「映像化不可能」といわれた珠玉の恋愛ミステリー小説「イニシエーションラブ」が映画化!
公式サイトもオープンし、いよいよ公開に向けて動き出しました!
松田翔太、前田敦子、木村文乃などのメインキャストに加えて、三浦貴大、木梨憲武、片岡鶴太郎などもサブキャストとして出演することが発表されましたね!実に豪華なキャスト陣です。
しかし、映画「イニシエーションラブ」公式サイトを見てみると、メインキャスト級の太字でもう1人謎のキャストがクレジットされていることに気が付きます。
その名前は「亜蘭澄司」
名もなき新人俳優がメインキャストに大抜擢されたのか?…違います。
これに関しては「堤幸彦監督の洒落心が効いている」ということなんですね。
これから「亜蘭澄司」についてネタバレしていきますが、必然的に物語の超重要な秘密もネタバレしてしまうのので映画初見の方はご注意ください!
イニシエーションラブ「亜蘭澄司」とは?
※ネタバレ注意!
最初からハッキリと結論を言ってしまえば「亜蘭澄司」なんて俳優は存在しません。
亜蘭澄司…読み方は「アラン・スミシー」
これは、かつてアメリカ映画で用いられていた架空の映画監督の名前です。
どういうことか?
要するに、「監督が降板した」「映画作品の責任を取りたくない」そういう場合に使われていた偽名が「アラン・スミシー」というわけです。
あとはTV放送される時に納得のいかない編集がされた時なんかにも使われていました(2000年に使用禁止に)。
この流れを受けて日本でも当て字で「アラン・スミシ―」が使われることも。
亜蘭隅志・亜蘭墨士・阿蘭隅児…などなど。
そう、今回の謎のキャスト「亜蘭澄司」もその流れを汲むものです。
アメリカ映画においては「監督」の偽名でありましたが、今回は広義的に「名前を隠すため」に使われているようですね。おしゃれです。
なぜ亜蘭澄司?(追記:その正体が発覚!)
では、なぜ映画「イニシエーションラブ」のメインキャストに亜蘭澄司というクレジットがあるのか?
※ここからは完全にネタバレになるので注意!
そう、原作の内容を知っている方なら一発でピンと来たはずです。
亜蘭澄司は「鈴木辰也」のキャストだと!
「イニシエーションラブ」最大のトリックは主人公「たっくん」が2人いた、という点です。
マユと合コンで出会った物語前半の鈴木夕樹(すずき ゆうき)、そして東京で働く新入社員の鈴木辰也。
映画の前編と後編で鈴木(たっくん)が別の人物だったというのが肝なんですよね。
つまり、亜蘭澄司は隠されていたもう一人のたっくん「鈴木辰也」を暗示しているわけです。
追記:実際は亜蘭澄司は「夕樹」の方のキャストでした!その正体は…!
関連記事:映画イニシエーションラブのたっくん(夕樹)キャストは森田甘路だった!
映画公開前なので、映画中に実際「鈴木辰也=亜蘭澄司」である誰かしらの俳優が登場するかは不明。
もし映画中でどちらのたっくんも最後まで松田翔太さんが演じていたとしても、亜蘭澄司は「実はもう一人いたんだよ」ということを伝えているわけです。
これは非常におしゃれだと言うほかありませんね(笑)
まとめ
謎のキャスト「亜蘭澄司」の正体は「イニシエーションラブ」のトリックを暗示していた!
具体的にはもう一人のたっくん「鈴木辰也」が亜蘭澄司だったということになります。
しかし、「誰でもない人」という意味でキャスト名に「亜蘭澄司(アラン・スミシー)」を持ってくるとは堤幸彦監督も面白いことをしますね!
もし、映画内で実際に「鈴木辰也=亜蘭澄司」の俳優さんが出演するとしたら、その人の正体も気になります。
映画「イニシエーションラブ」の公開が楽しみですね!
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亜蘭澄司=アラン・スミシーということで、これが架空の俳優名つまり誰かの
別名であることと、原作の内容からこの人が辰也役であることは推測できます。
問題は、亜蘭澄司とは誰か?ということですね。
●夕樹と辰也は実は双子の設定で顔がそっくりだった=松田翔太の一人二役
●したがって、辰也役の亜蘭澄司とは松田翔太の別名
という説は比較的考えつきやすそうですね。
でも、顔がどこからどう見ても松田翔太その人なのに別の俳優扱いは少し苦しい
かなとも思いました。それなら普通に一人二役でした、でいいのではないかと。
ですので、私はあえて
「もし、亜蘭澄司=松田翔太でないとしたら、どういったトリックが考えられる
だろうか?」と頭をひねってみました。
●映画ではSideAとBの話が交互に進行していて、夕樹に見える場面も実は辰也
だったり、あるいはその逆だったりする
●辰也の登場場面は、実は全て顔は映らずに声だけや後ろ姿などで出ている
(声をよく聞くと夕樹とは微妙に違う)
●ラストで「辰也」と呼ばれるシーンで振り向くと、それは松田龍平
原作は小説だから可能なトリックであって、姿を映してなお別人だと気づかせ
ない手段といえば、声(映像だから可能なトリック)しかないのではないかと。
でも、松田兄弟って声はそれほど似ていないっぽいんですよねぇ。
だからやっぱり違うのかな・・・(笑)。
>管理人コメント
素晴らしい考察ですね!
私は基本「一人二役」でラストシーンだけ別人が「辰也」として振り向く、とかかなと想像していました。
松田龍平さんが出演というのも面白いです!