ピース・又吉直樹さん(35)の小説「火花」が、なんと芥川賞を受賞しました!
ノミネートされただけでも「すごい!」と思ったものですが、まさか芥川賞に選出されるとは…!
2015年の芥川賞は又吉直樹「火花」と羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」のW受賞。
ちなみに受賞者には正賞として懐中時計、副賞として100万円が贈られます。
ピース・又吉直樹さんに限ってはすでに「火花」が32万部を超える大ヒットを飛ばしているので、100万円より懐中時計が嬉しいことろでしょうね。
ところで、今さらだけど「火花」ってどんなお話?
今回は芥川賞を受賞したピース又吉直樹「火花」のあらすじから、気になる結末のネタバレまでをチェックしていきたいと思います!
「火花」のあらすじ・ネタバレ
まずは、あらすじから見ていきましょう。
売れない芸人の徳永は熱海の花火大会で、先輩芸人の神谷に出会う。
神谷は天才タイプのお笑い芸人で、人間的にも魅力的な人物だった。
頼み込んで弟子にしてもらった徳永は、神谷から芸人の哲学について教えを受ける。
しかし、いつしか2人の関係性に変化があらわれてくる…。
自身もお笑い芸人であるピース又吉直樹さんが選んだ題材は「芸人」
「火花」では芸能界や芸人を取り巻くリアルな環境が描かれています。
「売れない芸人と頼れる先輩芸人」という出会いから始める「火花」の物語、果たして衝撃の結末とは!?
続いてネタバレに突入していきます!
「火花」の内容をネタバレ!
※以下、ネタバレ注意!
徳永は神谷に芸人哲学を教わりながらも、バイトにネタ合わせにと忙しい毎日を送っていた。
最初は若手芸人ばかりのステージへ出演することが精いっぱいだったが、徐々に漫才番組や深夜番組への出演も増えてくる。
世間的な人気も獲得しだした徳永(お笑いコンビ・スパークス)は収入も以前より増えた。
一方、神谷は上京したはいいものの、働きもせず女のヒモ同然に暮らしていた。
徳永は神谷の破天荒な才能に惚れ込んだのだが、それが世間的に受け入れられることはなく、神谷はいまだにテレビ出演すらできない。
それなのに神谷は無理して金を借りてまで後輩に奢ったりと無計画な生活を続け、ついには借金で首が回らなくなる。
そんな中、徳永は神谷の相方である大林から衝撃的な話を聞いた。
「神谷と連絡が取れない」
徳永が神谷の住むアパートに向かうと、すでに引き払った後であった。
神谷はどこに消えてしまったのだろうか…。
ネタバレ2・徳永の転機
神谷が行方は相変わらず不明。
そんな中、徳永にもまた突然の展開が訪れた。
コンビを組んで10年になる徳永の相方が「芸人を辞める」と言い出したのだ。
理由は「同棲している彼女が妊娠したから」
相方は結婚して芸能界からは足を洗うと告げた。
しかし、徳永には今の相方以外の人間とコンビを組むことは考えられない。
最終的に、徳永もまた芸人を辞めることを決意。
芸能界を引退した後は、不動産屋で働くこととなった。
「火花」の結末は?
神谷が行方不明になってから1年が経過した頃。
何の前触れもなく徳永に神谷からの着信が入り、居酒屋で落ち合うことになった。
久しぶりに見る神谷は少しやせている。
聞けば借金の返済のために苦労したそうで、結局は自己破産したということだ。
もちろん事務所もクビになり、いまや神谷は芸人とも言えない状態。
しかし、神谷はまだ芸人を諦めておらず徳永に秘策を告げる。
「豊胸手術を受けた」
もちろん神谷は男(オッサン)だ。
キャラクター性があっていいだろうと笑う神谷だったが、さすがの徳永もドン引きして「それでは世間に認められない」と諭す。
徳永の話を聞いた神谷は、そこで初めて重大な失敗をしたことに気づき後悔する。
ラストシーン。
徳永と神谷は、2人が出会った地である熱海へ温泉旅行に来ていた。
そこで素人お笑い大会の告知ポスターを発見した神谷は、さっそくネタ作りを始める。
そんな神谷の姿を見て徳永は思う。
「生きている限り、バッドエンドはない。僕たちはまだ途中だ。これから続きをやるのだ」
神谷は「おい、とんでもない漫才思いついたぞ」と徳永に告げた。
<完>
まとめ
芥川賞を受賞したピース・又吉直樹さんの大ヒット小説「火花」
あらすじからもわかるように、徳永と神谷という2人の芸人の対比が軸として描かれています。
「相方が同棲している彼女を妊娠させ結婚・引退」
「金の勘定が出来ないながらも破天荒に生きるヒモ芸人」
きっと、ここまで極端じゃないにせよネタバレ中に登場したエピソードはピース・又吉直樹さんだからこそかける「業界のリアル」なんでしょうね。
またネタバレ結末で徳永が言った「生きている限り、バッドエンドはない。僕たちはまだ途中だ。これから続きをやるのだ」という言葉が印象的でした。
「火花」というタイトルと合わせて、読み手によっていろいろな解釈が生まれそうな結末でしたね。
現在でもまだ売れ続けているという「火花」ですが、芥川賞を受賞したことでさらに売上が伸びそうな予感です。
ところで、ついに芥川賞作家となってしまったピース・又吉直樹さんは今後どのような路線で扱われていくのでしょうか?
「火花」の売れ行きと、今後の又吉さんの身の振り方が気になります(笑)
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