青春・少女漫画系

漫画「プリンシパル」あらすじとネタバレ!最終回が素敵すぎる!

久しぶりにいくえみ綾「プリンシパル」を読み返してみました。

「やっぱり面白い!というかステキすぎる!」

いやぁ、あの最終回は何度読み直してもいいですね。

今回は漫画「プリンシパル」最終回までのあらすじをまとめてみました!

 

 

あらすじネタバレ

「東京から来ました…住友糸真(すみともしま)です」

前の学校でハブられ、恋多き母親の新しい旦那とはなじめず、糸真は札幌の実父のもとに引っ越してきた。

そこで出会った2人の男子、館林弦(たてばやしげん)と桜井和央(さくらいわお)は近所に住むクラスメイト。

糸真は転校してすぐ2人と仲良くなったが…

晴歌「2人にはファンが多くて…ぬけがけ禁止、的な。実際、あの2人に近づこうとした子が女子全員に無視されて」

糸真(あたし…ハブ決定!)

2人と仲良くしているところをクラスメイトに見られて一瞬、絶望する糸真だったが…

糸真(アレ?…バカらしいな?)

和央と弦といるうちに、そんなことはどうでもよくなっていた。

和央「糸真はさ、東京で好きな人いなかったの?」

糸真「女子校…だったし」

糸真(そうか、あたし、好きな男の子なんていなかったなぁー…あれ?)

目の前には、糸真に微笑むイケメンが2人。

糸真(落ちる……!)

糸真は、初めて恋をした。

 

和央と弦

和央と弦は、いつも一緒にいる。

正確には子供のころから虚弱体質だった和央を心配して弦がいつもそばにいる、という関係だ。

糸真もそんな和央の力になりたくて、母子家庭で貧乏である和央の家に差し入れをしようとするが…

和央「うん大丈夫。君んちでいらないものは僕んちでもいらない」

かえって和央を怒らせてしまった。

糸真は通りかかった弦に、泣きながらそのことを話す。

糸真「あたしきっと配慮が足りないんだね…ちょっとバカなのかもしんないね。弦は…すごいね」

弦「おまえ俺らの…歴史をなめんなよ」

糸真(だよね。あたし、なんか、まねようとしてバカみたい)

弦「和央が好き?」

糸真「だって気になってしょーがないんだもの!」

弦「はい残念でしたー。和央は誰も好きになりません。じゃあな」

糸真を慰めるでもなく、弦は帰って行ってしまった。

弦「あ、ここらへん痴漢出るから」

糸真も走って家に帰る。

 

翌日。

和央「ごめん…昨日は、僕が悪かったです。ごめんなさい」

糸真「ちがうちがう!あたしの方こそ…」

和央「糸真!あやまらないで…なんか…はずかしいから」

糸真は無事に和央と仲直りすることができた。

しかし…

 

 

晴歌

晴歌「ねー、なんでさぁー、糸真ばっかいい思いすると思うー?ずるくない?」

転校してから糸真の一番の友達だった国重晴歌。

いつもニコニコして優しかった晴歌こそが、実は弦と和央に近づく女子をハブにしていた先導者だった。

そして、クリスマス・イブ。

糸真は女子会のための集合場所で待ち続けるが、誰も現れない。

糸真(…)

 

仕方なく、和央の家に遊びに行くことにした糸真。

しかし和央は弦の家に行っていて、代わりになぜか糸真の父親がいた。

父「お茶してただけだ」

どうやら最近、父は和央の母親と親しいようだ。

 

一方その頃、晴歌たちはカラオケ中。

「なんかさー、ノリでやっちゃったけど、ちょっとかわいそうだったんじゃな~い?晴歌~~?」

晴歌「え~~、そうお~~~?だって、ムカつくんだもーーん」

『今日ダメになったー。梨里と怜英も来れないみたい。でも初詣は一緒だよ♡メリクリ』

誰が見ても嘘だとわかるメールで、さらに糸真を傷つけた。

 

翌朝。家に和央が訪ねてくる。

糸真「あたし前に言ったじゃない。あんたたちと仲良くするとハブられるって。あれってやっぱ本当だよねえ」

糸真「でも、和央。あたしと仲良しでいてくれる?」

泣き出しそうな顔の糸真を、和央が抱きしめる。

和央「うん、いるよ」

糸真(このひと王子さまだ)

そして、

糸真「ごめん、『あんたたちのせい』みたいな言い方して…」

糸真「もう…こういうの嫌だから、あたし今度は逃げないで、ちゃんと向き合ってみようと思う!」

和央「うん、でもやっぱり僕たちのせいだと思うよ。てゆうか弦?」

前のイジメのことも、今回のことも、弦のことが好きな晴歌が主犯。

優しい顔をして、和央は事の真相を見抜いていた。

 

その夜、晴歌の家の前。

晴歌「キモい。ストーカーかよ」

糸真「あたしの事を、最初から嫌いだったんなら…いい。なんかあたしが気に障ることとかして…ムカついたんだったら…教えてほしい」

晴歌「なんのこと?ぜんぜんわかんない」

涙をにじませながら、無理やりの笑顔で糸真が言う。

糸真「ばいばい晴歌。今まで楽しかったよ」

 

冬休みが終わり、また学校が始める。覚悟を決めて登校した糸真だったが…

「あたしらクリスマスの後ちょっと反省してさー。糸真のこと羨ましかったけど、嫌いなわけじゃないし。後味も悪いしさぁ、前の事とかあるし」

逆に孤立していたのは、ハブを主導した晴歌の方だった。

教室内に微妙な空気が流れる。

弦「晴歌」

弦「おまえ、へらへらしてねーで黙ってる時の方がいーな。うん」

和央「弦、ナイス」

弦の言葉を聞いて、涙を流す晴歌。

それ以降、晴歌は猫を被るのをやめ、改めて糸真の親友になる。

晴歌「あたし…和央が一番邪魔だなぁ…」

糸真(うわー)

 

 

家族

糸真「ねえ晴歌。あたし、和央と一緒に暮らすことになるみたいよ?」

晴歌「はあ?」

和央ママと糸真パパが結婚した。

つまり、糸真と和央は姉弟。

4人は糸真の家で暮らすことになった。

 

和央「弦、今までありがとー」

弦「なんだ?お別れか?」

和央「でもほら、いろいろやってもらってたしょねぇ?」

弦の家は金持ちで、これまでなにかと助けてくれていた。

弦「やってもらってたとか思うなよ。あげてたわけじゃねえし」

和央「うん、でもやっぱりもらってたよ。僕たち母子は、なんでも持ってる弦から」

弦「金の話かよ」

和央「そうだよ、金の話だよ。弦」

弦「…おまえは、俺にやってもらうのが嫌だったのか?」

和央「そういうふうに囚われてる弦が嫌だ」

この結婚で、弦と和央の関係も変わっていく。

弦はそろそろ、和央離れして自立しなければならない。

 

自立

新年度。糸真たちは2年生になった。

あの日以降、弦と和央は一言も口をきいていない。

弦の姉で音楽教師の弓(ゆみ)は言う。

弓「支えることで支えられている。守ってるのは自分なのよきっと」

和央「じゃあ…僕が否定したら、弦は支えを失う?」

弓「そうねえ、そう、でしょうねえ」

一筋の涙が和央の頬を伝う。

糸真(ほんとに、まあ、こんなキレイに泣く男の子を、見たことがない)

 

一方、弦は…

弦「あいつは、今までの俺を全否定した。じゃあ、これからどうしてっていいのか、わかんねえ、なんもなくなった」

糸真「好きにすりゃいいじゃん!誰があんたに何かを禁止したのさ。なんだって好きにしろや!」

糸真「女!とかね!」

 

そして、

弦「バカみてえだな、俺ら?」

糸真のお節介も役立って、2人は仲直りをした。

少しして、弦は長かった髪をバッサリと切った。

男の子は、いつのまにか、男になる。

 

 

舘林弓

和央には、ずっと前から好きな人がいる。

おっとりしてて、ぽっちゃり系で、10歳も年齢が上で、バツイチで出戻ってきて、音楽教師で、そのうえ弦の姉。

館林弓。

弦「女は世界に『弓ちゃん』だけか!」

和央「そうだよ」

弦「はー…わかんね」

和央「わかんなくていー。誰にも」

 

そんな弓が、母親の押しにより見合いをすることになった。

弦に連れられていった現場で、和央が予想外の行動をとる。

和央「下のレストランの、予約取り消していい?」

見合いを、ぶち壊そうとする和央。

弓「…和央、そんなことしたら、二度と会わないよ」

しかし和央は、落ち着いたままキャンセルの電話をかけた。

思わず弓は、和央のスマホをたたき落とす。

弓「…目を覚ましなさい…っ」

和央「それは、こっちのセリフ。いいかげん認めろよ」

 

和央の前から走り去る弓。追いかけて話を聞いた糸真は思う。

糸真(もう、いいよ。この人たちガチで両想いだってば。もういい。)

糸真は和央に、弓の居場所を伝える。

 

どこまでも一途で強い和央の想い。ついに弓は…

弓「ああ~~~、一生言わないつもりだったのに…」

和央「?」

弓「好きよ、和央」

和央「!」

弓「でも今は待って!もう少し『先生』でいたい」

和央「うん、待つよ。ずっと待つ。しんでも、待つ」

 

一方、その頃、お見合いの現場に一緒に来ていた弦と晴歌。

晴歌「あたし、弦のこと好きなんだぁ」

 

 

弦と晴歌

弦の告白の返事は…

弦「うん」

それだけ。

無頓着でぶっきらぼうな弦らしい。

それでも、弁当をつくったり、デートに誘ったりと晴歌はどんどん弦にアタックしていく。

糸真(弦と晴歌を、応援しないわけがない。弓ちゃんと和央のよーに。お父さんと和央母のよーに。想いが、届くよーに)

そして…

晴歌「つきあおうよ、あたしと。つきあおうよ弦」

 

告白の結果を聞いた糸真に、晴歌は満面の笑みを返す。

弦と晴歌がつきあいだした。

 

障害

館林母「ああ、あなた。悪いけど、もう家には来ないでくださる?」

和央「え?」

舘林母「弓は、あなたには絶対あげません」

次々に用意されるお見合い話を断るために、弓は和央とのことを母親に話した。

結果は、大反対。弓と母は大ゲンカ。後から知った弦もブチギレ。

これにより和央は舘林家出入り禁止になり、弓は一人暮らしを始めることに。

 

一方、弦と晴歌の恋にも障害が。

ファンの多い弦と付き合いだしたことで、晴歌自身がイジメの対象になってしまったのだ。

糸真「…い、いじめ、とか…あたまおかしい…」

一度は晴歌にハブられた糸真だったが、その痛みがわかるからこそ晴歌のために涙を流す。

 

学校からの帰り道、

弦「おまえさー、性格悪いのにさー、いい友だち持ったなー」

晴歌「はい?」

弦「おもしれーべ、あいつ」

晴歌「糸真?」

弦「おー、あいつ男だったらいーのにな」

 

結局、晴歌へのイジメはすぐに自然消滅した。

 

 

今までの気持ち、新しい一歩

弦と晴歌、和央と弓はそれぞれ順調に恋人してる。

そんな中、糸真だけは『ぼっち』

弟の部屋に訪れた糸真は、気持ちを整理するために素直な言葉を紡ぐ。

糸真「あたし…『落ちる』って思ったの」

和央「どこに?」

糸真「恋に」

糸真「和央と、弦に会って、あたし今までそーいうの知らなかったから。わお、かわいーし」

糸真「あたしねえ、和央のことすごいすごい気になってたんだよ。知ってる?」

和央「…うん、知ってるよ」

糸真「でもね、いいんだ。和央に幸せになってほしいし。これ以上のことはないよ」

糸真「でもね、じゃあ、あたしは、どこに『落ちる』のかなぁ…」

糸真「お、落ちたら…つらいよね…?」

和央「糸真…」

糸真(今まで思ったこと、やっと和央に伝えられた。よかった)

これまで口に出してこなかった本当の気持ち。

素直な気持ちを吐き出した糸真は前に進むことを決意する。

 

糸真「晴歌、あの話ってまだアリ?」

晴歌「ん?どの話?」

糸真「あたしが、さみしくてしにそ~になったら、誰か紹介してくれる、って」

晴歌「うお!?アリアリ!任せといて!」

後日。

晴歌「糸真のタイプ聞いてなかったから、とりあえず一番よさげなの選んだんだけど~~」

糸真「あ、いーのいーの。タイプとかないし。一回リセットしとかないと」

糸真はさっそく晴歌が紹介してくれた男とデートすることに。

糸真「う~~~、なんかすごいドキドキしてきた。ありがとね晴歌!」

 

糸真が去った後、どこからともなく和央が現れる。

和央「自分で言っといてわかってんのかな。かわいーなぁ、僕のお姉さん」

晴歌「うわ、キモ」

和央「『リセット』だってさ。何のリセットだと思う?黒晴歌さん」

晴歌「…『黒王子(和央)』と『白王子(弦)』との出会いでしょ。あたしは関係ない」

弦と晴歌は恋人同士になったものの関係をリードしてるのは相変わらず晴歌のまま。

というか、弦はあまり晴歌に興味がなさそうな様子にも見える。

もともと弦はそんな感じだからいいのだけれど、最近の弦はなにかと糸真を気にしているようにも見える。

晴歌にとっては、糸真に男でもいた方が安心できる。

そう考える晴歌も、それを見抜く和央も「黒キャラ」

一方、糸真と弦はそんなこと思いつきもしないド天然でピュアな「白キャラ」

 

そして、デート当日。

「あ、住友さん?金沢雄大(かなざわたけひろ)でーす」

糸真(あ、うん、なんか、ふつーに、爽やかな男子)

糸真は新しい恋に一歩踏み出すことを選んだ。

 

 

キャンプ

糸真(突然ですが、人生初の彼氏ができました)

夏休み。糸真たちはみんなでキャンプに行くことに。

メンバーは住友家両親、和央と弓、弦と晴歌、そして糸真と金沢くん。

キャンプ場ではそれぞれのカップルに別れて行動。

金沢「糸真って呼んでいい?俺のことは“金やん”で!」

糸真も金やんと楽しい時間を過ごす。

 

そんな中、ちょっとだけ不穏な空気が流れているのは弦と晴歌。

キャンプの夜。晴歌は弦の愚痴を和央にこぼす。

晴歌「あたしさあ、あいつを目覚めさせたくてがんばってんのよ。がんばったのよ。だから、ふつーなら頭くるよーなところも精一杯耐えて、やな女に見えないように、その気になってくれるよーに」

晴歌「でもさ、今日…なんてったと思う?あの男」

弦は昼間、晴歌とのデートに遅刻してまで糸真と金やんの初デートを見に行っていたことをさらりと言った。

なんで約束を破ってまで見に行ったのかと聞くと…

弦『興味あったから。なんか、すっげ見たくて』

晴歌「あたしとはキスしたって、何の興味も持てないくせに…」

 

一方、その頃、糸真は不意打ちで金やんにキスされていた。

糸真(あたし、キス、しちゃったなあ)

 

キャンプ帰り。

うっすらと日焼けした晴歌は、いつもどおりニコニコしていた。

 

弦と晴歌2

晴歌「まずはっきり聞きたいんだけど、弦はあたしのことどう思ってるの?」

晴歌「あたしのこと好きだからつきあってくれたの?」

弦「あんまり…考えたことなかった」

晴歌「だよね…そうだと思う。それでいいって最初は思ってた。そのうちあたしのことうんと好きになればいいって、ならせてやろーって、思ってた」

晴歌「でも、弦、なんないよね?」

晴歌「なんか、きっと、ずっと、なんなくない?」

スタッ

公園のベンチの上に正座して、真剣な顔で弦が口を開く。

弦「国重、ごめんっ。俺だめだわ。多分、いやきっと、期待に応えられません」

あまりにストレートな言葉。泣き出した晴歌に弦がフォローを入れる。

弦「いくら恋愛感情がなかったっちても、国重だからつきあってみっかーって気になったんだからな。誰でもいいわけじゃなかったからな!」

弦「俺と付き合ってる国重より、俺と付き合う前の国重の方が俺はつきあいやすい…ん?よくわからんな…」

晴歌「ううん、わかるよ弦。要するに私たちは『友達』ってことだよね?」

弦「うん」

晴歌「殴っていい?」

ゴスッ

晴歌「はは、弦てあんま女の子とじゃべんないもんね。あたしと糸真くらい…ねえ、じゃあさ、弦!」

晴歌「糸真ともずっと『友達』で仲良くしてた方がいいねえ。きっとその方が、いい感じ」

最後まで晴歌らしく。

弦と晴歌は別れた。

 

 

糸真と金やん

金やん「うちくる?」

両親不在の金やんの家に上がった糸真。

その意味くらいははっきりわかっている。

糸真(うん、わかってるよ。つきあうってこういうことだ。はじめこわいのは、みんな一緒。恋する人はきっとみんな…)

しかし、いざという時になって、糸真は覆いかぶさってくる金やんを拒んでしまう。

糸真(お、おかしいな…)

金やん「…まあ、いいよ。待つし。ね、そういえば…俺のこと好き?」

糸真(アレ?アレ?言葉が、でない)

金やん「なんとなくなんだけど、弦さんのこと好きじゃない?」

目の前にいるのは、あの爽やかだった金やんじゃない。

目の前の金やんは傷ついて、嫉妬して、ちょっと怖い雰囲気を出している。

糸真(私、この人と、無理だ)

そう思った糸真は、急いで金やんの家から逃げ出した。

 

糸真(えーと、はい。これが、自分の心に目をつぶってきたあたしの惨状です)

糸真(バカです。なんにも関係なかった金やんを巻き込んで、恋なんて力技でどうにかなると)

糸真(ならない。なりませんよ。なりません)

糸真(あーもー正直に言っちゃおうかな。せめて自分の心にだけは。まず自分だけにね)

せーの

『弦が他人のものになるなんてさみしいんだよーーーっ』

糸真(よし、言ったった!)

 

糸真は学校をサボって金やんとの話し合いに。

糸真(これで、終わるんだろう)

金やん「て、ことは誰でもよかったんだよね?住友さんは」

金やん「まわりがみんなカップルで?自分もそうなりたかったみたいな?しかもさ、わざわざ国重に紹介してもらうあたり、いかにも『国重の彼氏には興味ありません』的に装ってるよね」

糸真(…あれ?なんか…怖いな)

金やん「でもさ、出会いは出会いだと思わない?住友さんは一度でも俺をそういうふうに見たことはなかったの?」

糸真「あった…ありました。言い訳だけど、会ってみて嫌だったらつきあわない」

金やん「だったら、まだイケるよ。まだ余地はあるよ」

糸真「…ご、ごめんなさい…本当に楽しかったのは嘘じゃ…ないです。ありがとう…ございました…。ごめんなさい…」

 

金やん「よし、わかった!じゃあ弦さんに告白してみなよ。きっとダメだろうね。友達の元カレだもんな。うまくいかないよ」

糸真「…うん。うまくいこうとか思ってないから…大丈夫」

金やん「はぁ?何それ、なんの意味があんの?大丈夫とかじゃないんだけど!バカにしてんのか?」

 

金やん「あきらめ…ないよ」

 

 

本当の気持ち

別れたことを晴歌に報告する糸真。

晴歌「ああ~でも恋愛対象なんて人それぞれだしね~…いいけど」

晴歌「だけど、糸真、嘘はつかないでね」

金やんは晴歌にメールで、あのことを伝えていた。

糸真「…弦が好き」

晴歌「いつからだよバーーカ!」

糸真「あん時は、新しい出会いが一番だと思っちゃったんだもんっ」

晴歌「思っちゃたばーか!」

糸真「でも、まちがったって気づいたときには、すでに遅かったんだもーん!」

晴歌「遅かったばーか!東京に帰ればーか!」

糸真「いつかは帰るよばーか!」

晴歌「…帰るの?」

糸真(先の事なんてわかんないし!だってあたしは1年前自分が北海道でこんなことになってるなんて夢にも思わなかったし!)

晴香「…おなかすいた…よし、いったん休戦しよう」

ストーカー化してどんどんメールを送ってくる金やんのことを話しながら、2人はなんとなく仲直りする。

 

そして、その金やんもすぐに正気に戻った。

金やん「ストーカー気分をね、味わってみたけど。なんか、俺に向かないかも、むなしいよ…」

糸真(この人を、好きになれればよかったのになあ…)

 

キス

金やんとの話し合いの帰り道。

糸真は万が一のためにスタンバイしていた弦と2人きりに。

糸真「晴歌とケンカした理由教えよっか」

弦「ん?」

不意打ちで、糸真は弦にキスをする。

糸真「あたしも女だってことだばーーーーか」

走り去る糸真。

糸真(わーーーーわーーーーーわーーーーーー)

 

 

弦の返事

後日。

糸真「あんな…あんな告白でごめん!」

弦「やっぱり告白だったのか…あのさぁ」

弦「無理」

弦「国重のこととかあったし、つーかおまえと国重のこと考えたら無理だ。なぜなら俺は今、慎重な男」

糸真「…うん、わかった。弦はそう言うと思った」

フラれた。

糸真と弦、2人の関係は『同志』

ともに和央を不埒な輩から守る同志。それでいい。

 

最終回

時は、流れていく。

3年生になってクラスが離れて、糸真は弦と話さなくなった。

そのまま、高校を卒業。

糸真は東京の大学へ進学。

住友家は糸真と一緒に東京へ引っ越してきた。

ただ一人、和央は北海道の大学に進学。

和央と弓の交際は順調で、最近は舘林母の態度も軟化してきたらしい。

そして弦は…東京の大学に進学するつもりが浪人して北海道に居残り。

 

思い出す。

卒業前の冬の日。糸真と弦が交わした会話。

弦「あー…何か月ぶりだ?口きくの」

糸真「さー」

弦「和央にきいたんだけど、おまえんち東京に引っ越すんだって?」

弦「俺も東京だからよ、受かったらまた一緒に遊べんな」

糸真「なんで?」

糸真「なんで、あたしと遊ぶの?東京行ったら、新しい友達ができて、かわいい女の子もいっぱいいるよ」

弦「…なんで…だろな?」

糸真「お・ち・ろ!」

2人の顔に笑顔が浮かぶ。

ただし、糸真の言葉どおりに弦は大学に落ちた。

弦(絶対、あいつのせいだ…。どうしてくれよう)

 

思い出す。

卒業式の日。

糸真「ばいばい、弦」

 

思い出す。

引っ越し直前に、弦が糸真の部屋で言ったことを。

糸真「何やってんの?」

弦「待ってた」

糸真「…なんで?」

 

弦(ここは俺の人生で、とにかく一番、素直な言葉を言ってみるのがベスト、だな)

弦「俺、おまえいないとつまんないみたいだ」

みるみるうちに糸真の目に涙が浮かぶ。

弦「次、必ず受かって東京行くから、待っててくんないかな、と思って」

困り顔の弦の前で、糸真はへたりこんで泣き出してしまった。

 

そして、今。

和央と一緒に東京に遊びに来た弦が、その時と同じように糸真の部屋で待っていた。

弦「よ!」

糸真「浪人のくせに何をやって…」

弦「あ、俺ね、浪人じゃないし。1年のブランク嫌だったから後期試験受けたら受かったの。9月入学」

弦「まあ、そんなわけで東南アジアぶらついてからのー上京になりました。アパートも決めたし見に行く?」

糸真「…なんで…黙って…」

弦「だっておまえ呪いかけるだろ」

 

糸真「また夏休み、みんなで遊ぼーか」

弦「いーね。あ、金やんはナシな」

糸真「ふふっ」

たわいのない会話で笑いあって、弦と糸真はとても自然に唇を重ねる。

糸真(あたし、今、最高に主役っぽい)

<プリンシパル・完>

「プリンシパル」の意味…もともとはバレエ用語でトップダンサーを指す言葉。転じて『主人公』『主役』

 

 

感想

「いくえみ綾、神かよ…」

最終回まで一気読みして最初に出てきた感想がこれでした(笑)

 

いやね、だって凡百の少女漫画(失礼)ならなんだかんだお決まりの展開を経て「最初に恋をした相手とゴールイン」って感じじゃないですか。

それに対して漫画「プリンシパル」の予想外っぷりったらどうですか!

1巻時点…ああ、この和央くんが相手役なのね。弦くんと三角関係になる感じかな?

2巻時点…えっ!?和央と糸真が兄妹になっちゃったよ!?禁断の恋!?

3巻時点…はぁ?和央はガチで弓のこと好きなの!?マジで!?…でも、どうせ後でなんだかんだ糸真に戻ってくるんでしょ…?

4巻時点…おいおい、弦も和央も彼女ができちゃったよ…主人公ぼっちだよ…どうなのこの状況…

5巻時点…誰ーーー!?ぽっと出の男が糸真の彼氏になっちゃったんですけど!?

6巻時点…と思ったら弦と晴歌は別れるわ、糸真と金やんも別れるわ…まさか弦ルートだったとは予想できなかった…。

7巻時点…はぁぁ!?弦、糸真をフッちゃうの!?→からの最終回に号泣。

私の場合、こんな感じで終始いくえみ神に翻弄されっぱなしでした(笑)

 

適当な言葉かわかりませんが、漫画「プリンシパル」の魅力の一つは『御都合主義っぽくない』ところだと思います。

現実って、そうそううまくいかないじゃないですか。

例えば高校生だったら、好きな人ができても付き合えないことの方が多いんじゃないかな。

それこそ「友達が先に彼女になっちゃったから」みたいな理由とかで。

糸真はそんな現実っぽい環境の中で自分の気持ちを押さえつつ、一生懸命頑張るわけですよ。

でも、なかなか報われない。現実の私たちと同じように。

だからこそ読者は自然と糸真を応援するようになるし、最終回で恋が報われたと知ったときの感動も大きかったのではないかな、などと私は思いました。

 

また漫画「プリンシパル」は物語展開がいいのはもちろんキャラクターも最高なんですよ!

中でも特に印象に残ったのは晴歌!

どこまでの自分の欲求に正直で、いじめを経て糸真と仲直りした後でも、平気で弦と糸真がくっつくないよう工作するあたりなんかいっそ清々しかったです(笑)

それでいて、最後の最後には(だけど本当のあたしを出せたのは糸真だけだ)と、さらりと弦と糸真の仲を取り持とうとしていたりして、本当にニクイ女ですよ!

最終回でも晴歌の卒業後の姿は描かれていませんでしたが、きっと幸せになってくれていると信じています。

 

あ、あと地味にみんの会話が北海道弁なのもかわいくてよかったですよね。

特に方言丸出しの弦(笑)

いくえみ綾さんは北海道名寄市出身だそうで、現在は札幌在住なんだそうですよ。

 

 

まとめ

今回は漫画「プリンシパル」のあらすじ・ネタバレ・感想をお届けしました。

最終回は過去の思い出と大学生になった現在が交差しながら進む素敵構成になっていて、ラスト前の見開きが特に最高でした。

  • 右ページは完全に諦めていた弦から告白されて号泣する糸真
  • 左ページは大学生になった糸真と弦がキス
  • 両ページを貫く「私、今、最高に主役っぽい」というフレーズ

最高かよ!

このシーンはぜひ漫画で見てほしい!

というわけで未読の方はぜひ漫画「プリンシパル」をお手に取ってみてください。めちゃ面白いです。

 

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