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小説「君の膵臓をたべたい」のネタバレ感想!感動の結末に号泣!

   

こんにちは、若竹です。

住野よる先生のデビュー小説「君の膵臓をたべたい」が映画化されるみたいですね。

本屋大賞2位ということと、インパクト大のタイトルが気になったため、さっそく原作小説を読んでみました。

読んだ直後の感想は…

「なめててスミマセンでした!最高です!」

実のところ、最初はあまり期待していませんでした。

・ヒロインが亡くなる展開の恋愛小説

・小説投稿サイトからの書籍化

・ネットでの厳しい批評

これらの点から「まあ、感性の強い10代ならともかく、自分が涙することはないだろうな」と思っていたんです。

しかし、実際はどうでしょう。

結末に向けてどんどん加速していく展開に、号泣に次ぐ号泣!(笑)

煽り文章に偽りなしの「泣ける小説」でした。

今回はそんな「君の膵臓をたべたい」の感想についてお伝えしていきたいと思います。

 

※作品のあらすじや結末はこちらをご参照ください

関連記事:映画「君の膵臓をたべたい」のあらすじとネタバレ!

 

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小説「君の膵臓をたべたい」のネタバレ感想

※以下、作品のネタバレを含みます!ご注意ください!

 

作品のあらすじを知ったときに想像したのが「よくあるお涙頂戴のストーリー」

・少年と少女が病によって引き離される、その悲痛な感情を結末に置いた物語

というものでした。

確かに泣けるかもしれないけれど、逆に言えば「読者を泣かせる」ためだけの物語というものだと予想したんです。

しかし、この「君の膵臓をたべたい」はそんな浅はかな作品ではありませんでした。

例えば…

 

死生観、命、生きるということ

小説「君の膵臓をたべたい」を通じて、私は「生きるということ」について考えさせられました。

それも、ただの「自分の命もいつなくなるかわからない(から今を大切に生きよう)」というメメントモリ的な反省だけではありません。

作中で、余命少ないヒロイン・桜良は「人と心を通わせること」こそ「生きるということ」だと主人公に語りかけます。

その言葉に、人との関わりを避けてきた主人公はハッとさせられるのですが、同時に読んでいた私にもその言葉は響いてきました。

・ただ命があって、24時間を過ごすことだけが一日を生きるという事ではない

主人公は、桜良と過ごした4カ月こそが「生きている時間だった」と気づきます。

『そんなふうに、いつかこの世を去る私は今を【生きる】ことができているのだろうか?』

私は即座に「YES」と断ずることができませんでした。

そして、自分も本当の意味で生きていきたいと思ったんです。

小説「君の膵臓をたべたい」はただのエンタメ作品ではなく、読者に強く語り掛けてくる作品だと感じました。

 

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恋愛関係を超えた特別な関係

ヒロインの桜良が亡くなり、その遺書でもある「共病文庫」を主人公が読む場面では、落涙を止めることができませんでした。

しかし、それは単に「実は両想いだったことを遺書で初めて知ったから」なんてチープな展開のせいではありません。

この遺書の場面に来るまで、多くの読者は

『小説「君の膵臓をたべたい」=主人公の男の子の物語』

だと感じていたと思います。

根暗で地味で人と関わりたがらない男の子が、明るく行動的な女の子と出会って変わっていく。

主人公は作中で「彼女と出会って人間性も日常も死生観も変わった」と心の中で回想しています。

実際に読んでいても、余命少ないにも関わらず弱さを見せず最後まで強く生き抜いた桜良の一貫性に対し、主人公は彼女との出会いによってどんどん人間性が変化していきました。

 

しかし、遺書の場面で初めて明かされた桜良の本音を知って、この考えは変わりました。

『小説「君の膵臓をたべたい」=主人公と桜良の物語』

2人はそれぞれに正反対の人間性を持っていて、それゆえにお互いに憧れて、お互いを必要としている。

そこに恋愛感情がゼロだったのかと言われればそうではなかったでしょうが、それよりも2人は「尊敬・憧れ」によってつながっていました。

こんなに純粋でまぶしい人間関係が他にあるでしょうか。

そして、そんなに特別な関係だった2人が永遠に別れなければならない痛みとはどれほどだったのでしょうか。

感情を自分の中に押し込める生き方をしてきた主人公が桜良の母親の前で泣き叫ぶ場面では、まるでその悲痛な咆哮が聞こえてくるようで涙が止まりませんでした。

 

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「君の膵臓をたべたい」

初見では度肝を抜かれるこのタイトル。

序盤では膵臓を患っている桜良が「同物同治(患っている部分と同じ部位を食べることで病気が治る)」の考えから、冗談としてこの言葉を口にします。

そして、この言葉が再度登場するのはクライマックスの場面。

示し合わせたわけでもないのに、お互いがお互いへの感謝と尊敬の念を込めて「君の爪の垢を煎じて飲みたい」ならぬ「君の膵臓をたべたい」というメッセージを送り合います。

 

伝わらないかもしれませんが、号泣以外の選択肢はありませんでした。

本の帯に「読後、きっとこのタイトルに涙する」とあり「そんなわけないだろ」と思っていたのですが、してやられました。

 

結末への感想

こんなに悲しいお話なのに、結末が爽やかに描かれていた点はすごく好みでした。

桜良の喪失から1年後、拒絶されていた桜良の親友と苦労の末友達になって桜良の墓参りをする。

墓地から去ろうとする2人の耳に「うわははっ!」と特徴的な彼女の声が聞こえた気がする。

非常にすっきりとした爽やかな読後感で本を閉じることができました。

 

・誰かにおススメしたい1冊(特に若い人に)

・自分の本棚に置いておきたい1冊

小説「君の膵臓をたべたい」は、私のお気に入りの一冊になりました。

 

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おまけ:福岡県民はちょっとお得?

作中、主人公と桜良が2人きりで泊りの旅行に出かける場面がありました。

行き先の名称などはことごとく伏せられているのですが、読んでいる人(特に福岡県民)には丸わかり。

博多駅に着き、ラーメンを食べて太宰府天満宮へ。2日に行ったのはキャナルシティ。

実際に知っている場所が細かに描写されているというのは、なんだか嬉しい気分になります。

そんなわけで、特に福岡に詳しいという人にもおススメです!

 

まとめ

以上、実写映画化される小説「君の膵臓をたべたい」のネタバレ感想でした!

私の買った本を見てみると、発売1年未満なのに第32刷!

なんと現在50万部を突破しているそうです。

そんな話題作を読んでみた感想はというと…号泣必至の感動作!

イメージだけで敬遠するのはもったいない!と声を大にして言いたいほど胸に来る物語でした。

映画版ももちろん楽しみですが、ぜひ小説でも読んでほしいですね。

とても読みやすく、ストーリーに引き込まれてどんどんページが進むので、一気読みもできちゃいます。

未読の方は、ぜひ騙されたと思ってお試しください。

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