漫画『私たちはどうかしている』を読みました!
ドラマ化も発表されている本作。
- 真犯人は誰なのか?
- 椿と七桜はどうなるのか?
気になることだらけですよね。
そこで今回はネタバレを気にせず、物語の謎に迫っていきたいと思います。
この記事を読めば、最新話までの要点はばっちりです!
『私たちはどうかしている』は連載中の漫画で、完結していません。
この記事は最新話(※)までの内容をもとにした解説・考察です。
※63話(2020年11月号・14巻収録)
あらすじ
幼いころ、七桜(なお)は母が住み込みで働いていた老舗和菓子屋・光月庵で椿と出会う。
しかし、殺人の容疑をかけられた母は逮捕され、七桜も追い出される。
15年が経ち、和菓子の腕を競う場で再会した二人。
椿は七桜の素性に気づかぬまま結婚を申し込む。
母の死について探りたい一心の七桜はプロポーズを受け、光月庵に住み始めるが……。
15年前の事件
被害者
殺されたのは光月庵の若旦那(椿の父親)である高月樹です。
容疑者
犯人として逮捕されたのは、七桜の母親である大倉百合子。
百合子は無実を訴えていましたが、裁判中に倒れてこの世を去ります。
※心労による病死?
証拠
凶器のナイフには百合子の指紋がついていました。
加えて、目撃者の証言。
「さくら(※)のお母さんがお父さんの部屋から出てくるのを見た」
幼い椿の証言が逮捕の決め手でした。
※子どものころ、椿は七桜のことを「さくら」と呼んでいた(だから再会しても気づかなかった)
椿の事情
求婚の理由
椿がいきなり七桜にプロポーズしたのは、一目惚れしたから……ではありません。
その頃、椿は政略結婚させられそうになっていました。
その縁談をぶっ壊すために、椿は「自分が選んだ花嫁」が欲しかったんです。
ある意味、相手は誰でもよかったといえます。
椿の事情
現在、光月庵の実権を握っているのは大旦那(椿の祖父)の高月宗寿郎です。
宗寿郎は言います。
「椿は光月庵を継げん。私の本当の孫じゃないからな」
宗寿郎は女将(椿の母親)の不貞を疑っていて、椿に高月の血が流れていないと思っています。
椿の目的は、そんな祖父に実力を認めてもらって、光月庵を継ぐこと。
母親が決めた政略結婚は光月庵への資金援助を目的としたものでしたが、椿はあくまで《和菓子の実力》によって跡目を継ぎたいと考えています。
無茶な手段を使ってまで政略結婚を破談にしたのは、そういう思惑があったからなんですね。
椿と七桜の関係
椿と七桜が結婚したのは、愛しあっていたからではなく、それぞれ自分の目的のため。
まさに『私たちはどうかしている』というプロローグですね。
ただ、案の定というか、一緒に過ごすうちに二人は惹かれあっていきます。
椿「七桜。たぶん俺はあんたに惹かれてる。自分の我を通すための結婚相手じゃなく、一人の女性として」
ただし、もし椿が七桜の正体に気づいてしまったのなら、話は別です。
椿にとって《さくら》は父親の命を奪った憎い女の娘。
光月庵としても、そんな娘を嫁にするわけにはいきません。
椿「でも、もしあんたが《さくら》なら、この気持ちを殺さなきゃならない。答えてくれ。……あんたは、さくらなのか?」
七桜は答えます。
七桜「私は花岡七桜です。《さくら》じゃありません」
七桜は椿への恋心よりも、母親の事件の究明を選んだのでした。
漫画『私たちはどうかしている』にはちょくちょくベッドシーンがあります。
ドラマどうなるんだろう……?
真犯人は誰?(1)
『私たちはどうかしている』には確固とした悪役がいます。
それは椿の母親である女将(高月今日子)です。
- 嫌味
- いじわる
- 裏工作
女将はあの手この手で七桜を光月庵から追い出そうとしてきます。
それも本当に陰湿でねちっこい方法で、毒蛇みたいな表情を浮かべながら。
七桜は何度もトラブルに見舞われることになるのですが、ほとんどの黒幕は女将です。
- 目的のためには手段を選ばない
- 他人がどうなろうと知ったことではない
女将はいっそ潔いほど一貫した、同情の余地がないタイプの悪役です。
だから、感覚的には『15年前の事件の真犯人は女将』であるように思われます。
女将の目的は椿に光月庵を継がせることです。
それは椿のためというより、自分のため。
実際、女将は椿や大旦那とも敵対しています。
ネタバレ
七桜はかつて住んでいた部屋から、母親(百合子)が隠していた物品を見つけ出します。
そのなか保管されていた『DNA鑑定』の書類には、驚くべき真実が記されていました。
『七桜の父親は若旦那(高月樹)である』
これはもっとあと(具体的には11巻)でわかることなんですが、樹と百合子は中学の同級生で、もともと恋人同士だったんですね。
大人になった樹は百合子との結婚を望んだのですが、大旦那(宗寿郎)は決して許しませんでした。
大旦那「名前も顔も知らないまま、私は二人を別れさせた。結婚相手は家が決める。いまもそういう風習が残っている世界だ」
こうして樹は名家の娘である今日子(女将)と結婚することになるのですが、百合子との関係は続いていました。
そうして生まれたのが七桜です。
大旦那「(百合子が)数か月間職人として店で働いていたのを知ったのは、二人が死んでしばらく経ったあとだった。二人が一緒になることを私が許していれば、樹も、おまえの母(百合子)も、いまも幸せに暮らしていたのかもしれない……」
樹は家のために女将と結婚しましたが、一人の男としては百合子だけを一途に愛し続けました。
言いかえると、樹は一度も女将を抱いていません。
七桜が発見した『DNA鑑定』にはもうひとつ、驚くべき真実が記されていました。
『椿は若旦那の子どもではない』
大旦那が疑っていたとおり、椿は高月家の血を引いていませんでした。
これもかなりあと(12巻)でわかることですが、椿は女将と多喜川の父親との間に生まれた子どもです。
※つまり、椿と多喜川は異母兄弟
多喜川薫は地元の名士(地主)で、七桜の後援者でもあるイケメンです。
さて、この《真実》によって状況は大きく変わります。
なぜなら、七桜こそが高月家(光月庵)を継ぐ資格をもつ唯一の人間ということになるからです。
途中をかっ飛ばしてネタバレすると、七桜と椿は光月庵の継承権を求めて争うことになります。
和菓子対決で、審判を下すのは大旦那。
勝負に勝ったのは、七桜でした。
こうして、七桜は正式に光月庵の当主となります。
一方、勝負に負けた椿は光月庵を去ったのでした……。
※最新話では一人の職人として光月庵に戻ってきています。
真犯人は誰?(2)
15年前、椿は言いました。
「さくら(※)のお母さんがお父さんの部屋から出てくるのを見た」
この発言は今まで「百合子が樹を殺した直後」のことを指しているのだと思われてきました。
しかし、真相は違います。
その夜、椿が目撃したのは「樹と百合子がキスしている場面」だったのです。
その夜の時系列を整理してみましょう。
- 樹と百合子がキス(椿が目撃)
- 百合子は樹の部屋から去る
- 樹、何者かに刺される(目撃者なし)
この時系列が正しく伝わっていれば、あるいは、百合子は逮捕されなかったかもしれません。
しかし、そうはならなかった。
なぜなら、女将が椿の発言を利用して「樹と百合子がもめていた」ということにしたからです。
女将「椿さん、本当にあの人(百合子)が部屋にいるのを見たのね。二人はもめていたんでしょう。見たのよね。そうよね」
幼かった椿は母親の剣幕に逆らうことができず、でっちあげの筋書きを肯定してしまいます。
椿「う……うん……」
こうして百合子は逮捕され、七桜の人生もめちゃくちゃになったのでした。
ここからが難しいところなのですが、実はその夜、女将にはアリバイがありました。
アリバイを保証したのは、他ならぬ椿です。
その夜、樹と百合子の逢瀬にショックを受けた椿は、女将の部屋で眠れぬ一夜を明かしました。
一睡もせずに、朝まで自室で眠っていた女将を見ていたのです。
女将に犯行は不可能だったということになります。
ストーリーの補足
『私たちはどうかしている』は7巻を境に大きく状況が変わります。
というのも、女将が遺言状を奪うために大旦那を殺しかけ、しかも高月家の母屋を火事にしてしまうんですね。
で、その火事に椿や七桜も巻き込まれて……。
幸い犠牲者こそ出ませんでしたが、火事の後遺症は決して軽くありませんでした。
- 大旦那は廃人同然になって入院
- 椿は目をやられて失明に至る怪我を負う
- 七桜は妊娠していた椿との子どもが……
この事件を機に七桜は光月庵から消え、3年の月日が経ちます。
七桜は多喜川の援助を受けて「花がすみ」という自分の店を持ち、光月庵に対抗。
最終的には前述のように椿と対決し、心に決めていた光月庵の乗っ取りに成功したのでした。
※いつのまにか正気を取り戻していた大旦那ですが、光月庵を七桜に譲ると宣言した直後に死亡
※勝負に敗れた椿は光月庵を去り、目の手術を受けて回復
考察
まずは情報を整理するところから始めてみましょう。
登場人物ごとの《不審な点》に注目です。
花岡七桜
不審な点は少ない。普通に考えて犯人ではない。
大倉百合子
百合子は逮捕後、一度犯行を認めてから、その後に「私は何も知らない」と無実を主張している。
なぜ、一度犯行を認めたのか?
また、取り調べ中に言った「私はただお菓子をつくっていただけ」という発言も気になる。
百合子と樹は心中を誓っていた?(51話)
裁判中に亡くなったが、死因は不明。
高月椿
最新話で、椿は事件の夜の記憶に欠落があると感じている。
その記憶が真相に至る鍵になりそう。
第一発見者である椿の手と顔に血がついている点も気になる(1話)
椿は幼心に樹の実子ではないと気づいていた。
なんだかんだいって犯人ではないはず。
高月樹(若旦那)
被害者。光月庵は椿に継がせるつもりだった。
高月今日子(女将)
事件の夜にはアリバイがある。
犯行動機は十分にあるが、手にかけるとしたら夫ではなく百合子を選んだのでは?
事件の真相は心中未遂に違いないと発言している。
※百合子が怖くなって逃げた?
多喜川薫
椿の異母兄にあたり、家庭(多喜川家)を壊した女将に恨みがある。
七桜に近づいたのは純粋な善意ではなく、光月庵に復讐するためだった。
※そのために多喜川は七桜を和菓子屋から追い出した(1話)
事件当日の早朝、庭にたたずむ女将を目撃している(34話)
※女将のアリバイの矛盾。しかも、どうして多喜川が高月家にいた?
真犯人は誰?(3)
そもそもの話なんですが、高月樹が誰かに殺されたというのは妙な話です。
なぜなら、それによって得をする人間がいないからです。
最も犯人らしき女将でさえ、自分の立場を考えれば夫ではなく百合子を狙ったはず。
樹は椿に光月庵を継がせようとしていたのですから、その点の損得が犯行動機だったという線もありません。
では次に、怨恨の線はどうでしょう?
この場合も、樹に恨みを持つ人物というのは限られてきます。
というか、女将しかいません。
椿によるアリバイはよく考えてみればあやふやです。
- 樹と百合子の逢瀬
- 女将による犯行
- 女将が椿を連れて部屋に戻る
犯行時刻や時系列がはっきりしていないのでなんともいえませんが、このような順番であれば女将にも犯行は可能だったように思われます。
他にも共犯がいた、など方法はいくらでも考えられるでしょう。
登場人物のなかに人の命を奪うほどの憎しみを抱く人間がいるとするなら、女将以外には考えられません。
ひとつの結論として、事件が単純な他殺である場合、犯人は女将であるように思われます。
ただし、やはり「なぜ百合子を狙わなかったのか?」という疑問が残ります。
そこで検討したいのは、事故あるいは自殺の可能性です。
事件がなんらかの不運によって起きたとすれば、犯行動機のありなしは考えなくてよくなります。
また、当主としての責任と百合子への愛の板挟みになっていた樹が(心中を含めて)自ら命を絶つ選択をした、という筋書きにもさほど違和感がありません。
メタ的に考えると、よりしっくりくるのは事故説でしょうか。
たとえば『樹は《なにか》から百合子あるいは子どもたちを守ろうとして、結果的に亡くなった』とか。
この場合、
- 女将は百合子(あるいは七桜)を殺そうとしていた
- 樹は身を挺してそれを阻止した
などの筋書きも考えられますね。
《考察まとめ》
主な登場人物にはそれぞれ大なり小なり《不審点》があるものの、誰か一人が犯人であると仮定すると、どうもしっくりきません。
特に違和感があるのは、被害者が樹であるという点です。
あの夜、樹を亡き者にしたいと考える人間が高月家にいたとは思えません。
※女将なら百合子や七桜を先に狙うはず
殺人犯がいたとして、本当のターゲットは樹ではなかったのではないでしょうか。
あるいは、事件の真相はほとんど事故のようなものだったとも考えられます。
今後は
- 多喜川の真意
- 椿の失われた記憶
によって物語はさらに核心へと迫っていくでしょう。
要注目ですね。
最新話の内容
60話
樹の命を奪ったのは、多喜川の父親だった?
今日子(女将)を独占したかったからと考えれば動機にはなりますが、はたして地元名士が自分の手でそんな破滅的な行動をとるものでしょうか……?
事件の謎を解くカギになりそうなのは、いまだ解き明かされていない一つの矛盾。
- 女将は庭に立っていた
- 女将は椿と寝ていた
単純な時間差の問題じゃないとすれば、この矛盾はいったい……?
※まさか「今日子にはそっくりな姉妹がいた」なんてトンデモ展開にはならないと思いますが……
61話
女将が多喜川の父に、若旦那を殺すように依頼したのだろうか……?
真相はまだ闇の中。
そんななか、由香莉が七桜を階段から突き落として……!?
62話
七桜は病院に運ばれたものの、大事には至りませんでした。
さて、62話では多喜川が過去について語ります。
多喜川の初恋の相手は百合子(七桜の母親)だったこと。
だからこそ犯人の疑い濃厚な女将に復讐がしたくて、そのために七桜を利用しようと考えたこと。
多喜川の行動の裏には「百合子の仇を討ちたい」という思いがあったんですね。
七桜にしてみれば利用されたわけですが、一方で自分のお母さんを大切に想ってくれている人(仲間)がいるというのは嬉しいことです。
七桜は怒るどころか喜多川に抱きついたのでした。
※そして、バッチリ椿に目撃されてしまいました……。
63話
物語はあまり動かず……。
いろいろあって由香莉の七桜に対する敵意が薄れ、次の話ではなにか新しい情報が明かされるようです。
由香莉「見せたいものがあるの」
ドラマはまさかの多喜川犯人で最終回を迎えましたが、原作でも同じ真相だとは限りません。
はたして過去の真実、本当の犯人はいったい……?
まとめ
今回は安藤なつみ『私たちはどうかしている』のネタバレ解説&考察をお届けしました。
読者としては「女将が犯人だろ! 逮捕されちまえ!」って感じですが、もし本当に女将が犯人だとしたら、それはそれで「ひねりのない結末」になってしまう気がします。
おそらく真相は「〇〇が犯人でした」という単純なものではなく、もう少し複雑で、ドラマティックなものになるのではないでしょうか。
椿と七桜のハッピーエンドになるであろう最終回と合わせて、事件の真相がどのように語られるのか楽しみです。
追記
今回の考察では見逃しているポイントも多々あると思います。
- あれはこういう意味では?
- 犯人はあの人だと思う!
などなど、あなたの考察もぜひコメントで教えてくださいね!
ドラマ情報
キャスト
役名 | キャスト |
花岡七桜 | 浜辺美波 |
高月椿 | 横浜流星 |
城島祐介 | 高杉真宙 |
長谷川栞 | 岸井ゆきの |
多喜川薫 | 山崎育三郎 |
大倉百合子 | 中村ゆり |
高月樹 | 鈴木伸之 |
高月宗寿郎 | 佐野史郎 |
放送枠
日テレ水曜10時枠(2020年7月期)
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雑誌でいえば『花とゆめ』『LaLa』とかですね。
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雑誌でいえば『りぼん』『マーガレット』とかですね。
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- 『ハニーレモンソーダ』
- 『君に届け』
- 『NANA-ナナ-』
真犯人の予想です。
心が壊れた多喜川夫人が夫のDNAをひく椿の存在を許せずに椿を狙った。で、樹が庇って身代わりに。
母親の不審な行動を心配して尾行してた多喜川少年が庭にいた。
で、どうでしょう?
訂正。
34話、見返してみました。
「事件の日の早朝、私は庭に佇む女の人を見た。」のモノローグは七桜のものではないでしょうか?
そのページに意味ありげに喜多川描かれてはおりますが。。。単に、いままさに事態が急変する不穏さを表したんではないかなぁ。と。
「女将がいた。」とは言い切ってないし、はっきり憶えてない様子。
女将が庭に立っている絵も、
女の人がいたのを思い出した。
↓
女将かも。
のミスリードの為の絵じゃないかなぁ。
何度もすみません。
昨夜、貫徹で読破したものでして。。。
真犯人考察ではなく感想です。
取り敢えず、被害者である若旦那(樹)、クズだな。と。
元凶はわたし。的な事言って大旦那さんは後悔してますが、特に反抗もせずにそのレールに乗ったのは樹な訳で。
親の言いなりに政略結婚しといて、本妻を1度も抱かない。初恋の人との愛人関係は続ける。
そりゃ、本妻、おかしくなるわ。おかしくなりすぎてるけど。
愛してなくても、実はこっそり愛人いようが、結婚して家業に巻き込んでるんだから、愛してるフリくらいしようよ!で、お世継ぎ作るのも仕事のうちでしょ。お宅の場合。
そんなんだから嫁も不倫して托卵するんだよ。(きっとああいうお家柄ならお世継ぎのプレッシャーだって嫁は辛かったと思う。嫁がかわいそう過ぎる)
で、1回も抱いてない嫁が開き直って妊娠出産する同じタイミングで愛人に子ども産ませて。
で、そっちが托卵してるんだから、文句ないだろって感じで愛人と実子を敷地内に入れ家業に関わらせる。ってさ。
で、実の子には「この店に縛られず好きに菓子造りしてほしい」って。托卵された子は身代わりになってこの店に縛られてOKって意味だよね。。。椿、かわいそう。。。
「どうかしてる」のは若旦那と女将だな。って思いました。
> らんさん
考察と感想、ありがとうございます!
>心が壊れた多喜川夫人が夫のDNAをひく椿の存在を許せずに椿を狙った。で、樹が庇って身代わりに。
いまのところ、そんなふうに読み解けますよね。同意です。
>「事件の日の早朝、私は庭に佇む女の人を見た。」のモノローグは七桜のものではないでしょうか?
見返してみると、確かにあのシーン(コマ)はわざとあいまいにしているような気がしました。らんさんの説だとつじつまがあいますね。
>取り敢えず、被害者である若旦那(樹)、クズだな。と。
そう! そうなんですよね!!!
「いいやつだった」みたいな描かれ方をしてますけど、よくよく考えてみればやってることめちゃくちゃです。
>「どうかしてる」のは若旦那と女将だな。って思いました。
うまい! 実際、そういう意味だったりして……