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漫画『春の呪い』あらすじネタバレ解説!最終回の結末は?【ドラマ原作】

小西明日翔『春の呪い』を読みました!

タイトルの「春」とは季節のことでもあり、立花春という登場人物のことでもあります。

呪われているのは春の姉と元婚約者。

というのも春が亡くなった後、姉と元婚約者が付き合い始めたからです。

ぱんだ
ぱんだ
なんで!?

というわけで今回は漫画『春の呪い』のあらすじが最後までわかるネタバレ解説(と感想)をお届けします!

ぱんだ
ぱんだ
いってみよう!

あらすじ

妹の思い出を辿るため、夏美は『妹と二人で行った場所にわたしを連れていってほしい』という条件を付け、妹の婚約者だった冬吾との交際を承諾する。

愛する妹を奪った男と二人、巡る季節が始まり――……。

(単行本1巻のあらすじより)

もっとくわしく

物語の主な登場人物は以下の3人です。

名前備考
立花春故人 享年19歳
立花夏美春の姉
柊冬吾春の元婚約者 現在は夏美と交際中

「なんで冬吾と夏美が付き合ってるのさ?」という疑問にお答えしましょう。

話はそもそも冬吾と春が交際していた事情にまでさかのぼります。

先に一言でいっておくと「家の事情」というやつです。

柊家はいわゆる名家であり、冬吾を血筋のいい娘と結婚させようと考えました。

そうして白羽の矢が立ったのが、立花家の娘二人です。

立花家はふつうの家庭ですが、血筋としては名家の枝分かれでした。

そうして見合いの席が設けられ、冬吾と春の交際が始まった……というのが物語のスタートからだいたい2年半くらい前のお話です。

きっかけはお見合いでしたが、春は冬吾に恋をしていました。

※冬吾はイケメンで性格も真面目

大好きな婚約者との日々に幸せいっぱいの春でしたが、しかし、やがてガンを患い、儚くも19年という短い生涯を終えることになります。

ぱんだ
ぱんだ
かわいそうに……

さて、ここからが大事なところです。

冬吾と春の交際は「血筋」が目的だったわけですから、安直にも、というべきか今度は姉である夏美が婚約者として指名されました。

……というのは表面上の理由でして。

ぱんだ
ぱんだ

最初に妹の春が選ばれていたように、冬吾の母親は夏美を低く評価していました。

それなのに春の後釜に夏美を選ぶというのは、どうにも不自然です。

あっさり答えをバラしてしまうと、夏美との婚約は冬吾が望んだことでした。

なぜか?

冬吾は夏美のことが好きだったからです。

春と交際しているときから、冬吾の目は夏美を追っていました。

といっても、いつか春と婚約解消するつもりだったというわけではありません。

冬吾は良くも悪くもお坊ちゃんで、親の決めたレールを進むだけの人生を送ってきました。

だから、親が決めた相手である春にたとえ恋愛感情を持っていなくても、いずれは結婚するのだろうと思っていました。

しかし、春が亡くなったことで、状況が一変します。

実際のところ、冬吾は夏美に交際を断られるだろうと思っていました。

「亡き妹の婚約者だった男と付き合う」だなんて、夏美の立場になってみればありえないことです。

しかし、冬吾の予想とは裏腹に夏美は交際を承諾しました。

「妹と一緒に行った場所に連れて行ってほしい」という条件付きで……。

いったい夏美はなぜそんな条件を出して交際をOKしたのでしょうか?

いよいよ物語の核心に迫っていきます。

<すぐ下のネタバレにつづく>

夏美は冬吾との交際を家の事情だと思っています。

一方で、冬吾の気持ちにうっすら気づいてもいます。


ネタバレ

夏美は春のことが大好きでした。

病気の妹のために進学する大学を(栄養系に)決め、妹の看病のために恋人をつくらず、妹のために忙しい時間を縫って毎日病院を訪れていました。

それは単なる姉妹愛を越えた感情でした。

「夏美は春を愛していた」という言い回しのほうが伝わるでしょうか。

それが恋愛感情だったのかどうかはわからない、と夏美は振り返ります。

ただ、少なくとも夏美はこのように↓思っていました。

(わたしが春を幸せにする。結婚なんかしなくていい。ずっと二人でいられればそれでいい)

だから、夏美にとって冬吾は「最愛の妹を奪った相手」であり、ある意味では憎むべき敵だったともいえます。

ただ、冬吾のおかげで春は幸せだったわけで、夏美は二人を引き離そうと思ったりはしませんでした。

ぱんだ
ぱんだ
ふくざつ……

夏美が冬吾との交際をOKしたのは、妹への愛情のためです。

春は冬吾とどこへ行って、何をしたのか?

冬吾と一緒にいることで、夏美はせめて妹の残影を見ようとしたのでしょう。

しかし、その選択によって夏美は《呪われる》ことになります。

(冬吾と付き合っている自分のことを、春はどう思うだろうか?)

冬吾との交際は春への裏切り行為である、と夏美は気づきます。

亡くなった妹に恨まれているかもしれない。

その自責の念は重く強く、夏美はいつしか毎日のように「死にたい」と考えるようになってしまいます。

死ねば妹に会える。

死んで春に冬吾とのことを謝って、また二人で一緒にいたい。

………。

……。

…。

それは無意識の行動でした。

気づけば夏美は踏切を越えて、電車の前に身を投げ出していました。

それほど夏美は追い詰められていたんです。

あわや大惨事――……とならなかったのは、夏美を追ってきた冬吾が腕を掴み、身体を引き戻したからでした。

冬吾は言います。

「お前が死ねば俺も死ぬぞ。それでもいいのか」

春は最後まで、冬吾が幸せに生きていけるように願っていました。

その冬吾を自分のせいで死なせるわけにはいきません。

妙な言い方ですが、夏美は冬吾に脅されることによって死ねなくなりました。

「……勘弁してください。あなたが死ぬと春が悲しむ……」

春は冬吾が好きで、冬吾は夏美が好きで、夏美は春が好き。

歪な三角関係は、春が亡くなってからも続きます。

春の存在が消えない限り、夏美も冬吾も幸せにはなれません。

『春の呪い』というわけですね。


半年後

「この店が……俺と春が訪れた最後の場所だ」

付き合い始めた当初、冬吾は大学生で、春は高校生でした。

生真面目な冬吾はカフェや図書館でいつもデート……というか春と一緒に勉強してばかりで、世間の恋人たちのようにあちこちに出かけたりはしませんでした。

春が入院してからはもちろん外にデートに行くことなんてできません。

そんなわけで冬吾と春が訪れた場所巡りは、わずか半年の間で終わってしまいました。

冬吾はいつもの無表情のまま夏美に言います。

「お前からの条件を満たせなくなった。つまり今日限りで俺とお前の交際は終わりということになる」

夏美は混乱しました。

いつか終わりがくるとわかっていたはずなのに、そのことを考えないようにしていた自分に気づいたからです。

そして、もうひとつ。

こうも簡単に別れられるということは、この交際は柊家の命令ではなかったということです。

「……お前と交際できるよう、母を説得したのは俺だ」

告白にも等しい言葉を、冬吾はやはり眉ひとつ動かさずに言います。

「俺がお前に好意を抱いているとお前も気づいていたんだろう。隠していたつもりもないが。到底お前の情が俺に傾くとも思えなかったので話す必要性を感じなかった」

この冬吾の台詞は実のところちょっとだけ間違っています。

夏美にとって冬吾はもう特別な存在になっています。

だからこそ、突然の展開に混乱して何も言えなくなっているのです。

 

冬吾は「別れないでくれ」とは言いません。

夏美にかけるべき言葉は別にあります。

「お前が死ねば俺も死ぬぞ。それでもいいのか」

この半年間、冬吾は誰よりも夏美を見てきました。

明るくて行動力があって社交的で――……上っ面の演技の下に隠された、今にも命を絶ちかねない夏美の危うさを冬吾は知っています。

夏美が春を愛していたこと。

春を裏切ったという《罪悪感》に苦しんでいたこと。

そのすべてを冬吾は知っています。

だから、念を押しておく必要がありました。

生きていてほしい、と。

「……わたしが死んでも死なないでください」

うつむき、顔を歪めて、夏美は言葉を吐き出します。

「……妹が好意を寄せていた男を殺すわけにはいかないということか。馬鹿馬鹿しい。死んだ人間に哀情など存在しない」

冬吾の冷静な返答に、夏美はますます顔を歪めました。

「違います。冬吾さんが死んだらわたしが悲しいんですよ! 死んでも死にきれない!」

それは冬吾にとって完全に予想外の一撃でした。

動揺が表情にも浮かびます。

「……人の情につけ込むような嘘を吐くな。……お前もお前だが、そんな嘘一つでお前に振り回される自分が情けない……ッ」

冬吾は立ち上がると、夏美に背中を向けて去っていきました。

「……今まで付き合わせて悪かったな。もう二度と会うこともないだろ」

その背中を夏美は呆然と見送りました。


それからの夏美

冬吾と別れても、夏美の罪悪感は消えません。

あんなに真面目で優しくて、何もかも順風満帆な人の人生を、他でもない私がズタズタにしてしまった……。

春との思い出の地を夏美と巡るだなんて、きっと冬吾も亡き恋人への罪悪感を抱いていたに違いありません。

けれど、冬吾は最後まで恨み言一つ言いませんでした。

なぜなら、夏美のことが真剣に好きだったから……。

春は……今のわたしを見てどう思うんだろう……。

冬吾と過ごした時間は夏美にとっても楽しいものでした。

妹への過剰な愛情に苦しむ「本当の夏美」を知ってくれている人も、冬吾だけです。

けれど、冬吾は春が愛していた人なわけで、それはやっぱり裏切り行為で……。

堂々巡りのなか、夏美は偶然にも春のSNSアカウントを見つけます。

そこには匿名で、春の本心が綴られていました。

もし、わたしに何かあって……冬吾さんがお姉ちゃんのことを好きになったらどうしよう……。

冬吾さんがお姉ちゃんと結婚したら……どうしよう?

ときおり病室で一緒になる冬吾と夏美を見ていると、春には二人が「お似合い」だと思われてなりませんでした。

いつも仏頂面の冬吾も、はちゃめちゃな言動をとる夏美の前では少しだけ笑顔をこぼしていました。

春は思いました。

※以下、漫画より一部抜粋

…………

もし……わたしが死んで……二人がつき合い始めたとしても、わたしにはどうすることもできない。

……でも、そんなの嫌だ。

本当はわたし以外の女の人と結婚しないでほしい……ずっと一緒にいてほしい……死んでも離したくない。

……でも、一緒に死んでほしいとは思わない。

もし二人を引き離せるのなら……どちらかを連れていけるのならわたしは姉を連れていく。

姉を地獄に道連れにしてでも……彼には生きて幸せになって欲しい。

…………

SNSに残されていたのは、冬吾への深い愛情と独占欲でした。

姉を地獄に道連れにしてでも冬吾には幸せになってほしい、と春は書いています。

春の夏美への愛情は、夏美が思う以上に(冬吾への愛情と比べて)小さなものでした。

……まさか……死んだ人間にフられるとは……

SNSをさかのぼってわかったのは、春が決して夏美を許さないだろうということです。

春の怨念に今も呪われているような気がして、夏美はゾクリと背筋を震わせました。

それからの冬吾

冬吾にはもともと生きる目的や夢といったものがありませんでした。

親の期待に応え続けるだけの人生。

親の敷いたレールの上を走るだけの人生。

冬吾はそんな人生に不満を抱いたりはしませんでした。

……夏美と出会うまでは。

 

夏美と別れてからの冬吾は何をするにも無気力で、仕事でもプライベートでも、何をしていても充足感を得られなくなっていました。

もちろん、夏美の不在が原因です。

俺はこの数か月……週末にあの女と会えることを目的に、ただそれだけのために生きていたとでもいうのか?

自分への問いを、しかし冬吾は否定することができません。

そんな不安定な精神状態だったからなのでしょう。

冬吾はふとしたはずみで道路に押し出されてしまい、そのまま迫ってくる車に……。

ぱんだ
ぱんだ
えっ……?


春の呪い

冬吾が交通事故に遭ったと耳にした瞬間、夏美は考えるよりも先に走り出していました。

軽いケガならいい。けれど、もし生死にかかわる重傷だったら?

そう考えると、ますます駆ける両足に力が入ります。

どこの病院に入院しているかなんてわからないから、手当たり次第に当たっていくしかありません。

そうして夏美はついに、冬吾の病室へとたどり着きます。

扉を開けると、息を整える間もなく床に崩れ落ち、ぶるぶると震える両肩を抱き、涙を流しながら夏美は言いました。

 

「生きててよかった……」

 

冬吾の怪我はかすり傷程度でした。

夏美は不安に押し潰されそうだった気持ちのまま、春のアカウントのことを話します。

「もし冬吾さんとわたしが一緒になるようなことがあれば……わたしを地獄に道連れにしてでも引き離したいって……」

絶句する冬吾。

夏美は何もかも吐き出すように言葉を続けます。

「よりによってなぜ死んだ妹の恋人なんだと毎日考えては死にたくなりました。でも、あなたのことを考えると結局死ねなかった……!

あなたと一緒にいると、楽しいと思いたくないのに恐ろしいほど楽しくて、一緒にいたくないのに一緒にいたいと思ってしまう……。

これが人を好きってことなんですか?」

夏美の目からは涙があふれ続けています。

とても苦しそうな表情。

うなだれていた顔がグッと持ち上がると、夏美の視線はまっすぐに冬吾を射抜きました。

「どうせ死ぬなら、あなたと一緒にいて死にたい。

春はわたしのたった一人の家族なんです……だから……」

 

「妹に呪い殺されるなら、本望です」

歯を食いしばって冬吾をにらむ夏美。

その決意に、今度は冬吾が応えます。

※以下、漫画より一部抜粋

…………

「……俺は……春が死ぬその瞬間まで、本気でアイツと結婚するのだと思っていた……。

周囲が期待している通り、春が大学を卒業すれば結婚して、子供をつくり仕事をこなしそれなりの人生を送るのだと……。

それでよかったのに、春が死んでそこからすべてが狂ってしまった……」

 

「生きる目的なんて考えたこともなかったのに、お前と一緒にいるとだんだんとお前に会うことこそが目的になってしまって、お前に会える週末のために仕事をして、別れた後は来週の週末のためにまた仕事をしていた」

 

「お前は一体なんなんだ……! 別れさえすれば昔の自分に戻ることができると思っていたのに……お前といると欲ばかり出てきてしまう……!」

冬吾は夏美を抱き寄せ、追いつめられたような苦しそうな顔で言いました。

 

「夏美、お前が好きだ。俺はお前が欲しい……!」

冬吾の背に回そうとした夏美の手が震えています。

春の顔がどうしても浮かんできてしまって、ぶるぶると震えが止まりません。

迷いそのものだった夏美の手が、しかしその瞬間、力強く冬吾の背を抱きしめ返しました。

絞り出すような声で夏美は言います。

「好きです……わたしも……あなたが……っ」

夏美と冬吾の感情に気圧されるような、迫力のある場面でした。

無理やり情景描写してみましたが、できればこのシーンは実際に読んでもらいたいです。


結末(最終回)

お互いの気持ちをぶつけあった夏美と冬吾は晴れて恋人同士に戻りました。

それぞれ家を出るという話になり、自然と「一緒に暮らします?」という流れに。

「どうなんだ? ……いいのか、色々と」

「……さあ」

「おい」

夏美はもともと両親との折り合いが悪く、一人暮らしを考えていました。

一方で、冬吾が家を出るということは、恵まれた(裕福な)環境を自ら捨てるということです。

一族が経営する銀行に勤めているため、仕事も変えなければなりません。

これまで冬吾は親の敷いたレールの上を従順に走ってきただけの人生でした。

親の加護を失くして一人社会に飛び込めば、苦労することも多いでしょう。

それでも……

「お前と一緒に暮らすと確かにイライラするかもしれんが……楽しそうだ」

口元にはうっすらと笑みが浮かんでいます。

冬吾が他の全てを捨てて手に入れたのは、生きる目的。

夏美と一緒に生きる未来こそ、今の冬吾の生きる目的です。

ぱんだ
ぱんだ
それからどした

時刻は夜。お互い家との決別も終わり、いよいよ新天地へと旅立つときです。

冬吾と一緒に駅に歩き出した夏美の足が、ふと止まります。

(春は今のわたしを見て、何を思っているんだろう……? 殺したいほど憎いと思っているのだろうか? それとも地獄に落ちろと思っているのだろうか?

まるで背後に春が立っているような感覚がして、夏美は勢いよくふり返ります。

しかし、そこには誰もいない道が広がっているだけです。

「……夏美、人は死ぬとどうなると思う」

「……わかりません……」

「……そうだ、わからない。わかっているのはただ居なくなるということだけだ」

冬吾は夏美の手を取り、語りかけます。

「俺もおまえも、本当は呪われてなどいないのかもしれない。

……だが、それが解ける瞬間は恐らく一生来ることはない。俺にもおまえにもな」

春に呪われているのかどうか、確かめる方法はありません。

それはある意味、永遠に呪いが解けないということです。

けれど、それがいったいなんだというのでしょう。

二人は手をつないで歩き出します。

二人で生きていくために。

「とりあえず今晩泊まるところを探さないと……ビジネスホテルでいいですか?」

「どこでも構わないがビジネスホテルに泊まったことがない」

「だと思いましたよ!」

<おわり>


感想

素晴らしい作品でした。

全2巻と短い中にも(夏美と冬吾という)『人間』が深く描かれていて、どっぷりと世界観に浸かることができました。

一見すると夏美はちゃらんぽらんでテキトーな明るいお姉さんで、冬吾は岩のように堅物でつまらないお坊ちゃんです。

けれど、もうご存じのように本当のところはそれだけではありません。

妹を愛していたために、妹に呪われてしまった夏美。

夏美を好きになることで、人生に初めて意味を見出した冬吾。

夏美には冬吾が必要で、冬吾には夏美が必要でした。

この一文↑だけ抜き出すと、まるで甘酸っぱい青春恋愛小説のようでもあります。

しかし、二人はいつも《春への罪悪感》という呪いに直面してもいました。

それはまるで囚人をつなぐ枷(かせ)のように夏美と冬吾を苦しめます。

夏美が電車に身を投げたことからも、それがどれだけ辛い《呪い》だったのかがわかります。

けれど、だからこそ、です。

ぱんだ
ぱんだ

身を刺すような二人の痛みが伝わってきたからこそ、あの病室でのクライマックスには震えるほどの感動がありました。

呪いが解けたわけでも、呪いを乗り越えたわけでもありません。

呪いを真正面から浴びる覚悟で、二人はお互いを求めあいました。

その覚悟たるや「鬼気迫る」という言葉がピッタリで、冬吾と夏美が人生をかけて「好き」を貫いたのだとはっきりと理解できました。

「妹に呪い殺されるなら、本望です」

最後になりますが、最終回の結末もよかったですね。

読み始めたときは「実は春は二人を呪っていなかった」なんてラストを想像しましたが、それではどうにもご都合すぎます。

二人が選んだのは「呪いを背負ってでも一緒にいる」という未来でした。

覚悟の強さのぶんだけ愛の強さが感じられる、素敵なラストだったと思います。

冬吾と夏美には幸せになってほしいと願います。

※めちゃくちゃお似合いの二人ですよね。身長差とか性格とか凸凹で。

ぱんだ
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まとめ

今回は小西明日翔『春の呪い』のあらすじネタバレ(と感想)をお届けしました!

『このマンガがすごい!』にもランクインしていた本作(※)

※2017年オンナ編第2位

全2巻と短いので、気になった方はぜひ読んでみてください。

病室でのクライマックスとか、今回省略した夏美と母親の和解とか、絵で伝わってくる感情がすごいです。

 

ドラマ情報

キャスト

  • 主演:髙橋ひかる

放送日時

テレ東系「サタドラ」枠(毎週土曜23:25 – 23:55)

ぱんだ
ぱんだ
またね!


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