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米澤穂信『黒牢城』あらすじネタバレ解説|史実とミステリの歴史浪漫小説【感想も】

米澤穂信『黒牢城』を読みました。

2021年の4大ミステリランキングすべてで1位。山田風太郎賞も受賞して5冠を達成した話題の1冊です。

まずは言わせてください。

これは、おもしろい!!

歴史小説とミステリの魅力がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、現代ミステリでは決して味わえない満足感がありました。

今回はそんな小説『黒牢城』のあらすじがよくわかるネタバレ解説(と感想)をお届けします!

ぱんだ
ぱんだ
いってみよう!

あらすじ

「おぬしならばこの曲事を解ける」

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。

織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。

動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。

事件の裏には何が潜むのか。

戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。

(単行本帯のあらすじより)

歴史的背景

2014年の大河ドラマ(※)でもおなじみ黒田官兵衛。

※え、もう7年前……?

官兵衛は一時期、信長に反旗を翻した有岡城の地下、暗く湿った土牢に幽閉されていました。

命じたのは有岡城の主・荒木村重。

この頃は「織田信長 vs. 大阪本願寺・毛利連合軍」という情勢で、荒木村重は織田を裏切って連合軍の側についたわけですね。

歴史のことなのでネタバレも何もないのですが、最終的に荒木村重は戦に負け、有岡城は陥落します。

いくら籠城を続けても、毛利の援軍が来なかったからです。

……と、ここまでが客観的な史実。

小説『黒牢城』では籠城中の有岡城で起きたミステリめいた事件を、牢中の黒田官兵衛が安楽椅子探偵よろしく解決していきます。

でも、ちょっと待ってください。

なぜ黒田官兵衛は、言ってしまえば敵である荒木村重のために知恵を貸したりするのでしょうか?

村重は「知恵者として難題を解かずにはいられないのだろう」と見ていましたが、はたして……?

有岡城は今でいう兵庫県にありました。

城とはいうものの、いわゆる本丸を武士たちの住む侍町がぐるりと取り囲み、さらにその外側を民の住む町屋が囲い……とちょっとした町くらいの規模があります。

数字でいえば東西0.7キロ、南北1.7キロの広さだったそうです。


戦国 × ミステリ

有岡城で発生した第一の事件は、なんと(疑似的な)密室殺人!

事件には不可解な点が二つありました。

ひとつ。厳重な見張り体制が敷かれているなか、犯人はどうやって被害者のいる納戸に忍び込み、また脱出したのか?

納戸につながる廊下では精兵が目を光らせていて、誰も通れなかったはずです。

また、納戸は庭にも面していましたが、雪の積もった庭には足跡がありませんでした。

つまり、殺人は誰も近づけなかったはずの納戸で行われていたわけで、なるほどこれは密室殺人と言わざるをえません。

続いて、ふたつめの謎。

被害者には矢で射られた痕跡が確認されていて、凶器は弓であると考えられます。

しかし、現場には被害者を射抜いたはずの矢がありませんでした。

被害者は死に際に「あっ」と声を上げていて、見張りの精兵は犯行直後に現場に駆けつけています。

犯人に矢を回収する時間はありませんでした。

※そもそも回収しようとすると庭の雪に足跡が残ってしまいます。

さて、犯人はどのように被害者を殺したのでしょうか?……というのが有岡城第一の事件のあらましです。

村重は考えうる限りの可能性を試していきました。

矢にヒモをくくりつけて回収したのではないか?

実は被害者は弓から放たれた矢ではなく、手に持った矢によって殺されたのではないか?

けれど、当夜の状況はそれらの可能性を否定します。

困り果てた村重は土牢の黒田官兵衛に相談し、真相に至りました。

ぱんだ
ぱんだ
わくわく


How done it?

犯人は森可兵衛という被害者を見張っていた精兵のひとりでした。

可兵衛には納戸をひとりで見張っていた時間があり、なるほど犯人としてはうってつけの人物です。

けれど、ちょっと待ってください。

可兵衛は納戸とは庭を隔てて反対側の城壁に沿って見張りを行っていました。

城壁沿いから納戸までの距離は、庭を隔てて5間(約9メートル)もあります。

弓で射るには不都合ない距離でしょうが、遺体のそばには矢がありませんでしたし、可兵衛はその夜弓を持っていませんでした。

矢を手に持って直接刺したのなら消えた矢の問題はクリアできますが、その場合は庭の雪に足跡がなかった点が矛盾します。

さて、可兵衛はいったいどうやって犯行を成し遂げたのでしょうか?

ぱんだ
ぱんだ
むむむ……

さて、ここからが「戦国 × ミステリ」の本領発揮です。

犯人は戦国ならではのトリックで不可解な状況をつくりあげていました。

あっさりネタバレすると、凶器は弓ではありません。

可兵衛は槍の穂先を矢じりにつけかえ、槍を突く要領で被害者を刺していました。

納戸から約9メートルも離れている城壁沿いから、です。

ぱんだ
ぱんだ
遠くない?

はい。ふつうなら不可能ですね。

ただ、不可能を可能にする伏線が、情報集めの場面ではちゃんと描かれていました。

可兵衛が力自慢の兵であること。

庭の真ん中にある灯籠(とうろう)の穴に血が付着していたこと。

そして戦国時代には三間槍という武器が一般的だったこと。

ぱんだ
ぱんだ
つまり?

可兵衛は三間槍を二本足して、庭の長さぶんの槍を用意しました。

ただ、そのままでは槍が大きくしなってしまいます。

そこで可兵衛は庭の真ん中にある灯籠の穴に槍を通すことで、しなりの問題を解決しました。

三間槍という現代人にはイメージしにくいアイテムがトリックの肝になっているのが、いかにも戦国ミステリらしいですね。


Why done it?

この事件では犯行動機についても戦国ミステリらしさがうかがえます。

可兵衛は被害者を恨んでいませんでしたし、犯行によって利益も得ていません。

可兵衛は言います。

「すべては殿(村重)の御為。寝返り者の子は敵、仏法の敵、殿の敵にござりまする。敵は、殺さねばなりませぬ」

ぱんだ
ぱんだ
どうゆう状況?

村重が信長に謀反したように、戦国では裏切り寝返りが常です。

だからこそ上に立つ人間は、配下や同盟先の武将に人質を求めます。

「裏切ったら妻子の命はないぞ」という脅しですね。

今回の事件の被害者である安部自念もまた、そうして村重に預けられていた人質(子ども)です。

そして自念の父親は、敵方である信長軍に寝返りました。

本来ならば可兵衛が手を汚すまでもなく、処刑されるべき人物です。

ところが、村重は自念の首を斬らず、生かしておくよう命じます。

それは戦国の世の習いに反する行為であり、ひいては他国から「村重は人質を殺しもしないのか」と侮られる要因にもなってしまいかねません。

だから可兵衛は村重のために自念を殺したというわけです。

ぱんだ
ぱんだ
なるほどね

さらにもうひとつ。この事件には戦国ミステリらしい真相が隠されていました。

それは犯人と被害者が協力していたという真実です。

ぱんだ
ぱんだ
どゆこと!?

あらためて考えてみれば、闇夜において9メートル先の人間の急所を正確に狙うなんて至難の業です。

被害者が手燭(明かり)で狙うべき位置を示していたからこそ、可兵衛は犯行を成せたのでした。

では、どうして自念はせっかく助かった命を捨てるような真似をしたのでしょうか?

自念は元服前とはいえ、武士の子です。

人質として潔く成敗されることこそ武士の誉れであり、生きながらえることはかえって武士の恥になります。

だから、自念は世の習いに従ってちゃんと成敗してほしかった……というのが表向きの理由です。

ぱんだ
ぱんだ
表向きの?

はい。自念は武門の子とはいえ、現代でいえばまだ小学生にあたる年齢です。

武士としての覚悟など、まだ固まっていませんでした。

自念が可兵衛と結託していた理由は、だから別にあります。

可兵衛と自念の共通点、それは二人とも熱心な仏教徒だということです。

「進めば極楽、退かば地獄」

これは合戦で信心深い兵士たちが唱えていた言葉で、彼らは勇敢に戦って死ねば天国に行けると信じていました。

転じて、自念はこう考えたわけです。

人質として成敗されれば極楽に行ける。しかし、生かされてしまっては地獄に落ちるのではないか?」

自念は武士としての恥より、仏教徒として極楽に行けないことを恐れていたのです。


ネタバレ

『黒牢城』では物語終盤にふたつ、大きな《種明かし》が待ち構えています。

  • なぜ有岡城では奇怪な事件がいくつも起こったのか?
  • 黒田官兵衛はなぜ敵である荒木村重に知恵を貸したのか?

それぞれについて見ていきましょう。

ぱんだ
ぱんだ
わくわく

なぜ「奇怪」な出来事が起こったのか?

第一の事件を思い返してみてください。

可兵衛はなぜ槍の穂先を矢じりに付け替え、あたかも自念が「見えない矢」に貫かれたかのように偽装したのでしょうか?

もちろん弓を持っていなかった自分を容疑者から外すためでもあったでしょうが、それだけではありません。

可兵衛には……いえ、正確には可兵衛の背後にいた《黒幕》には奇怪な事件を演出する必要があったのです。

ぱんだ
ぱんだ
黒幕?

可兵衛は頭が回らない鈍根(どんこん)として評されていました。

そんな可兵衛が本当にひとりで犯行を思いついたのだろうか? と読者は疑うべきだったんです。

『黒牢城』では春夏秋冬の各章で不可解な事件が発生するのですが、それらすべてに《黒幕》は関わっています。

その目的とは、民衆に心の平穏を与えることでした。

ぱんだ
ぱんだ
どゆこと?

再び第一の事件を引き合いに出して考えてみましょう。

村重が事件の謎に頭をひねっているとき、民たちは口々に噂していました。

「寝返り者の子である自念は『見えない矢』に射抜かれたらしい。きっと仏様が罰を下したに違いない」

黒幕は言います。

「わたくしはただ、罰はあるのだと信じさせたかったのでございます」

仏の存在を信じる民たちは、死後の世界に希望を抱くことができます。

極楽を信じて死を願った自念のように。

黒幕は籠城が失敗した場合でも、つまり信長によって民たちがむごたらしく殺されるようなことになっても、せめて最後の瞬間まで心安らかでいられるようにと願ったのです。

「わたくしどもはただ、死をもってすらこの(現世の)苦しみが終わらぬことを恐れたのでございます」

黒幕の正体は村重の側室(妻)である千代保でした。

長島一向一揆の現場にいた千代保は、神も仏もないと絶望して死んでいく民たちを目の当たりにしています。

信長がいかにむごたらしく民を殺すのかを知っています。

だからこそ千代保は仏罰を信じさせるために、不可解な事件を演出していたのでした。

「死にゆく民を安んじようといたしたのでございます」

千代保は20代の美しい女性です。慈悲深い千代保は武士からも民からも慕われていて、数々の事件に介入することができたのもそのためです。

官兵衛は有岡城が一年耐えたのは(村重ではなく)千代保が人々の心の支えになっていたからだと評しました。

なぜ黒田官兵衛は謎を解いたのか?

そもそも黒田官兵衛が有岡城を訪れたのは、秀吉から村重の説得を命じられていたからです。

聡明な官兵衛のことです。説得が失敗に終わることは予見していました。

それはつまり村重に斬られることを意味しています。

官兵衛はもとより有岡城から生きて出られるとは思っていませんでした。

ところが、村重は黒田官兵衛を斬るでもなく、帰すでもなく、土牢に捕らえてしまいます。

すると、城の外からはどう見えるでしょうか?

黒田官兵衛は荒木村重側に寝返った、というふうに見えるのです。

武将が寝返れば、人質が殺されます。

官兵衛の場合、人質はおのれの息子(黒田家の跡取り)である松寿丸です。

官兵衛が使者として殺されたのならば、あっぱれ討ち死にと評価され、黒田家は松寿丸のもとますます栄えたでしょう。

しかし、寝返ったとなれば結果は真逆になります。

官兵衛は松寿丸の死(黒田家の断絶)を悟り、村重を激しく憎みました。

「我が子を殺したのは、おのれを慈悲深く見せようというおぬしの見栄よ! 村重、百度殺しても飽き足りぬ」

だから、黒田官兵衛は荒木村重が頭を悩ませる事件の謎を解いてみせたのです。

ぱんだ
ぱんだ
うん?

謎解きの目的のひとつは時間稼ぎでした。

もし官兵衛が謎を解かなければ、城中には村重への不信感が漂い、結果として有岡城はもっと早く負けていたでしょう。

その場合、村重は帰参(信長の配下に戻ること)を許され、戦の功績によっては再び名を上げるチャンスもありました。

しかし、籠城が長引いてはダメです。

信長は村重の帰参を決して許しません。

つまり、黒田官兵衛は事件の謎を解くことで敗戦の将である村重の息の根を確実に止めようとしていたのです。

とはいえ、官兵衛の《真の狙い》は他にあります。

ただ村重が死ぬくらいでは、官兵衛の怒りは収まりません。

黒田官兵衛の真の計画は、未来永劫、荒木村重という男の名を貶めることにありました。

<すぐ下の結末につづく>


結末

籠城末期、負け戦の空気漂う有岡城の地下牢では二人の英傑が向かい合っていました。

黒田官兵衛は荒木村重に献策します。

「村重自身が毛利まで足を運び、援軍を求めるべし」

いかに毛利といえども、村重本人が出向けば援軍を送らざるをえません。

そうすれば有岡城は戦に勝てるというのです。

まさに起死回生の一手。

村重は「その手があったか!」と大喜びしますが、官兵衛の真の狙いに気づくと戦慄しました。

「官兵衛、おぬし……牢の中から儂を殺そうとしたか」

ぱんだ
ぱんだ
どゆこと?

村重が城を抜ければ、敵も味方もこう考えます。

「援軍を求めるためとは口ばかりで、本当はただ逃げたのだろう」

当たり前の話ですが、村重が戻ってくるまでに有岡城が落ちては何の意味もありません。

そして、十中八九、村重不在の有岡城は援軍到着まで持ちこたえられません。

そうなると村重は城も家臣も民も見捨てて自分だけ逃げた卑怯者として歴史に名を刻むことになります。

官兵衛の真の狙いは、まさにここです。

籠城の末、果敢に戦って敗れたという最後の誉れすら、村重から奪おうというのです。

しかも、この意図は村重に気づかれてもまったく問題ありません。

なぜなら……

※以下、小説より一部抜粋

…………

「それがしの献策、たしかに十中八九は画餅に帰し、摂津様(村重)の御名は汚辱に塗れるでござろう。されど残る二か一は、実らぬとも限らぬ。

摂津様ほどの大将が大望を忘れ、乾坤一擲の術策を耳にしておきながら、坐して死を待つことができましょうや。摂津の野に大軍を率いる夢を、忘れたふりが出来ましょうや。

否、遠からず摂津様はこの城をお出になる。それがしにはそれがわかっておりまする。

……ゆえにそれがしは、機は熟した、我が策は既に成ったと申すのでござる」

そうはなるまいと村重は思う。

官兵衛の語った夢は、毒である。

毒と知って、それを口にするものなどいない。

だが村重の心は、すでに戦場に飛んでいる。

(中略)

天正七年九月二日、荒木村重、有岡城を抜け出る。

有岡城の命運はここに極まった。

<完>

補足解説

荒木村重は敗戦後、毛利を頼って生き延び、後には茶人として活躍します。

一方、黒田官兵衛は竹中半兵衛の機転によって生き延びていた松寿丸(のちの黒田長政)と再会。

長政は福岡藩の初代藩主として活躍するのですが……それはまた別の話です。

  • なぜ村重は信長を裏切ったのか?
  • なぜ村重は有岡城を抜け出したのか?

その理由には諸説あり、はっきりとしたことはわかりません。

『黒牢城』ではその解釈の余地を土台に、重厚な創作(フィクション)の城が建てられていました。

謀反の理由は、信長の天下が長くないと睨んでいたため。

有岡城を抜けた理由は、毛利の援軍を呼ぶ望みにかけたため。

全体的に「荒木村重は英傑だった」とする解釈ですね。

『黒牢城』を読むと、荒木村重のことが好きになると思います。


感想

シンプルに歴史小説としておもしろい。

率直な感想はこのひと言に尽きます。

ひとえに米澤穂信さんの文章力なのだと思いますが、この小説はとにかく臨場感がすごいです。

見たこともない有岡城の情景も、聞いたこともない武将たちの姿も、自分の目で見ているかのようにはっきりと脳裏に浮かびます。

まるで大河ドラマを見ているような……いえ、自分が村重と一体になってそこにいるかのような感覚でした。

そうして鮮明に輪郭を思い描ける有岡城で難事件(ミステリ)まで発生しちゃうというのですから、もう大変です。わくわくが止まりません。

わたしはミステリ小説が好きでよく読むのですが、舞台が戦国時代という違いひとつでミステリはこうも新鮮になるのかと驚かされました。

第一の事件で使われた三間槍をはじめとして、

  • 凶器
  • 犯行動機
  • 犯行トリック

そのどれもが戦国らしさにあふれていて、ふだんの現代ミステリとは一味も二味も違う満足感がありました。

そしてなんといっても物語終盤でのあの衝撃ですよ!

  • すべての事件に千代保が関わっていた
  • 黒田官兵衛の謀(はかりごと)

ネタバレではあっさり書きましたが、読んでいるときは「ぐわぁ!」と意味不明な声が出るほど興奮しました。

厳密にいえばちょっと違うのかもしれませんが、最高の「どんでん返し」だったと思います。

まず、歴史小説としてめちゃくちゃおもしろい。

しかも、ミステリとしても申し分なし。

なるほどさすがミステリランキング完全制覇の作品だと納得せざるをえません。

未読の方は、この記事では紹介していない謎解きもある(というかそっちの方が多い)ので、ぜひ読んでみてください。間違いなくおもしろいと保証します。

 

まとめ

今回は米澤穂信『黒牢城』のあらすじネタバレ解説(と感想)をお届けしました!

やはりミステリランキング完全制覇は伊達ではありません。

ミステリというより本質的には歴史小説のジャンルなんじゃないかとも思うのですが、そんなこと気にならないくらいおもしろいのでOKです。

歴史小説の魅力と新鮮なミステリがいっぺんに味わえる、素晴らしい一冊でした。

ぱんだ
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