映画『弥生、三月 君を愛した30年』の原作小説(ノベライズ)を読みました!
この予告編、めっちゃ気になりませんか!?
ひしひしと「泣ける感動作だぞ!」という雰囲気が伝わってきますよね。
今回はそんな『弥生、三月』の
- あらすじ
- ネタバレ
- 感想
をお届けします。
「見に行こうかな」と検討されている方は(前半飛ばしてもいいから)感想だけでもぜひ読んでみてください。
Contents
あらすじ
高校時代、互いに惹かれ合いながらも親友のサクラを病気で亡くし、想いを秘めたまま別々の人生を選んだ弥生と太郎。
だが二人は運命の渦に翻弄されていく。
交通事故で夢を諦め、家族と別れた太郎。
災害に巻き込まれて配偶者を失った弥生。
絶望の闇のなか、心の中で常に寄り添っていたのは互いの存在だった――。
二人の30年を3月だけで紡いだ激動のラブストーリー。
(文庫の裏表紙より)
あらすじの補足
この作品の構造は、小説の目次を見ればすぐにわかります↓
- 1986年3月1日
- 1987年3月2日
- 1987年3月3日
- 1988年3月4日
- 1996年3月5日
- (以下略)
こんなふうに、1年単位で時間がどんどん進んで(飛んで)いくんですね。
スタートは1986年で、ラストは2020年。
高校一年生だった主人公とヒロインも、最後には50歳になっています。
そんな壮大な年月を映画の時間におさめようというのですから、必然的に1年あたりのシーン時間は短くならざるをえません。
小説でいえば1年に対して1ページしかない年なんかもあります。
また、ずっと1年刻みで年が進んでいくのかといえば実はそうでもなくて、
「シーンが切り替わったら8年経過していた」
なんて場面もあります。
ちょっと目を離すと「すごい老けてる!」とビックリすることになりそうです(笑)
《登場人物》
名前 | キャスト | 説明(高校生時代) |
山田太郎(サンタ) | 成田凌 | 弥生が好き 夢はサッカー選手 |
結城弥生 | 波留 | 太郎が好き 桜の親友 |
渡部桜 | 杉咲花 | 太郎が好き 若くして亡くなる |
※ちなみに桜の名前は映画だと渡辺サクラ。なぜ違うのか……。
ネタバレ
1年ずつだと書くのも読むのも大変なので、大きな出来事を中心にして内容をまとめていきたいと思います。
高校生
山田太郎と結城弥生は両想いなのですが、お互いに気持ちを伝えないまま卒業してしまいます。
なぜかというと、ふたりにとってかけがえのない友人だった渡部桜が闘病の末に亡くなったから。
そもそも太郎と弥生が出会ったのは、桜が太郎のことを好きだったからです。
だからふたりとも桜に遠慮して、自分の気持ちを隠していました。
その後、桜は亡くなりますが、だからといってすぐに「じゃあ、付き合おうか」なんて話にはもちろんなりません。
「素直に気持ちを伝えるのが気恥ずかしい」という若者らしい照れもあり、太郎と弥生は決定的な言葉を口にすることなくそれぞれの進路へと一歩を踏み出していきました。
「もし、四十過ぎても独身だったら、俺が結婚してやるよ」
これは別れ際に太郎が弥生にかけた言葉です。
太郎は内心、こう思っていました。
(絶対に俺たちは結ばれる。だってそれが運命だし、奇跡だからだ)
いつか結ばれるという確信があったから、ふたりは「好きだ」という気持ちを焦って伝える必要はないと考えていたんですね。
結婚【太郎】
太郎が信じていた《運命》は、現実に対してとことん無力でした。
- 1996年、太郎(26歳)できちゃった結婚
相手は出会ってまもない奈美という女性で、太郎は結婚なんてぜんぜん考えていませんでした。
妊娠が発覚したときの太郎の言動はホントに最低で、
- お腹の子はおろしてくれ
- 俺、他に好きな女がいるんだ
- 弥生、別の女を孕ませてごめん
と百年の恋も一瞬で冷めるほどのクズっぷり。
太郎は奈美と別れるつもりだったのですが、
- 弥生とのすれ違い
- 桜のことを思うと命を軽くあつかえない
という経緯から奈美との結婚に(しかたなく)踏み切ったのでした。
このときの太郎の心境はこんな感じ。
(本当に惚れた女に想いを打ち明けることすらできずに、この始末だ。もう二度と、想いを伝えることはないのだ。それをしてはいけないことくらいはわかる)
言いたいことが山ほどあるのですが、感想までガマンします……。
事故【太郎】
太郎はサッカー選手になるという夢をずっと追いかけていました。
なんとかJリーグのチームに入ってプロにはなれたのですが、試合ではまったく活躍できず、戦力外通知(クビ)を言い渡されてしまいます。
- 2000年、太郎(30歳)夢やぶれる
そして、不幸はさらなる不幸を呼び寄せます。
戦力外通知の電話を切って呆然としている間に、息子の歩(4歳)が公園から道路へと飛び出していたのです。
ふと見れば、スピードを出した大型トラックが歩に迫っていて……
「歩、危ない!!」
太郎はとっさに駆け寄り、歩を道路から突き飛ばしました。そして……
- 2000年、太郎(30歳)交通事故
なんとか一命だけは取りとめたものの、太郎の脚には障害が残りました。
優しい夫【弥生】
弥生は東京の大学を卒業し、夢だった教師になっていました。
しかし、実際の教育現場は思い通りにいかないことばかりで、教師人生が長くなるにつれて弥生は心身ともに疲れていきます。
そんな弥生を支えていたのは、パートナーの存在でした。
- 2001年、弥生(31歳)結婚
※正確には2001年のエピソード時点では婚約ですが、次のエピソードではもう結婚してたので
相手は10歳以上年上の歯医者・白井卓磨。
「シロクマ」の愛称で子どもたちから慕われる白井は穏やかで優しく、弥生を包み込むように愛してくれます。
弥生はそんな夫に心から感謝しつつ、しかし、心の奥底にはいまだに消えない太郎への未練も残っていて……。
「もし、違う人生があったとしたら」
弥生がひそかに抱える呪いのような希望のせいか、何年たっても夫婦には子どもができませんでした。
そして……
- 2009年、弥生(39歳)父の介護のため東北の故郷に戻る
弥生と太郎が最後に会ったのは2006年の結婚式。
それからふたりは会っておらず、弥生はずっと太郎が事故に遭ったことさえ知りませんでした。
15年ぶりの再会
事故後、太郎の人生は下り坂を転がり落ちていくかのようでした。
- 妻からは離婚を言い渡され、
- 息子とも離れ離れになり、
- 足を引きずって歩くようになり、
- そのせいでまともな仕事にも就けず……
2011年、太郎(41歳)はまるで生きる屍のようになっていました。
狭いアパートに引きこもって、やることといったら酒・たばこ・ギャンブル。
アルバイトで食いつないでいるものの、歩の養育費を送っているため生活はいつまでも楽にはなりません。
弥生がとつぜん太郎のアパートに押しかけてきたのは、そんなある日のことでした。
実に15年ぶりの再会。
弥生は太郎を家から引っぱり出すと、数年間も会っていなかった歩を強引に捕まえ、ふたりを向き合わせました。
「……ごめん。ごめんな、歩」
情けなさに涙を流しながら絞りだした太郎の言葉に、歩はわずかに笑って頷きます。
父親のいない家庭で育ったことで、歩は必要以上に大人にならなければならなかったのだ、と太郎は悟ります。
太郎は嗚咽を漏らしながら、これまでの腐った生活を後悔し、歩に恥じないちゃんとした父親になることを心に誓ったのでした。
弥生は太郎の母親を通じてすべてを知り、いてもたってもいられなくなって太郎の部屋に押しかけました。
「太郎には太郎らしく生きてほしい(じゃないと自分も心から幸せにはなれない)」と弥生は思ったんですね。
ふたりの距離
「あのとき、ちゃんと弥生に気持ちを伝えればよかったんだよな」
15年ぶりに再会した弥生の帰り際、太郎は昔を懐かしむように言いました。
その言葉の裏にある本心に弥生は気づきますが、今さら太郎とどうこうしようとは思いません。
※以下、このときの弥生の心境
この歳になれば寒いと言って寄り添うことも、手をつなぐのも簡単だけど、そんなことをしたって、昔それを望んだ気持ちは消化しない。
どんなに望んでも叶えられなかった気持ちを、安易に手に入れようとするのは不誠実だとわたしは思う。
わたしたちには初々しい距離感が一番ふさわしいのだ。
そのまま弥生は電車に乗って、夫の待つ家へと帰る……はずでした。
しかし、電車のドアが閉まる、寸前。
太郎は弥生の腕をつかんでホームに引っぱりだすと、そのまま思いきり抱きしめました。
「え? ちょっと……」
「ずっとこうしていたかった」
拒もうと思えば、弥生には拒むことができました。
きっぱりと拒絶してもいいし、やんわりと笑って受け流してもいい。
しかし、弥生は太郎の体温を感じながら、じっと動けずにいました。
ずっと、こうしたかったの知ってるよ。
されたかったのも、知ってるでしょ?
ねえ、どうして今なの?
太郎、どうして。
その日、弥生は夫の待つ家には帰らず、太郎の部屋で一夜を過ごしました。
回想 1990年
太郎と弥生は高校生のとき、お互いに恋をしていました。
ですが、ふつうに考えて、そのときの恋心が数十年後まで色あせずに残っているものでしょうか?
実はふたりの過去にはお互いのことを「いつか結婚する相手」だと確信するような出来事がありました。
- 1990年、弥生(20歳)結婚
当時、弥生の家は父親の事業失敗によって莫大な借金を背負っていました。
で、この父親というのがまた最低な男でして。
金持ちの息子(40代)と弥生を結婚させることで借金問題を解決しようとしたんですね。
身売り同然の縁談に、もちろん弥生は猛反対しました。
しかし、弥生には小さい妹がいましたし、母親からも「縁談が決まらなければ心中するしかない」と脅されて、諦めるほかありませんでした。
そう、そんな弥生を救い出したヒーローが太郎だったんです。
太郎は「もう結婚するしかない」と諦めていた弥生の目を覚まさせると、結婚式をめちゃくちゃにしました。
弥生も負けじと「結婚はできません」ときっぱり拒絶の意思を表明してから逃走します。
清々しく笑いながら結婚式から逃げ出すなんて、まるで映画のワンシーンのようですよね。
ふたりが「いつかこの人と結婚する」と確信したとしても無理はありません。
こうした経緯があったからこそ、太郎と弥生は強い強い絆で結ばれていたのでした。
※まあ、その数年後に太郎ができちゃった婚するんですけどね……
3.11
大震災が日本を襲ったのは、太郎と弥生が抱き合った夜の、次の日のことでした。
ふたりはなんとか無事だったのですが、この震災によって弥生の夫だった白井卓磨が死亡。
弥生は夫の命日に太郎と抱き合っていたことを後悔し、抱えきれないほどの罪悪感に苛まれることになります。
ただ、弥生が本当に絶望したのは、夫への罪悪感でいっぱいなはずの心に、まだ太郎の存在が残っていたことだったのかもしれません。
弥生(わたしは喪服に包まれた体の中で、ぼんやりと太郎の指や唇を思い出している。所詮、わたしはこういう女だ)
灰色の日々【弥生】
弥生は自分で自分に罰を与えるかのような、贖罪の日々を過ごします。
あれほど情熱を注いでいた教職を辞め、誰も知らない東京の狭いアパートで独り暮らし。
- 何も楽しいことはない
- 何を食べても美味しいと思わない
そんな廃人同然の暮らしをしているうちに、弥生の40代は終わっていきました。
この間、太郎と弥生は一度も連絡を取っていません。
一人きりになるため、弥生は誰にも居場所を教えていませんでした。
桜からの贈り物
一方、太郎の40代は実に明るいものでした。
小学生たちにサッカーを教えるコーチとして活躍し、40代が終わるころにはコーチから監督に昇格。
弥生が取り持ってくれた歩との関係も順調で、もう引きこもっていた頃の惨めさはどこにもありません。
桜の父親が太郎を訪ねてきたのは、そんなある日のことでした。
「これを、受け取ってくれませんか」
そういって桜の父が差し出したのは、桜がいつも使っていたピンク色のウォークマンでした。
「桜が病室で録音したテープなんです」
「え?」
見るとたしかに、ウォークマンの中にはカセットテープが入っています。
「もし太郎さんと弥生さんが結婚したら、式で流してくれって頼まれたんです」
太郎は急に手の中のウォークマンが重みを増したように感じました。
桜が太郎と弥生のために残したメッセージ。
それは桜が生きた証であり、桜の魂そのものでもあります。
桜は本来、そのカセットテープを弥生に渡してほしいと言い残していました。
しかし、弥生は何年も前から消息不明。
そこで桜の父は太郎にカセットテープを渡すことにした、ということでした。
(弥生にこのカセットテープを渡そう)
太郎はそう決意し、弥生の居場所を探し始めます。
再会
- 2020年、太郎と弥生(50歳)再会
散々苦労して弥生を見つけたというのに、再会は実にあっけないものでした。
太郎「俺は、聞いてない。だって、弥生と結婚してないし、聞けるわけない。ただ、桜はこのテープを弥生に渡したかったんだ。俺じゃなくて、弥生に。だから、受け取ってやってくれよ。聞いても聞かなくても、どっちでもいいから」
ウォークマンを渡し、要件を手短に伝えると、太郎は何も聞かずにそのまま立ち去りました。
必要以上に干渉すれば、弥生が心を閉ざしてしまうと思ったから。
…………
残された弥生は、少しだけ迷ってから再生ボタンを押しました。
耳元に、なつかしい桜の声がよみがえります。
弥生、サンタ、お久しぶり。桜だよ。元気ですか?
これを聞いているってことは、二人は結婚してるんだよね。
おめでとう、サンタ。
よかったね、弥生。
あー。くそー。出たかったな。二人の結婚式。
桜への愛おしさ。
あの日の後悔。
そして、ずっと抑えこんできた本当の気持ち。
いろんな感情がごちゃ混ぜになって、気づけば弥生は声を上げて泣いていました。
弥生(ごめん、桜。太郎と結婚していなくてごめんね)
結末
桜のテープのおかげで、弥生は再び前を向くことができました。
すっと視界が晴れたかのように、もう迷いはありません。
ラストシーンは、桜の墓前。
太郎がいて、弥生がいて、そして桜がいる。
過ぎ去ってしまった青春が、つい昨日のことのように思い出されます。
弥生は桜に語りかけるように、これからの未来に思いを馳せました。
※以下、小説から一部抜粋
◆
ずっと片思いしてたのは、お互い一緒。
桜はとっくに祝福してくれていたのに、何から逃げていたんだろう。
だから、わたしはわたしを許す。
すっかりおじさんとおばさんになったけど、いつか桜に再会するときは、二人で手を取り合って向かいたい。
やっと会えたね。
ただ、その言葉を聞きたくて。
話したいこと、たくさんあるの。
でも全部、見てたかな?
あのとき、どう思った?
ねえ、桜。
<完>
はっきりとは描かれていませんでしたが、
『これから太郎と弥生は一緒に生きていく(結婚する)』
と解釈できる結末でした。
ハッピーエンドですね。
ちなみにこのあと、エピローグとして桜からのメッセージの続きがあるのですが、(いい意味で)ありふれた祝福の言葉だったので割愛します。
感想
正直、これはひどいな、と思いました。
もともと映像ありきの作品(映画のノベライズ)という点を差し引いても、フォローできません。
あらすじや予告編からはおもしろい作品の雰囲気が漂っていただけに、よけいにガッカリしました。
なにがそんなに残念だったのかというと……
不満だったこと
もうね、ぜんぜん泣けないんですよ。
「号泣必至の感動作!」みたいな売り文句の作品にもかかわらず、一滴の涙も出ないどころか、あくび以外では目がじわりと湿ることすらありませんでした。
「ほら、ここ泣けるでしょ? エモいでしょ?」
という作者(監督)の意図はひしひしと感じたのですが、それがあまりにもあからさますぎて逆効果になっているように思いました。
「エモい」の押し売りというか、「エモい」を目指して全力を出した結果空回りしているというか……。
本来この手の感動作は、登場人物への感情移入や共感が涙を誘うのだと思います。
その点、『弥生、三月』は共感ゼロでした。
まっっったく感情移入できませんでしたし、なんなら「こいつなに考えてんの?」とすら思ってました。
では、ここであらためて物語をふりかえってみましょう。
《太郎》
- 弥生が好きなのに別の女を妊娠させる
- しかたなく結婚するも、妻への愛情は弥生以下
- 夫がいる弥生を抱き、あわよくば自分のものにしようとする
《弥生》
- 夫がいるのに太郎への気持ちを断ち切れず会いにいく
- 太郎の求めに応じて一線を越える
- 「桜、ごめんね」とか心の中で思う
いや、クズですやん。
百歩譲って、あくまで物語なんだし浮気だの不倫だのはよしとしましょう。
人間、きれいごとばかりじゃないものです。
でも、だとしても、自分のことをピュアっぽく思ってるのが無理!
いっそ『昼顔』みたいな物語なら共感もできようというものですが、『弥生、三月』の雰囲気は完全に純愛系です。
作品の方向性と登場人物のやってることが絶望的にズレてるんですね。
「いや、さっきまでクズだったやつらが急に純愛っぽいことしだしてもさ……」
と思うばかりで、ちっとも共感なんてできませんでしたし、当たり前ですが涙も出ませんでした。
《まとめ》
- エモくしようとして失敗してる
- 人物も物語もぺらっぺら
- 感動ゼロというかマイナス
- 予告編詐欺
少なくても小説版『弥生、三月』は読まなくていいです。
他の記事を見ればわかることですが、わたし、基本的にちょろいのでだいたいの作品は褒めています。
こんなに辛口な感想を書いたのは本当に久しぶりです。
この事実からも、いかにわたしがガッカリしたか伝われば、と思います……。
よかったこと
基本的にないです。
目次の時点で感想が不満しかないとネタバレしないために、この項目を作りました。
それでもあえてポジティブなことを書くとすれば「映像ではまた印象が違うだろう」ということです。
わたしは原作小説(ノベライズ)をもとに感想を書いているので、ただ単に小説という媒体が絶望的に合っていなかっただけ、という可能性はあります。
もし、あなたが映画『弥生、三月』をすでに見ていて
「いやいや、おもしろかったよ!」
と思ったのであれば、ぜひコメントで感想を教えてください。
まとめ
今回は映画『弥生、三月 君を愛した30年』のネタバレと感想をお届けしました。
では、最後にまとめです。
- 紆余曲折あってすれ違いまくる太郎と弥生
- 結末はハッピーエンド
- 個人的にはおすすめしない
映画は2020年3月20日公開!(でした)
見られた方は、ぜひ感想を教えてください。
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- 『君に届け』
- 『NANA-ナナ-』
劇場で見ました。確かに演出で(?)と思うこと
思ったより泣けませんでした。1つジーンときたのは高校生のあゆむとサンタがサッカーをしながら心が通じ合うシーン。
この作品、波瑠さんが苦しい恋愛経験のある年配の方に見て欲しいと言うくらいですから、それなりに経験のある方にしか共感は持てないのでは?と思いました。ただの純愛ラブストーリーではないです。因みに自分は共感できるシーンが多々ありました。人の主観ってそれぞれなので一概にはダメとは言えないですね。先ずは劇場で観て欲しいです。
よかったです。
共感できる場面がたくさんありました。
あの頃に戻れたら、と考えさせられる切ない映画です。
これ、原作ではないですよ。
映画を元に書いた小説です。原作は遊川さんです。
映画は観ました。
演出が独特な部分はありますが
全体的には良かったです。
予告で内容は予想つく部分もありますが、俳優さんたちの演技もよく、泣けます。
こちらの解説を読んで、つくづく小説を先に読まなくて良かったと思いました。
最初から、ただのネタバレ小説をなんでみなさんが先に読んでるのか不思議でした。
登場人物の気持ちの解釈も、この小説の作者の感想でしかありません。
私は主人公達と同じ50ですが、とても良かったですよ。共感部分も多々ありましたし。
携帯がない時代からスマホになるまでの移り変わりも、懐かしく見てました。 自分に重ねて見てる人もいるのでは?
お互いの長年の気持ちが我慢できなくなった あの描写は なんとなく分かる気がしました。 感情移入できるかできないかは 学生時代に同じ経験があるかないかではないでしょうか。
二人の腐り方もすごかったし、連絡とらないってのもよく分かります。泣くことはなかったですが『あー良かった』って見終わりました。色々あっての50歳です。二人もう一度これからって思いました。
最後の歌は ちょっと『ん?』っては思いましたが(笑)
今、見てきました。
ぴぃさんがおっしゃるように学生時代に同じk体験をしたかどうかで感情移入できるかでしょう、私はこの弥生3月と平場の月を足した経験で今もずっと引きずっています。
やってること、やったことは本当は無茶苦茶なのですがこんな人生も本当にあるのが現実です。
しかし、よくこんな話つくりましたねけっこうズバリ重なることありますあります。。
50代後半の泣き虫男子です。
泣きはしませんでしたが。
自分の思い通りにならないのが人生、恋愛と結婚は違う。
素直になることがどんなに大切かなど共感しました。
携帯があれば今とは違った人生を送っていたのでは、など誰もが思うことではないでしょうか。ホームのシーンは私は好きです。大人の関係を求めあう二人の想いがほとばしっていて、逆に綺麗です。不倫描写とか全然思いませんでした。