今回注目する映画は「22年目の告白―私が殺人犯です―」
藤原竜也さんと伊藤英明さんがW主演するということで話題のサスペンスミステリーですね。
この映画の原作は韓国で、2012年には「殺人の告白」というタイトルで映画化もされているんですよ。
というわけで、さっそくDVDをレンタルして見てみました!
普段は全然韓国映画を見ない私ですが…なにこれめちゃくちゃ面白い!
特に終盤の種明かしシーンでは思わず「なるほど!そうだったのか!」とうなってしまいました!
映画「22年目の告白」では設定が日本風にアレンジされるという事ですが、このストーリー展開ならきっと話題になること間違いなし!
今回はそんな注目映画「22年目の告白」のネタバレとして、韓国映画「殺人の告白」のストーリーをネタバレしていきたいと思います!
映画「殺人の告白」のネタバレ!
※以下、ネタバレを含むので注意!
15年前、女性ばかりを狙った連続殺人事件が起こった。
担当刑事のチェ(伊藤英明)は犯人をあと一歩まで追い詰めるものの取り逃がし、事件は未解決のまま時効が成立。
この事件の最後の被害者はチェの恋人、チョン・スヨンだった…。
時効成立から2年後、事件の犯人を名乗る男イ・ドゥソク(藤原竜也)が自叙伝を出版する。
本のタイトルは「私が殺人犯だ」
イの容姿の美しさも相まって、本は瞬く間にベストセラーになる。
一方、その裏で密かにイ・ドゥソクの命を狙っているグループがいた。
かつての連続事件の遺族たちだ。
遺族たちは計画を立ててイ・ドゥソクを拉致することに成功。
しかし、復讐を果たす前にチェ刑事によってイ・ドゥソクを連れ去られてしまう。
チェ刑事は何もせずにイ・ドゥソクを解放した。
イ・ドゥソクの自叙伝はもはや社会現象になっていた。
熱心なファンも多い。
そこで、テレビ局はイ・ドゥソクとチェ刑事が出席する生放送の討論番組を企画する。
そして、本番。
視聴者から意見を募っていたところ、Jと名乗る人物から衝撃的な電話が入った。
「イ・ドゥソクは偽物だ。私が真犯人だ」
後日、Jからはかつてチェ刑事を刺したナイフと、スヨンを手にかける寸前の映像が納められたビデオテープが送られてきた。
Jには凶器のナイフとビデオテープがある。
しかし、イ・ドゥソクが偽物なら、どうして犯人しか知りえないような詳細な自叙伝が書けたのか?
真犯人がどちらなのかはわからない…。
一方、偽物だと疑われ始めたイ・ドゥソクは会見を開く。
「本で得た利益約21億円を全額遺族に寄付します」
イ・ドゥソクの目的が金でないなら、やはり罪の意識から出版した真犯人なのか?
誰もがそう思ったその時、会見中に「J」の生放送が始まった。
J「どちらが本物の犯人なのかはっきりさせよう。チェ刑事と一緒に討論番組に出演しろ」
こうして、イ・ドゥソク、J、チェ刑事の3者討論番組が企画された。
番組の陰には、機会をうかがう遺族たちも潜んでいる。
そして本番が始まった。
Jは自らが犯人である証拠としてスヨンを埋めた場所を掘り起こさせる。
窮地に陥るイ・ドゥソク。
そして、イ・ドゥソクは言った。
「私は連続事件の犯人ではありません」
まさかの展開に!
※以下、物語の最重要ネタバレを含みます。
イ・ドゥソクは犯人ではなかった!
しかし、それならどうしてあれほど詳細な自叙伝が書けたのか?
チェ刑事「それは私が書いたからだ」
続けてチェ刑事は説明する。
チェ刑事「イ・ドゥソクの本名はチョン・ヒョンシク。最初の被害者は彼の母親だった」
ヒョンシクは事件が時効を迎えた年に亡くなっていたはずだったが、顔を別人レベルまで整形してイ・ドゥソクとして生まれ変わっていたのだった。
チェ刑事「お前は目立ちたがり屋だからな。ありがとう、エサに食いついてくれて」
最初からイ・ドゥソクとチェ刑事は仲間だった。
全ては真犯人Jを引きずり出すための罠。
本の出版から始まったすべては2人が築き上げてきた芝居だったのだ!
J「しかし、もう時効は成立している。なぜこんなことを?」
チェ「スヨンの安否が知りたかった…。あるいは、埋められている場所だけでも…」
「そしてもう1つ」チェ刑事はJが送ってきたスヨンの最後の映像を見せながら告げる。
チェ「これを見ろ。1992年12月19日午前零時を告げる音が入っている。そして今は2007年12月18日午後11時46分」
チェ「最後の被害者スヨンの事件だけは、時効がまだ14分残っている!」
銃を取り出し銃口をJに定めるチェ刑事。
しかし、Jはどこまでもチェ刑事を挑発する。
J「あの女は俺の子供を妊娠していた。排卵日は避けていたはずなんだがな」
J「あの女は子供ができれば助かると思ったらしい。だが、あいにく俺はガキが大嫌いだ」
バンッ!!
チェ刑事は怒り心頭で銃を撃つが、周りに押さえられて銃弾は外れてしまう。
その間にJはテレビ局から逃走。
ヒョンシクや遺族らがJを止めようとするが、Jは強くついにバイクを奪って逃走してしまう。
これを追うのはもちろんチェ刑事。
1対1だ。
激しいカーチェイスと殴り合いの末、最後に勝ったのはチェ刑事だった。
警察が追いつき、Jは逮捕される。
その時、遺族の代表であるスヨンの母が毒をJに刺そうとするが、チェ刑事がそれを止める。
そして…
J「…え?」
チェ刑事はその毒を自らの手でJに突き刺した。
こうして、凶悪犯・Jの悪運もついに尽きたのだった。
あれから5年後。
チェ刑事が刑務所から出所する日が来た。
出口に待ち受けていたのはスヨンの母、ヒョンシク、そして遺族たち。
スヨンの母は、スヨンが最後のクリスマスにチェ刑事に送ろうとしていた時計を手渡す。
『スヨンの夫 チェ・ヒョング』
こうして、彼らの復讐は終わった。
<完>
※追記:日本版の映画「22年目の告白」を観てきました!日本版のあらすじ・ネタバレはコチラで確認できます。
関連記事:映画「22年目の告白」のネタバレ感想!原作映画との違いは?
まとめ
以上、映画「22年目の告白」の原作を韓国で映画化した作品「殺人の告白」のネタバレでした。
詳細な展開は変更されると思ったので結構省略していますが、序盤のイ・ドゥソクの妖しさや手に汗握る終盤の展開はかなり秀逸!
韓国版の映画も見て損はないと思いますよ。
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