすずめ。
ついに一線を越えるのか…と思いきや、獅子尾は一切手を出さない宣言。
教師と生徒。そして、大人の男と少女。
獅子尾は大人の男を演じつつ、なんとか理性で本能を押し込めることに成功。
結局、最後まで2人の関係が深まることはなかった。
そして事態は急転直下の展開に。
「好きじゃなかった。ごめん」
獅子尾はすずめをフった。
傷心と次の恋
すずめの様子がおかしいと気づく馬村。
原因は獅子尾にあると察して問い詰める。
「お前、あいつに何した?」
怒り心頭の馬村に獅子尾は本心をぶっちゃける。
「ちゅんちゅんを傷つけた。大切すぎてどうすればいいかわからないなんて、初めてなんだ」
(本当、ダッセえー…)
大人の男なんかじゃなく、ただ不器用で傷ついている獅子尾の姿が、そこにあった。
一方、すずめは傷心から東京を飛び出し、実家に逃げ帰ってしまう。
「わたし、どうすればいいかわからないんだ」
そこに現れたのは、馬村をはじめとする同級生のメンバー。
すずめは友達に「失恋がつらかった」と話し、夜通し慰められる。
無事、東京に帰ってきたすずめ。
同級生はすずめのために合コンをセッティングするものの、見事に失敗に終わる。
合コンからの帰り道、すずめは偶然馬村に出会う。
何かと自分のことを心配してくれる馬村を前に、すずめは思う。
(馬村って、せっけんのにおいがするんだ)
話の流れで、すずめは築地のすし屋で開催される馬村の誕生日会に参加することに。
馬村家の食事会に参加したすずめ。
馬村父からの質問に対して「馬村は私に興味ないと思います」と話す。
その夜、登録したばかりの馬村の番号から電話が入る。
「お前のこと、興味ねーとか思ってねーよ」
席を外したタイミングでの受け答えだったが、馬村父との会話が聞こえていたらしい。
電話を切ったすずめの胸に去来するのは、合コンの時に友達から言われた言葉。
『次の恋』
すずめの心が揺れ始める。
馬村の告白2
春が来て、すずめたちは2年生に。
新入生にモテる馬村くんを守る作戦に組み込まれ、すずめは偽恋人を演じることになる。
ちゃっかり獅子尾に「俺たち、付き合ってるから」と宣言する馬村。
その後、獅子尾とも行った水族館に2人で出かけるなど、すずめと馬村の関係が急接近していく。
そして、ついに馬村がすずめに告白!
獅子尾への未練と馬村への気持ちで揺れるすずめだったが、決心して馬村の家に答えを伝えに行く。
「獅子尾と馬村とでは違う」
「馬村と一緒にいると安心するけど、これが恋かはわからない。ごめん」
「でも、このまま獅子尾への気持ちを引きずるのも違う」
「だから、これから馬村の方を向いていく努力をしていきたい」
「付き合ってください」
ヒヤヒヤする言い回しながら、馬村の気持ちに応えたいというすずめ。
馬村の返事はもちろん…
「今まで以上に大切にする。よろしくお願いします」
苦節約一年。馬村とすずめは晴れて恋人同士になった。
恋人同士になって、変に相手を意識してしまう馬村とすずめ。
周りの友達には即バレた。
出逢った頃は女性を避けていたはずの馬村から、すずめを大切に思う言葉が飛び出てくる。
2人の交際は極めて順調だった。
だが、そんな姿を見て動揺する男が1人。
「(すずめと馬村が付き合ってるって)…それ、マジで言ってんの?」
獅子尾だった。
獅子尾の告白2
もうすぐ運動会。
馬村に手作りの鉢巻きをつくろうとするすずめだったが、教室に入ると獅子尾の姿が。
(…気まずい)
どことなく冷たいすずめの態度。
馬村と付き合っていることに動揺している獅子尾は、衝動的にすずめを抱き寄せる。
すずめはすぐに逃げ帰ったが、この事件は2人の心にさらなる動揺を残した。
(どうしてあんなことをしたのか?)
心揺れる獅子尾は、元カノの「変なプライド捨てれば?」という言葉で本心に気がつく。
翌日。
獅子尾は、偶然会ったすずめに伝える。
「(昨日のことは)好きだから。オレが君のこと、すきだから」
獅子尾は初めてすずめに「好き」という言葉を伝えた。
それに対し、すずめの返事は
「うそだ。私はいまさらそんな言葉信じない」
仮にも馬村と交際している身。
動揺しつつも、すずめは獅子尾の告白を断った。
しかし、獅子尾のアプローチは続く。
後日、場所は保健室。
ケガをしたすずめを、獅子尾が手当てしている。
そこで、獅子尾は再びすずめに告白。
しかし、
すずめ「聞きたくない」
獅子尾「わかった」
すずめは獅子尾への思いを残しつつも、再び告白を断った。
最終回の結末は?
物語はついに最終局面。
すずめは心のどこかに獅子尾への気持ちを残しつつ、馬村と沖縄旅行へ。
馬村はすずめの気持ちがはっきりするまで紳士的に待っていてくれている。
そんななか、すずめに「獅子尾が入院」の一報が届く。
馬村に送り出され、東京へと逆戻りするすずめ。
待っていたのは、獅子尾の最後の告白。
本当にすずめが好きだったのに、ちゃんと伝えられなかったことを悔いる獅子尾。
すずめも、お互い両想いだったことを改めて確認する。
「私も、先生のこと好きでした。ごめんなさい、今私が本当に大切にしたいと思う人は別の人です。私は先生の気持ちに応えることができません」
すずめははっきりと自分の気持ちに答えを出した。
獅子尾はすずめの言葉を受け入れる。
1人、沖縄の海辺にたたずむ馬村。
東京に戻ったすずめのことを心配している。
そこへ
「まむらー!」
何故かいないはずのすずめが馬村にタックル!馬乗りの状態になって話し出す。
これまで、獅子尾への気持ちを捨てきれなかったこと。
そして、今の正直な気持ち。
「馬村が好きだよ」
「今度は私が馬村を幸せにするから。よろしくお願いします」
押し倒されている馬村の方からすずめにキスをする。
「オレも、これからよろしくおねがいします」
(あなたのぜんぶ何年後もずっと一番近くで見てるから。君にとっての、真昼中の星のように。そんな存在に)
<ひるなかの流星・完>
番外編
漫画「ひるなかの流星」は単行本全12巻の他、番外編が一冊出ています。
獅子尾のその後(まだ引きずっている)や、すずめと馬村のデート風景などが描かれていますが、中でも印象的なのはこのお話。
本編から6年後のすずめと馬村。
諭吉おじさんの結婚式の後、獅子尾に会ったことを馬村に伝えるすずめ。
そして
「私を好きになってくれてありがとう」
「私バカだけど、あの時私が出したこたえだけは正しかった自信があるよ」
「私、馬村といて幸せだよ。ふふ、なんてね」
そう言って笑うすずめを前に、馬村は用意していた指輪を取り出しながら思う。
(ああくそ、キスしてぇ。けどその前に、ひざまずいてダセー台詞言って)
(きっと今がそのタイミング)
(おい、バカ女。答えは「はい」しか認めねぇからな)
<番外編・完>
まとめと感想
今回は漫画「ひるなかの流星」のあらすじネタバレをお届けしました。
しかしまさか、最終回で馬村くんを選ぶ結末とは!
心の中で応援しつつも、少女漫画のセオリー的に「結局最後は獅子尾とハッピーエンドなのかな?」と思っていたので、いい意味で裏切られました!
絵もきれいだし、テンポもいいし、結末にも大納得!
番外編ですずめと馬村の結婚直前が描かれているのもまた最高!
いやぁ、馬村くんは終始いい男だった…。
映画『ひるなかの流星』の配信は?
U-NEXT | 〇 |
---|---|
Amazonプライム | 〇 |
Paravi | × |
Hulu | × |
FOD | 〇(レンタル) |
※配信情報は2020年6月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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