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小説『やめるときも、すこやかなるときも』ネタバレと感想!結末は?

窪美澄『やめるときも、すこやかなるときも』を読みました!

「藤ヶ谷太輔くん主演でドラマ化するから読んでみるか」という軽い気持ちで手に取ったのですが、とってもいい小説でした。

主人公とヒロインの年齢は32歳。

キラキラした10代のボーイミーツガールとは一味も二味も違う『大人の純愛』には、きれいごとだけじゃないからこその感動がありました。

というわけで!

今回は小説『やめるときも、すこやかなるときも』のネタバレ解説と感想をお届けします!

  • 壱晴の過去のトラウマとは?
  • 壱晴と桜子の恋愛の結末は?

あらすじ

家具職人の壱晴は、毎年十二月の数日間、声が出なくなる。

原因は過去にあったが、誰にも話さずに生きてきた。

一方、会社員の桜子は困窮する実家を支え、恋とは縁遠い。

二人は知人の結婚式で偶然出会い《一夜》を過ごすが、後日、仕事相手として再会し……。

  • 壱晴は女癖の悪い『軽い男』
  • 一方、桜子は男性経験ゼロ
  • 結婚式の夜は実際には何もなかった(一緒のベッドで寝ただけ)

ネタバレ

声が出なくなる『記念日反応』

その原因は精神的なもの、いわゆる過去のトラウマに根差しています。

『壱晴の過去に何があったのか?』

と気になるところですが、それがはっきりと明かされるのは終盤に入ってからです。

それまでは

  • 高校3年生のときの事件が原因
  • 親しかった女の子が関係している
  • どうやら女の子は亡くなったようだ

と断片的な情報(ヒント)が小出しに明かされていきます。

ぱんだ
ぱんだ
で、なにがあったの?

はい。もったいつけたりはしません。

まずはそこからネタバレしていきましょう。


壱晴の過去

高校生のとき、壱晴には好きな女の子がいました。

名前は大島真織(まおり)

真織は進学校の中でも特に頭のいい生徒で、しかも働き者でした。

学校が終わると夕方5時までは図書館で勉強して、それから夜9時まではバイト。

土日もフルタイムでアルバイトに明け暮れるのが真織の日常でした。

なぜそんなに働いていたのかというと、当たり前ですがお金が必要だったからです。

真織の将来の夢は数学を研究し続けることで、そのために家を出て京都の大学に進学しようとしていました。

そのためにお金が必要だったんです。

……というのは真織が壱晴に話していた『表向きの理由』

もちろんそれも嘘ではなかったのですが、本当の理由は『働かなければ生活できなかったから』に他なりません。

真織は父親と二人暮らしだったのですが、この父親というのが絵にかいたようなダメ親父でして。

  • 働かない
  • 毎日ギャンブル
  • 酒乱
  • 暴力をふるう

とまあ最低なクズ親だったんです。

真織が一生懸命勉強していたのも、休みなく働いていたのも、家の事情が原因だったんですね。

壱晴はそんな真織の事情を目の当たりにしてショックを受けたものの、その事情ごと真織を背負っていきたいと覚悟を決めます。

※以下、真織の家の事情を知った次の日の会話シーン

「真織は家を出るんだろう。受験して京都の大学に行くんだろう。絶対受かるよ真織なら。そうしたらお父さんなんかもう関係ない」

「だけど私が京都に行ったら、お父さん一人になっちゃう。それが怖い。京都に私、行けるのかな。お母さんみたいにお父さんを捨てることになるでしょう?」

「捨てるわけじゃないよ。自分の勉強したいこと、したい大学でするだけだろ」

「一人になったらお父さん、死んでしまうかもしれん」

死なんよ、と口にしそうになったけれど僕には言えなかった。

真織の背負っている荷物をどうやったら軽くできるのか。

僕は必死で考えていた。

「真織さ、京都じゃなくて東京の大学に行こうよ」

※ちなみにこのとき壱晴が住んでいたのは島根県の松江

え、と真織が僕を見上げる。

「僕、東京の大学に行くよ。それで、僕と同じ部屋で暮らそう。家賃だって半分にできる。東京には僕のじいちゃんとばあちゃんの家だってあるんだから、そこに住んだっていい。そうしたら家賃なんかいらないんだよ。バイトして稼いだ分はお父さんに送ればいい。ほら、何も難しくないよ」

「東京……」

「そうだよ、二人で東京に行こうよ」

真織は顔を上げ、僕を見つめる。

「東京に行けるん? 私?」

「行けるよ。二人で行こうよ」

(中略)

真織はいつまでたっても泣き止まなかった。

僕はまるで真織の親になったような気持ちで、真織の小さな頭をなで続けていた。

真織を悩ませているものすべてをその頭から取り除いてやりたかった。

(中略)

僕は大島真織という人間とともに生きることをその夜、心に決めた。

そこにはなんの迷いもなかった。

これが壱晴と真織の物語だったなら、ここでハッピーエンドです。

このあとの場面でも高校卒業後に向けた壱晴と真織の幸せな日々が描かれていますし、大団円ですね。

が、しかし、これはあくまで『壱晴の声が出なくなった原因の出来事』を語る回想シーンであることを忘れてはいけません。

 

真織ちゃん、亡くなります。

 

交通事故でした。

信号無視の大型トラックに突っ込まれて、ひとたまりもありませんでした。

その瞬間を、壱晴は、目の前で見てしまいました。

  • もうちょっと引き止めていれば
  • 真織の自転車のブレーキをちゃんと直していれば
  • いつもどおり家まで送っていれば

壱晴の絶望と後悔は想像すらできません。

事故が起こったのは卒業を間近に控えた高校三年生の12月。

翌年から、真織の命日が近づくと壱晴の声は出なくなりました。

壱晴が行きずりの相手と寝るようになったのは、過去のトラウマを一時的にでも忘れようとした結果です。

壱晴にとって真織は初恋で、それから本気の恋は一度もしていません。

「僕は結婚しません」と言い切っているのも真織の事件がいまだに心のなかに残っているからです。


桜子の事情

壱晴にも重い過去がありましたが、桜子も現在進行形で『とある事情』を抱えています。

桜子の父親は印刷会社の二代目でしたが、不景気の波にのまれて会社は倒産してしまいました。

まだ桜子が子どもだった時のことです。

それから父親はひねくれてしまい、酒を飲んでは家族に暴力を振るうように……。

桜子はそんな父親の暴力に耐えつつ、働いて働いて家計を支えてきました。

大学では学費と生活費を稼ぐためにバイト漬けの日々。

就職してからも家にお金を入れ続け、自分が稼いだお金なのに自分のためには使えません。

当然、遊ぶ余裕なんて全然なくて浮いた話もなく……気づけば男性経験なしのまま32歳。

壱晴が経験した身を切るような絶望とはまた種類の違う、じわじわと蝕むような人生への諦めが桜子を心底疲れさせていました。

さて、そんななか桜子は壱晴と《一夜》を過ごし、さらには偶然にも仕事で再会します。

桜子は思いました。

結婚すれば家を出られる。処女だから、モテないから、と自分を卑下することもなくなる。結婚というカードを手にすれば、自分はもっと前向きに生きられるはずだ。じゃあ、誰と?

「私、須藤さん(壱晴)と結婚する」

心に決めた。須藤さんのことなど何ひとつ知らないのに。

桜子が前の彼氏にフラれた理由は「重いから」でした。

「つきあう= 結婚」という発想自体はいいとしても、グイグイ相手に結婚を迫ってしまったのが失敗だったのですが、人間、わかっていてもすぐには変われないものですよね……。

桜子は前の彼氏に二股をかけられたあげくにフラれたのですが、別れ際には相手の男の頬をビンタ……ではなく相手の男に土下座しています。

「あの、別れてもいいんで。処女だけもらっていただけないでしょうか」

この言動には男もドン引き。

いろんな意味で衝撃的なシーンでした。


打算的な関係

壱晴と桜子はかなり唐突につきあいはじめます。

きっかけは桜子が壱晴を自宅に招いたことでした。

※そもそもここが重いっていうね……。

壱晴は酔って怒鳴り散らす桜子の父親に「つきあっているのか」と尋ねられ、こう言いました。

「まだつきあってはいません。でも、おつきあいするつもりでいます」

この発言に一番驚いたのは桜子に他なりません。

「本気、ですか」

「本気です。本橋さん(桜子)と本気でつきあいます」

桜子は「でもこの人軽いしな……」と思いつつ、彼氏ができたことに大喜び!

頭の中ではもう結婚のことまで考え始めています。

一方、壱晴がなんでそんな急に付き合う宣言をしたのかというと……

 

『本橋さんとつきあいたいと思ったのは、真織にどこか似ているからだ』

 

もう、「あぁー……」って感じですよね。

  • 経済状況がよくない家
  • 酔って暴れる父親

桜子の置かれた状況は、かつて真織を取り囲んでいた状況と似ています。

だから、壱晴は別に桜子に一目ぼれしたとか、そういうんじゃないんです。

※以下、このときの壱晴の心境

本橋さんのことが好きなのかと誰かに問われれば、はいと即答はできなかっただろう。

でも、思ったのだ。

勢いよく僕に近づいてくるこの人に、思い出を上書きしてもらおうと。

(中略)

記憶から真織のデータを消して、空いた領域に本橋さんという人の記憶を詰め込んでいくのだ。

真織のことをスムーズに忘れられるように本橋さんとたくさんの時間を過ごすのだ。

僕が本橋さんと本気でつきあうとはいうのはそういうことだ。

本橋さんと付き合うことで僕はまったく違う人間になるのだ。

本橋さんのまっすぐさが、強さが、きっと僕を変えてくれるだろうと、そう信じるしかなかった。

要するに、壱晴は桜子に「真織のことを忘れさせてほしい」と願っているわけです。

一方で桜子は壱晴に「結婚して家から出してほしい」と願っています。

お互いに相手に「~してほしい」と思っているというのは、なんとも打算たっぷりな大人の恋愛っぽいですよね。

ともあれ、こうして壱晴と桜子は恋人同士になりました。


壱晴のなかの真織

桜子にせがまれ、壱晴は誰にも話してこなかった真織の話をします。

それは桜子にとってあまりにショックな話でした。

もういない少女への嫉妬。

そして『自分には荷が重い』という気後れ。

壱晴のなかの真織に勝てないということを、どうしようもなく桜子はわかってしまうのでした。

※以下、桜子の感情が爆発したシーン。切ないんですよ……。

壱晴さんがいままでつくってきた家具は真織さんのためだったんでしょう? 真織さんが使うところを想像して。真織さんと壱晴さんが結婚したことを想像してその生活で使うための家具でしょう?」

私はギャラリースペースに並べられた家具を指さしてさらに言った。

「ここにある家具はすべてそうなんでしょう? 壱晴さんのなかには真織さんが今でもいるんでしょう?」

壱晴さんは何も言わない。

「ずっとずっと生きたままなんでしょう?」

そう言いながら私はこういう経験をした壱晴さんという人とつきあっていくのは、自分にとってとてもしんどいことなんじゃないかと考えていた。

(中略)

「壱晴さん、かわいそうだと思うよ。高校生のときにそんな体験をして。だけどいくら想像しようと思っても私は壱晴さんと同じ気持ちになれない。そんな出来事があったから、それでいろんな女の人と寝るようになったの? それが原因? だから私をあのパーティーから連れ出したの? 私は真織さんの代わりなの? 私はこの年齢になっても男の人と寝たことがない。恋愛の経験もほとんどないの。だからあなたみたいな人のこと、本当はよくわからない。あなたのことが理解できない」

叫ぶように壱晴さんに言いながら、恋愛ってつらいものだな、と私は思っていた。

誰かを好きになることはあまりにも大変だ。

みんなこんな感情の浮き沈みを体験しているのだろうか。

こんな人に出会わなければよかった。

違う。瞬時に私は思う。

どんなにつらくても、壱晴さんと出会う前みたいな、生きているかどうかわからない毎日には私は二度と戻りたくはないのだ、と。

壱晴は桜子に言います。

「松江に行こう」

そこは壱晴と真織が青春を過ごした土地。

高校を卒業してから、壱晴が一度も帰らなかった……真織が眠る場所。

「松江に二人で行こう。真織の墓参りをしよう。あの町を二人で見たらさ、それが区切りになって始められるような気がして」


松江にて

二泊三日の松江旅行。

思い出の地を巡り、真織の墓参りをして……一日はあっというまに過ぎていきました。

そして、ホテルへの帰り道。

壱晴はぽつり、とつぶやきました。

「つきあわせてごめん」

私は首を横に振る。

「ずっと忘れなくちゃと思ってた。昔、起こったことにこだわっていたらいけないと思ってた。だけど、どうしても忘れられないんだ。真織が死んでから、一日だって真織のことを思い出さない日はなかった」

知ってる。そんなことずっと前から知っている。心の中で私は答えた。

「壱晴さんが真織さんほどには私のことを好きじゃないって、ずっとずっと知ってた。わかってた。でも、それでもいいと思ってた。壱晴さんに会ってからの二か月、私すっごく幸せだった。だけど、真織さんの話を聞いてからはずっとずっとつらかった」

「これが私と壱晴さんの最初で最後の旅行になる。そうなることもわかってたよ」

桜子はそう言うと壱晴をおいて一人でホテルに帰り、チェックアウトして東京に戻りました。

一人残された壱晴は、松江に連れてきたことで桜子のことを深く傷つけてしまったと今さらのように反省します。

そして、桜子を失いたくないと思いながら、それでも真織のことを忘れられないと思うのでした。

亡くなってしまった真織と、生のまっただ中にいる桜子が僕の中にいる。

真織を抱えたまま桜子を愛するなんてことが、僕にはできるんだろうか。


桜子の椅子

松江から帰ってしばらくの間、壱晴と桜子はお互いに連絡を取りませんでした。

桜子の最後の言葉といい、表面的には別れたように見えます。

でも、実際には不器用にすれ違ってるだけです。

桜子は「もう壱晴に気持ちはないのだろう」と勝手に思い込んでて、壱晴は急に忙しくなった仕事にかかりきり。

そんな中、壱晴は桜子につくると約束した『桜子のための椅子』の制作に心血を注ぎます。

少なくとも桜子の椅子が出来上がるまでは、僕は自分から桜子に連絡をとらないつもりでいた。

椅子が出来上がらなければ、僕には桜子に会う資格がない。そう思っていた。

けれど会えない時間が積み重なれば積み重なるほど、思いは募った。

そうして月日は流れ……。

4月に開催される個展にギリギリ間に合うように、『桜子の椅子』は完成しました。

ようやく壱晴は桜子に連絡します。

「椅子ができたんだ。桜子の椅子が。やっと。それを見てくれないかな」

※以下、壱晴の工房で『桜子の椅子』に桜子が座ったシーン。いい場面なんですよ……。

私は立ち上がると、まるで体をぶつけるように壱晴さんに抱きついていた。

「大好きです」

壱晴さんからは初めて会った時と同じ木の香りがする。

壱晴さんの腕が私を抱く。その腕の力強さだけで十分だと思った。

壱晴さんが今、生きているということ。

私が壱晴さんを抱きしめ、抱きしめられているということ。

私は非力かもしれないけれど、須藤壱晴という人間、一年のある時期になると声が出なくなるこの人を、背負う心構えはできていた。

「結婚してください」

気がつけば工房の床に土下座しながら私は叫んでいた。

「お願いします。結婚してください」

壱晴さんがしゃがみ、私の腕をとって立たせる。

私の額に何かついていたのか笑いながらそれを手で払った。

「先に言わないでください。結婚していただけますか?」

返事をする前に私の唇は塞がれていた。

こうして壱晴と桜子は結婚を約束しました。

打算からではなく、今度は心の求めるままに。


結末

桜子の希望で、まずは一年間同棲することになった2人。

酔っ払い父へのあいさつでちょっとトラブルが起きたりしたものの、なんだかんだうまいことまとまります。

そして、季節は巡って再び12月。

壱晴の声が毎年出なくなる、真織の命日。

工房での仕事を終えた壱晴は、家に帰りながら夜の闇へと語りかけます。

「真織」

僕は声に出して小さくその名前を呼ぶ。

「ありがとう。さようなら」

ゆっくりと唱えるように僕は言う。

ぱんだ
ぱんだ
声が出てる!

ですね。そして、ラストはこんな感じ。

マンションの下で、しばらく間、自分部屋の灯りを見つめていた。

僕を待っている人があそこにいる。

窓辺に動く影が映る。

その影をなぜだかなつかしく思う。

「ただいま。桜子」

そうつぶやく自分の声を僕ははっきりと聞いた。

これが小説『やめるときも、すこやかなるときも』の結末です。

じんわりと心が温かくなるような、素敵なハッピーエンドでした。


感想

わたしがいちばん好きだったのは、桜子が壱晴に「結婚してください」と土下座するシーンです。

字面としては情けないような印象を受けるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

桜子は最初

  • 家から逃げるための手段
  • モテないという卑屈さをなくしたい
  • 早々に結婚・出産した妹への劣等感をなくしたい

という自分の都合で壱晴との結婚を決意しました。

だから、壱晴の過去を知ったときは「私の手には負えない」と逃げ出したくなっています。

桜子としては「助けてもらいたい」という気持ちだったので、自分が相手の重荷を背負うことになるとは考えていなかったんですね。

ここで尻尾を撒いて逃げていれば話は終わりだったのですが、桜子は逃げませんでした。

頭で考えた打算ではない「壱晴のことが好き」という気持ちが芽生えていたからです。

その気持ちは時間がたつほどに、壱晴のことを考えるほどに大きくなっていって、ついには『桜子の椅子』に座ったときに爆発します。

 

「お願いします。結婚してください」

 

女性としての恥も見栄もかなぐりすてた土下座逆プロポーズ(すごい言葉だ……)に、わたしは感動しました。

桜子は前にも元カレに「処女だけもらってください」と土下座していますが、これは100%自分の都合で、とっても情けないものでした。

一方、壱晴への土下座は元カレへの土下座とは180度意味合いが違います。

「あなたの抱えているものを私にも背負わせてください」と桜子は言っているのです。

これはもう、純愛以外の何物でもありません。

 

「私を幸せにしてください」から

「あなたと一緒に生きていきたいです」へ

 

32歳という年齢。きれいごとだけじゃない打算から始まった関係だからこそ、打算ゼロな土下座逆プロポーズに心打たれました。

身もふたもなくいえば「うらやましいな」と思ったのです。

わたしもアラサー世代ですが、土下座逆プロポーズしてしまうほどの激しい衝動に突き動かされたことはありません。

だから、それほど誰かを純粋に好きになることができた桜子が尊く、美しく思えました。

額を床にこすりつけるように、みっともなく懇願するように「結婚してください」と土下座する桜子は、どんなキラキラしたラブストーリーのヒロインよりも素敵だと思いました。

ぱんだ
ぱんだ
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まとめ

今回は窪美澄『やめるときも、すこやかなるときも』のネタバレ解説と感想をお届けしました!

では、最後にまとめです。

3行まとめ
  • 壱晴は高校生のときに彼女を亡くしていた
  • 打算で始まった関係が純愛へと変わっていく
  • 結末はハッピーエンド!

『純愛』といえば

  • 登場人物は10代
  • だいたい彼女が病気

みたいなイメージがありますが、『やめすこ(?)』では30代の生々しいリアルな心情が描かれていて、それがとてもよかったです。

アラサー世代にはぜひ読んでほしい!

ドラマ情報

特報動画

キャスト

  • 須藤壱晴 – 藤ヶ谷太輔
  • 本橋桜子 – 奈緒
  • 柳葉優太 – 五関晃一(A.B.C-Z)
  • 佐藤哲 – 火野正平

放送情報

  • 火曜 0時59分 ~ 1時29分(月曜深夜)
  • 2020年1月21日スタート

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